日々感じたこと

大英博物館の裏側にある謎解き

今日の本
タイトル:コンサバター 1 大英博物館の天才修復士
著:一色さゆり

コンサバター 1 大英博物館の天才修復士

大英博物館のコレクションを管理する修復士、ケント・スギモトのもとには、動かない和時計、札束が詰めこまれたミイラの木棺など

honto

 


文化財の修復という仕事をメインに取り上げたミステリー作品です。主人公で、口癖が悪いが頭脳明晰で修復士としても腕の立つケインが、助手となった女性と、大英博物館で起こる様々な文化財の謎を解決していきます。難しい謎解きのようなお話ではなく、文化財がどのような経緯で大英博物館に運ばれ収蔵されたのかという歴史や背景を考えつつ、事件があった文化財に関係した人たちの心の裏側に迫り、事件を解決していくというお話です。
英国が、かつて文化財を各国から奪ってきた闇や修復の仕事の中身、英国の食文化(ウイスキーとか)について知るできたりする点が、新しい発見だと思いました。読者が頭悩ませるようなお話ではなく、いくつかのお話で構成されているので、飽きずに読めると思います。
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