日にち薬

瀬戸内寂聴さんの言葉をタイトルにいただきました。
以前は「デルタ」をメインテーマに。今後は・・?

SNSって何?

2006-05-10 22:37:55 | いろ色
 以前、「mixi」に誘われたことがあった。メールまでもらって結局やっていないが、当時は対象者限定のブログ、というイメージだった。

 でも、最近、なんか勘違いだったのかなと思うようになってきている。



むろらんSNS
とまとも

(ぜんぜん遠いが)
ごろっとやっちろ


 地域SNSと呼ばれる形態のSNSらしい。

 私がブログを始めたのは、自分と同じ趣味と言える人たちと情報交換したいという思いからだった。極めて趣味的なローカルな人々を対象にしている。


 インターネットそのものは世界中とつながっているが、ネットを始めたら世界中の人々と友だちになれるわけではない
(平成の一ケタのころは「世界中とつながる」という文句がごろごろ流れてた気がするが)

 出会い系サイトなんかは典型のような気がするが、最終的に人間は親しくなろうと思ったら直接会いたくなるものではないだろうか。直接話してみなければ、ネット上でいくら親しくなっても、人間のつながりとしては希薄ではないだろうか。


 人間のつながりという点において、ネットのいいところは、自分の都合で、不特定多数の人とその希薄な関係を構築できることだろうと思う。

 でも、決して親しくなるための道具ではないと思う。
 ”知り合い”にはなれても”友人”と呼べるだろうか。
 仕事の話などを相談することがあっても、リスクを共有できる仲間にはなれないのではないだろうか。

 2ちゃんねるに代表されるように、自分が自分ではないような状態で、相手が相手じゃないような状態の人とコミューンを形成する。
 ブログだって、同じようなもんでしょう。個人情報を隠している以上、見知らぬネット上の相手に興味を持っても、ネット上で親しくなれても、顔を合わせて親しくなるにはそれ相応の時間や手間が必要でしょう。

 手間や時間をかける段階で、ネットの手軽さというメリットはなくなる。


 地域SNSは、そういったネット上の希薄な人間のつながりを、地域の情報を知っている人間、知りたがっている人間、というフィルターをかけることで少しでも濃くしようとする試みだと思う。

 どこも試行錯誤しているようだが、私はこの地域SNSという考えと試みには賛同できる点が多いと思うし、まかり間違って成功すれば、下手なチラシや新聞記事などよりも情報提供力や集客力が高くなる可能性を秘めていると思う。
 地域の情報を知りたがっている人は多いし、意外に何年も暮らしていても知らないことも多いと思う。

 上記の「ごろっとやっちろ」なんかは、今走った消防車はどこの火事を消火に行きました、なんて流しているそうだが・・・(ほんとか?)
 殆どのSNSは地図機能を持っているから、タイムリーに場所の表示もできるのかもしれない。


 まかり間違って成功するために絶対必要な条件が、そのローカルな人々の賛同と情報提供なんだが、それが一番の問題だなー。

 ネットの魅力は、相手がわからないのと同様、自分のことも知られない、ということと思う。
 情報提供により、自分を特定される、と感じたら提供者って減るんじゃないだろうか?実際に提供したって特定されることなんてあまりないと思うが・・・。よっぽど変な情報をへんな提供の仕方でしない限り。


 SNSって何?ってタイトルだったな。
 で、ほんとになんだろうね?
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