以前、こんな相関図を書いた。
私たち ⇔ 設 計 会 社
↓↑ ↓↑ ↓↑
ス ポ ン サー ⇔ 建築会社A
↑↓ ↑↓
設 備 会 社
この相関図が劇的に変化をした。
私たち
↓↑
設計会社
↓↑
設備会社⇔建築会社S
↑↓
スポンサー
とまあ、こんなかんじ。
以前のように複雑怪奇な情報の流れが、「設備会社」を中心にして回るようになった。なんと「私たち」が支払う設計会社への報酬の額にまで言及して調整しているという。
この「設備会社」が彼女にとっての「叔父」であり、スポンサーの兄弟である。
着工が来週に決まった。地鎮祭も行うという。
地鎮祭には行くつもりのなかった私だが、「住む人間が居なくて地鎮祭ができるか!」と一喝され、私のスケジュールに合わせた地鎮祭となった。向こうとしては火曜日にやりたかったそうだが、火曜日は私はホントウに無理!
情報の流れが一元化されたことで、自分たちの希望を言う相手も明確になり、それが設計上で可能なのか無理なのか、予算上で可能なのか無理なのか、はっきりするようになった。
私としては建設会社Aから建設会社Sに移ったのが痛いところではあるが、発言権はないのでやむを得ない。
ただ、設計会社に依頼時に渡した要望書を設備会社(叔父)が読んだらしく、その要望書はできる限り叶えたいと気合を入れていくれているそう。
だって、その要望書は自分でも「やりすぎ?」と思うほど彼女に配慮した内容だったからだ。
・体重移動ができない歩き方のため、足のかかとが爪のように硬くなり、そして形は積み木のように角ばっている。普通の人の丸いかかとではない。よって、足に負担のかからない柔らかい床材にしてほしい。
・一方で化学物質過敏症のようなアレルギーを持っているため、生木が望ましい。
・壁材も自然の素材を、できれば珪藻土にしたい。
・身体的にも性格的にも引きこもりになりがちなので、来客を呼べるような造りにしたい。とりわけ本人の趣味を生かし、自宅ショップを営めるようなフリースペースを1Fに用意してほしい。
↑この要望のせいで私のスペースが1Fには2畳程度しか用意できなくなってしまい、2Fを作ることになった。
・将来的な歩行困難時に備え、車いすを想定した造りにしてほしい。できれば部屋だけでなく廊下やトイレでも車イスでの反転が可能な幅を用意してほしい。
↑この要望を満たしたため、ドアが既製品よりも大きな造りとなってしまい、事実上の特注品でコストアップ。
・将来、血液透析になった際に自宅で透析が可能なように、彼女の部屋に給排水設備を準備してほしい。あわせて、それらの機材を部屋に保管できるだけのスペースと強度を設けてほしい。
↑だんだん現実的になってきたんだよなあ…。
細かい要望では
・コンセントは床から80センチの高さの位置に。一つの部屋に4ヶ所以上。できれば4面の壁それぞれに1個以上が望ましい。
・玄関スロープから下駄箱前まで段差をなくす。
・ドアはすべて引き戸に。
・2Fへの階段を緩やかに。昇降機を設置できるよう壁には強度を持たせてほしい。
・台所から裏口玄関に行けるようにしてほしい。ただ、防寒対策もしっかり。
こんな感じ。このほかにもいろいろ要望したんだけどねー。
もともと建築会社Aの設計で建てる予定だった。
ちょうどそのころ建築会社Aが手掛けていた新築物件を見学させてもらった。
そのご家族には寝たきりのお母さんがいるという。建て主が介護を行うそうだが、建築会社Aは手すりがあれば良し、としていた節があり、当時の私たちは車いすを自宅内で使えない状況に不満を覚えた。
廊下を広くできる?と聞いても、部屋で反転して廊下に入ればいい、という回答だった。今思えば、既製品サイズにあわせた家にしたかったんだろうな、と思う。建築会社が楽に儲けられるもんね。
結局、家を設計会社に頼んだ一番の理由は、建設会社の設計が押しつけの障害者対応住宅だったような気がしたため。
彼女も私もどうせ建てるなら、いくつもの障害のパターンに対応できる家にしようよ、というものだった。
設計会社ののれんをくぐったとき、一番先に要望したのが腹膜透析の専用の薬剤を保管する保管庫、その保管庫に屋外から直接出入りできるドアを作ることだった。
その要望を元に図面が作られ、その図面をもとに上記の要望を加えてもらったのが、今回作る家の基本になっている。
いずれにせよ、これから作られる家は、玄関・裏玄関・薬剤搬入出兼訪問客用ドアの3つの出入り口があるというとても変わった作りになっているのだ。そして廊下がだだっ広い。
飾り気も何もないシンプルな作りになるだろうが、彼女にとっては利用しやすい住まいとなるはずだ。
私の部屋はコストダウンのため、本当に床と壁と屋根しかない。建てつけの家具は「諦めてくれ」だった。
いいよ、自分で作ってやる!という気持ちがいっぱいだから。
DIYで1年ぐらいかけて、がっちり作ってやるんだ。
要望したものの中に、ドアホンもあったが、これもカットされた。彼女も私も居間よりも自室にいる時間のほうが長いはずなので、ドアホンを自室に設置しないと宅配便が来ても分からないはず。
しょうがないので自分で設置するしかないようだ。Panasonicにドアホン機能も備えた電話などがあるのでそういうのを購入しようと思う。
ついでなんで、WindowsHomeSaverを立ち上げ、ドアホンとWebカメラを介して自宅周りの24時間360度監視を実現・・・・。
本当にできんのか?
私たち ⇔ 設 計 会 社
↓↑ ↓↑ ↓↑
ス ポ ン サー ⇔ 建築会社A
↑↓ ↑↓
設 備 会 社
この相関図が劇的に変化をした。
私たち
↓↑
設計会社
↓↑
設備会社⇔建築会社S
↑↓
スポンサー
とまあ、こんなかんじ。
以前のように複雑怪奇な情報の流れが、「設備会社」を中心にして回るようになった。なんと「私たち」が支払う設計会社への報酬の額にまで言及して調整しているという。
この「設備会社」が彼女にとっての「叔父」であり、スポンサーの兄弟である。
着工が来週に決まった。地鎮祭も行うという。
地鎮祭には行くつもりのなかった私だが、「住む人間が居なくて地鎮祭ができるか!」と一喝され、私のスケジュールに合わせた地鎮祭となった。向こうとしては火曜日にやりたかったそうだが、火曜日は私はホントウに無理!
情報の流れが一元化されたことで、自分たちの希望を言う相手も明確になり、それが設計上で可能なのか無理なのか、予算上で可能なのか無理なのか、はっきりするようになった。
私としては建設会社Aから建設会社Sに移ったのが痛いところではあるが、発言権はないのでやむを得ない。
ただ、設計会社に依頼時に渡した要望書を設備会社(叔父)が読んだらしく、その要望書はできる限り叶えたいと気合を入れていくれているそう。
だって、その要望書は自分でも「やりすぎ?」と思うほど彼女に配慮した内容だったからだ。
・体重移動ができない歩き方のため、足のかかとが爪のように硬くなり、そして形は積み木のように角ばっている。普通の人の丸いかかとではない。よって、足に負担のかからない柔らかい床材にしてほしい。
・一方で化学物質過敏症のようなアレルギーを持っているため、生木が望ましい。
・壁材も自然の素材を、できれば珪藻土にしたい。
・身体的にも性格的にも引きこもりになりがちなので、来客を呼べるような造りにしたい。とりわけ本人の趣味を生かし、自宅ショップを営めるようなフリースペースを1Fに用意してほしい。
↑この要望のせいで私のスペースが1Fには2畳程度しか用意できなくなってしまい、2Fを作ることになった。
・将来的な歩行困難時に備え、車いすを想定した造りにしてほしい。できれば部屋だけでなく廊下やトイレでも車イスでの反転が可能な幅を用意してほしい。
↑この要望を満たしたため、ドアが既製品よりも大きな造りとなってしまい、事実上の特注品でコストアップ。
・将来、血液透析になった際に自宅で透析が可能なように、彼女の部屋に給排水設備を準備してほしい。あわせて、それらの機材を部屋に保管できるだけのスペースと強度を設けてほしい。
↑だんだん現実的になってきたんだよなあ…。
細かい要望では
・コンセントは床から80センチの高さの位置に。一つの部屋に4ヶ所以上。できれば4面の壁それぞれに1個以上が望ましい。
・玄関スロープから下駄箱前まで段差をなくす。
・ドアはすべて引き戸に。
・2Fへの階段を緩やかに。昇降機を設置できるよう壁には強度を持たせてほしい。
・台所から裏口玄関に行けるようにしてほしい。ただ、防寒対策もしっかり。
こんな感じ。このほかにもいろいろ要望したんだけどねー。
もともと建築会社Aの設計で建てる予定だった。
ちょうどそのころ建築会社Aが手掛けていた新築物件を見学させてもらった。
そのご家族には寝たきりのお母さんがいるという。建て主が介護を行うそうだが、建築会社Aは手すりがあれば良し、としていた節があり、当時の私たちは車いすを自宅内で使えない状況に不満を覚えた。
廊下を広くできる?と聞いても、部屋で反転して廊下に入ればいい、という回答だった。今思えば、既製品サイズにあわせた家にしたかったんだろうな、と思う。建築会社が楽に儲けられるもんね。
結局、家を設計会社に頼んだ一番の理由は、建設会社の設計が押しつけの障害者対応住宅だったような気がしたため。
彼女も私もどうせ建てるなら、いくつもの障害のパターンに対応できる家にしようよ、というものだった。
設計会社ののれんをくぐったとき、一番先に要望したのが腹膜透析の専用の薬剤を保管する保管庫、その保管庫に屋外から直接出入りできるドアを作ることだった。
その要望を元に図面が作られ、その図面をもとに上記の要望を加えてもらったのが、今回作る家の基本になっている。
いずれにせよ、これから作られる家は、玄関・裏玄関・薬剤搬入出兼訪問客用ドアの3つの出入り口があるというとても変わった作りになっているのだ。そして廊下がだだっ広い。
飾り気も何もないシンプルな作りになるだろうが、彼女にとっては利用しやすい住まいとなるはずだ。
私の部屋はコストダウンのため、本当に床と壁と屋根しかない。建てつけの家具は「諦めてくれ」だった。
いいよ、自分で作ってやる!という気持ちがいっぱいだから。
DIYで1年ぐらいかけて、がっちり作ってやるんだ。
要望したものの中に、ドアホンもあったが、これもカットされた。彼女も私も居間よりも自室にいる時間のほうが長いはずなので、ドアホンを自室に設置しないと宅配便が来ても分からないはず。
しょうがないので自分で設置するしかないようだ。Panasonicにドアホン機能も備えた電話などがあるのでそういうのを購入しようと思う。
ついでなんで、WindowsHomeSaverを立ち上げ、ドアホンとWebカメラを介して自宅周りの24時間360度監視を実現・・・・。
本当にできんのか?
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます