ことしも、どうぞよろしくお願いいたします!
年末からお正月にかけて、いつもの行事は家族とともにしているのだけれど、あまり実感のないワタクシです。
初冬のころに用意したのが、いままでのクオバディス的なものではなく旧暦手帳だからなのか(畑の野菜や植物との息の合わせかたによいかなと思って)、日々サンスクリットで書かれたものに触れているためなのか(インドの暦もまた独特)、「さぁ、新年ですよ❗」というのが、ピンとこないような年明けです。
人とのやりとりに不都合が生じないよう、西暦で予定は組むし、話しもするけれど、この10年くらい、体感的には、なんとなくズレが生じているような、ちょっと違うリズムで世界を眺めているような。
ちいさな畑で土に触れるようになってからはなおのこと、中でも去年は、特にそれを実感した年でした。
まるで“コロナの年”となったかのような2020年。
当初の足元が揺らぐような不安と緊張感に、むしろ頭が冴えるというか、感覚が鋭敏になって、たくさんのことを考え、思い出し、観察し、予定を変更し、必要と思われるちいさなことをいろいろとしていました。
そのうち、それが日常となり、積み重なっていった1年。
コロナ眼鏡を通してみる世界には、美しさも、尊さも、光も、矛盾も、限界も、ムリも、無茶も、溢れているように見えます。
その世界のなかにいる私自身は、どうなのか。
私には何ができる?
何をしないでおく?
私はどうありたい?
いくつか、止めたことがあります。
いくつか、続けたことがあります。
いくつか、新たに始めたことがあります。
大切にしたいことは、変わらず大切で、変わらず大切にしています。
いくつかのことが、より明確になりました。
コロナによる辛い方面の影響は、私のところにも押し寄せてきています。
困り事や厳しい話が何もない、わけではないけれど、それでもこうして日々、生きていられる。
生きているだけではなく、多くの学びのチャンスにめぐまれて、割りと落ち着いていられる。
ありがたいことだなと思います。
自然のめぐりのなかにいること、人との関わりのなかで暮らしていること。
いつもしてもらってばかりで、感謝が追いつかないくらい。
私には、何ができているのかな。せめて感謝に追いつきたいな。
去年は、浜ヨガを毎週開催できたのも、私にとって、ラッキーなことでした。
暑い日も、ちょっとしんどい日も、眠たいような日もあるけれど、どんなときでも、海へと続く坂道を走り出したとたん、ふわっと体が気持ちが浮きあがる。
波打ち際で、やぁやぁと顔を合わせ、呼吸を調え始めると、すべてはall right になっていく。
海と、空と、人と、ヨガ。
素晴らしい贈りものを私は毎週、受けとらせてもらうことになりました。
ありがとうございます。
季節の移り変わりを映すように、空と海の色は変化し、太陽は刻々と軌道を変え、夕暮れに融けていく西の海も左へ左へ(南へ)と移動する。毎週、大きなめぐりを体感できたのも、私には嬉しいギフトでした。
……ほら、ここでも、もらってばかり。
いろんなことを乗っけた365日、ありがとうございました。
新しい1日1日も、どうぞよろしくお願いします。
ともに、しあわせであれますように。
ともに、歩いていけますように。
ともに、めぐりあえますように。
溢れる感謝とともに。
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