本屋に久しぶりに行くと
待ちわびていた本の続きがでてました。
三島屋変調百物語伍之続 あやかし草子
宮部みゆき
角川文庫
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/d8/a89bebdca02a49ebe0ebf054b287f40d.jpg?1594875401)
「もうシリーズも五冊目かぁ~」と
感慨深いです。
映画とかドラマとか怖い話は苦手なのですが
宮部みゆきさんの本で時代物なら読めるんです。
現代ものの怖い話だと
自分の身近で起こりそうで思い出しては
眠れなくなりそうで、手は出ませんが
江戸時代の怪談話と妖怪は好きなんです。
今回も袋物屋の三島屋の〈黒白の間〉で
語り手が語る不思議な話や
ちょっと背筋が寒くなる話を
三島屋の主人・伊兵衛の姪である、
おちかとともに聞いているような
気分になります。
どんな事が語られているかは
ココでは書けません。
なぜかといえば、三島屋の百物語は
一度に一人の語り手しか招かず
黒白の間からはきいた話を
けっして外には出さない、
小説の文章を引用しますと
「語って語り捨て、聞いて聞き捨て」なのです。
人の業の深さのせいか、
ちょっとした気の緩みか
なんでこんなに悲しい出来事がまき起こるのか
宮部みゆきさんの小説を読み終わると
自分の居ずまいを正したくなります。
三島屋シリーズを読んだことがない方は
ぜひ最初の《おそろし》を読んでいただければ
おちかがなぜ、三島屋の黒白の間で
百物語を聞くようになったかがわかりますよ📚️
三島屋の百物語もまだ27話目
まだ先があるかと思うと楽しみです✨