猫語のブログ〜ねこさんの、ぼくによる、ねこさんのためのよみもの〜

「猫語の教科書」をだいざいに、しもべいくせいほうほうなど。

ねこさんくさのあんてい供給をじつげんしたぼく 後

2023-04-09 | 日記
ねこのみなさんごきげんよう。
ぼくはいつだってほんきですよ。

さっそくぜんかいのつづきをはじめましょう。

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ねこさんくさのもとからはやすばあい、
ねこさんくさキットというものをかってくる方法
ねこさんくさのたねとつちとうつわをかってくる方法
みずをそそげばねこさんくさがはえてくるまほうのふくろを買ってくる方法
の3つがあります。

しもべには、まずキットを買ってくる方法をじっせんしてもらいましたが、
こちらは、手間のわりにいっこあたりのお値段がたかいので、
これなら、だれかがはやしたねこさんくさをかってくる方がいい、
としもべはおもったのですぐにやめになりました。

そのご、ねこさんくさのたねとつちとうつわをじっせんしてもらいました。
このほうほうの最大のメリットは、お安いということです。
しかし、めんどくささでいえば、
かってくるのがにしのよこづななら
こちらはひがしのよこづな、といえるほど
めんどくさいほうほうです。

かってくるよりも、こちらのめんどくささのほう
かくうえなのはなぜかといいますと、
おもいだしていただきたいのは、
ぼくのしもべは、めんどくさがりなだけでなく
ぶきようなしゅるいのにんげんだということです。

ねこさんくさをはやすじゅんびをするとき
しもべはつねにめんどくさいな、おもっています。

そんなふまじめなきもちですから、つちはうつわからはみでますし
みずでふやかした種の大半をながしにこぼしてしまいますし
まいかいまいかいじゅんびのたびにおおそうどうです。

それですから、ねこさんくさがはげやまとなっても
つぎのねこさんくさのじゅんびをさきのばしにします。

ぼくはきりぼしだいこんをさらに
ひからびさせたようなねこさんくさを
めしあがるほかなくなったことは
1どや2どではありませんでした。

このときぼくは、
ぼくというねこさんが
どういうおきもちできりぼしだいこんのような
ねこさんくさをおめしあがりになっているか
わからせるため、しもべがさしだした
きりぼしだいこんをじっとみつめてから、
どうやってめしあがればよいかわからない、
とでもいうのだろうか、というごようすで
さもたべにくそうに、つまらなさそうに、
ぼそ、ぼそとおめしあがりになります。
しもべにざいあくのいしきをうえつけるのです。

このぼくのおもわくは、いっていのこうかは
ありますが、しもべのめんどくさがりは
たいへんくっきょうでして、ぼくのあわれなおすがたで
もってしても、きりぼしだいこんを
たべるはめになることはなくなりませんでした。

たねとつちとうつわでねこさんくさをはやすのと
同じくらいにおやすく、それでいておてがるに
ねこさんくさをはやせるほうほうをみつける
ひつようがありました。

さいごの、まほうのふくろについてですが、
これはじつは、キットよりもさきに
じっせんしてもらったことがありました。
しかし、あまりよいねこさんくさがはえなかったものですから
そうそうにとりやめになりました。

ところが、しもべは、よほどたねとつちとうつわが、
いやだったのでしょう。
めんどくさがりのきわめつけですので、
すこしでもめんどくさくないほうほうを
いっしょうけんめいにかんがえたようです。

それで、しもべは
このまほうのふくろからねこさんくさのはえるところを
とりだすことにしたのです。

しょうじき、ぼくはしもべの正気をうたがいました。
ふくろがまほうなのに、とおもっていたからです。

しかし、しもべはただしかったのです。
しもべはねこさんくさのはえるところを
とうみょうというくさをはやすために
かってきた容器にいれてみずをジャーっとやりまして、
くらいところにとじこめました。

するとどうでしょう。

ついにいきいきとしたねこさんくさが、
わさわさとはえてきたのです。

それをしったときぼくは、
ねこさんがいもなく
はしゃいでしまいました。

ふくろのなかにいれたままにみずをジャーっとやると
ねこさんくさのはえるところに
くろきもやもやたちがはびこることに、
そしてこのくろきもやもやたちが
ねこさんくさがそだたないようにしていたのです。

しもべは、めんどくさいあまりに、
いつもではかんがえられない観察力を
はっきしたのでした。

これだけかんたんですと
ぼくのしもべであっても、ねこさんくさを
供給するサイクルをまもることができます。

こうしてぼくのねこさんくさライフは
じゅうじつしたものになったのです。

めんどくさがりははっけんのおうさま

ぼくはいつかどこかで
こういったねこさんがいたことを
おもいだしましたのでした。

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