2015年に精神疾患で入院したときに書いていた短歌、のようなものです。
入院中あるひとに恋して、何せ時間だけはあったので
怒涛のように短期間で詠みまくって、iPhoneのメモ帳に書き綴ってました。
それをここに移そうと思います。気が向いた時に20首づつぐらいかな。
推敲もしていないし、短歌の作法も知らないし、
内容が重複していたり、陳腐にすぎたりするけど
そのままブログ記事にします。
番号も当時つけたままです。
①
午後の陽に顔みし最期もあっけなく
何も言えずに固まっていた
②
四十路ゆえ 恋に怖気し吾がいる
十歳(ととせ)違いの背なの高さに
③
どっちだよヒトは勝手なことを云う
歳の話は煩わしきこと
④
世事に飽き
ひとりで居たいと独りごち
まだ若いのにと言うヒトありて
⑤
何時迄も若くはないとヒトが云い
私はじめて驚いている
⑥
彼の曲を聴きながら歌詞つけている
その健やかさ少し疲れる
⑦
気遣って笑い泣き怒り抱き合って
互いの狡さ擦り寄せあって
⑧
物干に手持ち無沙汰な青のシャツ
黄色の帽子と並んでいたり
⑨
わたしね、と
語ることない唇は
未だ少女の色をしていて
⑩
好奇心か恋愛かわからない
見ているとただ気持ちが和む
1-①
本当は見ていたいだけかも知れず
君の若さと強いinnocent
1-②
君はもう充分強く見えるのに
君の弱さを探しているのは
1-③
わめき声 常とはいえど喧しい
ケダモノじみたinnocenceもあり
1-④
友と恋 はっきり区別がある歳を
既に過ぎたり不可解なれど
1-⑤
ひと寄りて 少しの嘘を吐きながら
音に紛らせ書き続けている
1-⑥
静か穏やかと云われ言われして
ここではそうねと付け足す私
1-⑦
他のものと
くっきり違って見えている
この花の名は何というのか
1-⑧
また会う事もあればいいなと
滑稽な
私いまだに人を想うか
1-⑨
Eelsの〝Hospital food〝が加速して
iPhoneに書く もの狂いかも
1-⑩
この恋の行方までをも見てみたい
唯のegoだとわかっていても