(C)2015 杉原千畝 スギハラチウネ 制作委員会
この時期は大抵映画を観に行ってきますが、今回はこれ、杉原千畝。歴史上では有名人ですね。
私の場合、朝一番に行って早朝割りで観てきます。そんなわけで8:40頃に何時ものユナイテッドシネマへ。
こんな時間でも結構受付で待っている人がいました。若い人も多かったです。が、今回の10番スクリーンはあまり大きなところでは無いわけですが、観客の年齢層が高いのなんの。
さてさて、内容を簡単に言うと、第2次世界大戦の影響で行き場を失ったユダヤ人を救うため、外交官である杉原千畝氏が日本のビザを独断で発給し、多くのユダヤ人を救ったというお話。
第2次世界大戦とユダヤ人と言えば、ナチス・ドイツによる強制収容・大量虐殺を思い浮かべる方が多いと思います。
ユダヤの人々はこの当時帰るべき国も無く、住んでいた国をドイツやソビエトの侵略により行き場を失い、逃亡するにも当て場が無い状況だったのです。
今では国同士の戦争はそう簡単には起こりませんが、紛争と呼ばれる戦闘は各地で起きています。
結局それによって一番被害を受けるのは力を持たない一般市民です。状況は当時とは同じとは言えませんが現代にも通じるものがあります。
確かにこの映画は史実を元にしたフィクションも含まれるでしょう。他国の中には美化しすぎだとか、日本を正当化しているとかいう方もいるかもしれません。
でも、観てほしいところはそこでは無いと思います。戦争とは何か、という事をよく考えながら観てほしい映画だと思います。
私の世代はかろうじて身内に戦争経験者がいて当時の話を肉声で聴く事が出来ましたが、今の若い世代はそのような経験も無い方が増えています。
だからこそ、このような映画を若い世代に積極的に観てほしいと思っています。
決して派手なシーンも、ロマンスも無いかもしれませんが、とてもいろいろなことを考えさせられる、良い映画です。是非お近くの映画館に足を運んでご覧いただきたいと思います。
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