ここ数年、年末年始は何故かフネ観に映画館行っていますね。今回は「聯合艦隊(連合艦隊)司令長官 山本五十六」でございます。
(C)山本五十六製作委員会
戦争映画と、人は眉をひそめるかもしれませんが、別に右翼でも、戦争肯定派でもありません。
昔から、ノンフィクションが好きだったことと、祖父が戦前~戦後と警察官で、かつてソビエトに捕虜となり、シベリアで強制労働をさせられた経歴があるせいか、特に近代史に興味があるのです。
さてこの映画、どのような視点で見るかによって評価が分かれるでしょう。ただの戦争映画と思う人は、それだけで低評価でしょうし、配役やCGの出来が云々言う人もいるでしょう。
私が思うに、映像の出来の評価や、戦争マニアの映画という偏見を捨てて、多くの人に観てもらい、何故太平洋戦争が起きたのか、現代社会はあの戦争から得られた教訓を活かしているのか、など考えていただきたい。特に政治家や、高級官僚には。
私の場合中学時代より、いくつか太平洋戦争に関する書籍やら番組やらを拝見しているので、おおよその事情は知っています。そのような方であれば、この映画で軽くしか触れられていないところも見えてきますが、知識のない方が見ると、「山本五十六」という人物をただ良く見せようとしているだけ、というように思うかもしれません。
山本五十六という人物がどのような方であったかなんて、この際どうでも良いのです。楽観的予測による計画が結果どうなってしまうのか。今の政治に通じるところがあると思います。
元々勝ち目のない戦争だったのはわかりきっていたはず。たまたま日露戦争に負けなかった(当時のロシアの状況が、日本に有利となっただけであって、勝ったわけではない。)のを、勘違いしていたところも、多くの判断ミスにつながった要因でしょう。
今や借金大国の日本。本当にこの国の将来を考えて、政治が行われているのだろうか?その場しのぎの時間稼ぎでは、もうダメなところへ来ているはず。
過去の失敗から学び一刻も早くこの国を立て直すために、皆が動かなければならない。もう残された時間は多くはないのだと、感じ取ってもらいたいものです。
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