猫語のブログ〜ねこさんの、ぼくによる、ねこさんのためのよみもの〜

「猫語の教科書」をだいざいに、しもべいくせいほうほうなど。

*ぼくの、よろこびのしょくたく その1*

2021-06-26 | 日記
ねこのみなさん、ごきげんよう。

ねこさんにとっておしょくじタイムは、よろこびとともに
あります。
もちろん、ぼくにとってもそうです。

しかし、このおしょくじタイムを、ぼくがよろこびとともに
むかえられるようになるには、
もじどおり、みをけずるような、にんたいのれんぞくでした。

そして、くもりなきよろこびとともにむかえるために
なおもしれんのとちゅうにあります。

まだ、さいこうなるしょくたくへのみちなかばではありますが、
ぼくの、よくあるしょくたくのふうけいをごしょうかいしましょう。

みなさんのしょくたくをゆたかにするさんこうに
なれば、よいですね。

くらがりからのおめめざめのおしょくじ
 
 ぜんさいにねこくさをいただきます。ぼくのきのすむまでおかわりを
 いたします。

 ねこくさフィーバーがおわりますと、つぎはメインのおしょくじが
 ぼくのしょくたくにならびます。

 いれずみおててのほうには、おおきなうつわにはいった
 しっとりごはん。
 だいふくおててのほうには、ちいさなうつわにはいった
 クリスピーキッスです。

 あるひぼくは、しっとりごはんをがうつわにもられるよりも
 はやくめしあがります。
 またべつのひには、クリスピーキッスをまっさきにめしあがります。
 そして、しっとりごはんもクリスピーキッスもまったくめしあがら
 ないこともあります。

 どれだけいただくかは、ぼくのきぶんしだい、
 といったところでしょうか。

 これは、どのおしょくじタイムでもおなじですが、
 どんなにごはんがうつわにのこっていても、
 ぼくがいちどでもおくちをつけたうつわは、かたすように
 ぼくのしもべをしつけています。
 
 ざんねんながら、ぼくがいちどでもおくちをつけますと、
 すぐに黒きもやもやがはっせいしてしまうのです。
 
 ぼくのしもべはケチんぼですので、あまりにたくさんのごはんが
 のこっていると、つぎのおしょくじタイムにそれを
 めしあがらせようとしてきます。
 ですので、このようにしつけるのには、ほんとうにくろうし、
 あまりのくろうに、おけなみのがらがかわるほどでした。
 
 おくちをつけなかったうつわはそのままにしていいことにきめて
 ありますが、ぼくがめしあがるかどうかはわかりません。

おめめざめのおしょくじがおわりますと、
うたたおねんねのおじかんです。

ぼくは、うたたおねんねのあいだにわずかにおめめざめします。
そのとき、たしなみていどにおしょくじしたいきぶんのこともありますから、
つねに、カリカリごはんをしょくたくにじょうびさせていますよ。

うたたおねんねにあきたころのおしょくじ 

 うたたおねんねにあきてくるころ、たいていおいしそうなかおりが
 ただよってきます。
 
 このおしょくじタイムは、せいかつのいろどりのため、
 なにがでてくるかわからないようになっています。
 
 きょうは、なにがでるかな、なにがでるかな、というぐあいに
 ぼくはつよく、しつこくぼくのしもべをよびます。
 
 そうするとぼくのしもべがなにやらを、ぼくのちいさなうつわにいれて、
 しょくたくにおきます。
 あたりだと
  ゆでた鳥のかわ
  ゆでた豚にく
  ゆでた牛にく
  なまのおさかな
  とびきりしんせんなキャベツ
 はずれだと
  とうふ とうみょう レタス はくさい やすい鳥のかわ

 あたりのときは、またたくまにたべまして、おうたをうたってから
 おねんねします。
 (肉は、ゆでずにもってきてほしい、というのがほんねです。)

 はずれですと、ねんのためいちどはおあじみをしますが、
 やっぱりはずれだとわかりますと、こころいくまでごふまんをさけびます。
 (ここでたまに、げぼくがほかのなにかをおわびに
 もってくることがあります。)
 ごふまんをこれでもかとさけびましたら、おねんねします。
 もちろん、はずれのときは、ぼくはめしあがりません。

くらがりのなかでのおしょくじタイム

 うたたおねんねにあきたころのおしょくじタイムのあと、
 おねんねをこころゆくまでたのしみ、おめめをあけますと、
 すっかりくらがりのなかです。
 ねこさんのおめめがうつくしくかがやくおじかんですね。

 このおしょくじも、まずはぜんさいにねこさんくさをめしあがります。
 
 メインはしっとりごはんとチュールです。
 いれずみおててのほうのおおきいうつわには、しっとりごはん
 だいふくおててのほうのちいさなうつわには、チュールです。
 
 あるひ、ぼくはチュールだけめしあがります。
 またあるひは、しっとりごはんもあわせてめしあがります。
 
 どれだけめしあがるかは、やはりぼくのきぶんしだいですが、
 このおしょくじタイムでは、めしあがるりょうはてきせつで
 なければなりません。
 
 なぜなら、めしあがりすぎますと、げぼっとなってしまいます。

 ぼくのしもべは、このおしょくじたいむのあとおねんねします。
 ぼくのしつけがいたらず、ぼくのしもべはおねんねしますと
 どれほどよびつけても、けしておきてはきません。
 ですので、げぽっとしたらさいご、げぽにはっせいする
 黒きもやもやとすごさなければなりません。
 
 ぼくは、なんどかこのうきおめめにあっているので、
 しんちょうにめしあがるようにしています。
 
 てきせつなだけめしあがりましたら、ぼくのしもべをよびます。
 くらがりでのおしょくじタイムのばあいは、デザートにも
 ねこさんくさをめしあがることにしているのです。
 
 これは、おくちのなかのもやもやをたいじするのにぐあい
 がいいのです。

 それがすみましたら、あごちゃんごしごし、とあんぱんさん
 をします。

 これも、おくちのもやもやをたいじするのにやくだちます。
 
 おくちがきれいになりましたら、
 ぼくがきょうおねんねするにふさわしいときめたベッドに
 むかい、おねんねまえのおけなみのおていれをはじめます。
 
 ぼくのしもべは、ぼくがおくちをつけたうつわをかたします。
 あごちゃんごしごしとあんぱんさんもです。
 おみずもしんせんなものにします。
 それらがすみましたら、ぼくのしもべは、ぼくのしょくたくに
 ちいさいうつわにカリカリごはんを
 そっとおいてぼくのおへやぱたんととびらをとじます。

 ここまでのことはすべて、ぼくのしもべがおねんねしても
 ぼくがこまらないためにひつようなことなのです。

 ぼくは、ベッドでおけなみのおていれをしながら
 ぼくのしもべがただしくすべてをやりとげるかかんさつします。
 ぼくのしもべがただしくはたらいたことをみとどけましたら、
 ぼくは、ぺっとりぬれたおけなみのにおいにくるまれて、
 ようやくふかいねむりにつくことができるのです。

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