ねこのみなさんごきげんよう。
これをさむいというのでしょうね。
おけなみでおおわれていないところが
つめたくていけません。
みなさんもにくきう、おはなをまもって
おねんねするようにしてください。
とくに、しもべが電気代にこだわるおたくの
ねこさんは、自衛こそがすべてです。
みなさん、ぼくにはきになっていることがあります。
だんらんはたりていますか?
とくに、じぶんのほかにねこさんがいない
おたくでくらしているねこさんには
だんらんがふそくしているかのうせいがあります。
そもそも、“だんらん”ときいて
どんなことをおもいうかべますか?
だんらんってなに?という
ねこさんもおおいかもしれませんね。
だんらんのいみを、ぐーぐる先生にきいてみますと
『集まってなごやかにたのしむこと。
親しみのある楽しい集まり。』
とおしえてくれます。
*ぐーぐる先生をしらないねこさんがいるとしたら、
あなたは、しつれいをしょうちでいいますが、
おくれてやってきたねこさんというしかありません。
いまをいきているねこさんならば、ぐーぐる先生とは
こんいにしておくべきです。
どうすればいいかわからないねこさんは、
例のネットワークに
おうかがいするとよいでしょう。
このせつめいをきけば、
だんらんとは、ねこさんにとって
かかせない、あのひとときのことだと、
すぐにわかることとおもいます。
よくにんげんが、
「ねこさんの集会」とよんで
ありがたがっている、あれですね。
もっとも、にんげんには、ただねこさんが
なにをするでもなく、むごんでそこにいるだけの
ようにみえるみたいですけれど。
このときねこさんは、
それぞれのばしょにいて、
それぞれにおひさまにいやされたり、
おひげをなでるかぜをいつくしんだり、
きこえる鳥たちのなきごえにこころをくすぐられたりしながら、
きこえてくるほかのねこさんたちの
いきづかいや、ぐーぐー音、
しんのぞうがうごいているおと、
おみみのぱたぱたするおとや、
しっぽっぽがじめんをなでるおとを
たのしんいるのです。
ねこさんににとってだんらんは、
おねんねしたりごはんをめしあがるのと
おなじぐらい、あってしかるべきものですが、
ごじぶんだけではできないことですので
ごじぶんのほかにはねこさんがいない
おたくでくらしているねこさんは、
だんらんのひとときをもてないひびがつづく、
ということにほかなりません。
ぼくがこのことにきづいたのは、
ぼくの兄と、ぼくのしもべのようだったものが
ともにおたくをさっていったときです。
ぼくと、ぼくの兄は、
しもべたちがいないあいだ、
ずっとだんらんをしていました。
ときにだんらんがすぎて、
おけなみがあれほうだいになるけんかを
したこともありましたが。
兄がいなくなってからようやく、
それがひつようなものだったと
ぼくはわかったのです。
うらをかえせば、それほどまでに
ねこさんにとってはあたりまえのこと
なのだとわかるでしょう。
ねこさんからだんらんをひきますと
そこにのこるのは、
ごはんをおいしそうにほおばるねこさん、
おしあわせそうにおねんねするねこさん、
さめたおめめでしもべをみはるねこさん、
だけになってしまいます。
これではねこさんのQOLは
そこそこのままでおわってしまいます。
ですので、ねこさんならではのだんらんを、
ぜひたいせつにするべきなのです。
では、ぼくもふくめて
ごじぶんのほかにねこさんがいないばあい、
どうすればよいのでしょう。
ぼくがぐたいてきにどうしているかというと、
ぼくのしもべをあいてにだんらんしています。
ねこさんのだんらんのやりかたを
しもべにおしえるのです。
しかし、たとえよくできたしもべといえども、
にんげんであることは、くつがえしようがない
じじつです。
ねこさんどうしのだんらんをもとめることは
できないとこころえてください。
ぼくのしもべは、おせじにもよくできているしもべ
とはいえないので、もちろん兄としていたような
かんぺきなだんらんとはいいがたいですが、
それでもゆういぎだとかんじています。
ねこさんのだんらんには、
まずはじっとして、しずかでいることが
もとめられます。
うごくとしても、
おもむろにこうばこをくむとか、
ちょっとおしりをずらしてあんよをのばすとか、
しっぽっぽをゆらゆらさせるとか、
おみみをぱたぱたっとするとか、
ゆるされるのはそれくらいの、ことです。
これをしもべにわからせるのは、
たいそうむずかしいことのようです。
なにせ、しもべにとって、
ねこさんは愛でるものですから、
ねこさんを前にすれば、なにかしら
愛でなければおられないのです。
おしゃしんを取るだとか、
なでくりまわすとか、
かおをうずめるとか、
おみみをぱくりとするとか、
とにかくそうぞうしいことこのうえありません。
そこでぼくがあみだしのは、
しもべをすわらせおひざにのる、
というせんぽうです。
ねこさんにおひざにのっていただくことは
しもべにとっては至上のよろこびですから
ねこさんがいつまでもおひざにいて
くださるようにとねがって
うごくのをやめ、いきもころし、
また、おひざにつたわるねこさんの
あたたかさをひとつもわすれないようにと
それはおとなしくなります。
あくまでぎじてきではありますが、
ねこさんの集会とおなじような
じょうきょうができあがりです。
しもべはぼくのぬくもりやおもみを、
ぼくはしもべのはないきや
しだいにぷるぷるしてくるしもべの
あしのかんしょくを
しずかにたのしむのです。
ねこさんどうしのだんらんとは
すこしおもむきがちがいますが、
これはこれで、よいものだとおもっています。
だんらんぶそくのみなさんは、
ぜひためしてみてください。
*しゃしんは、ざんねんながらだんらんに
しっぱいした図です。このあと、しもべには
しっかりとわからせました。
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