猫語のブログ〜ねこさんの、ぼくによる、ねこさんのためのよみもの〜

「猫語の教科書」をだいざいに、しもべいくせいほうほうなど。

*おけなみのおてていれ*

2021-11-09 | 日記
ねこのみなさん、ごきげんよう。

ぼくのしもべは、でんきだいにけちんぼなタイプですので
ぼくはさいきん、おなかがゆるいんですねぇ。
ぼくがかいてきにすごせるのは、ふゆは25℃です。

こんかいは、いつもきちんとするのが信条の
ねこさんにはかかせないしゅうかんのひとつ、
おけなみのおてていれについて、ぼくのおこのみを
ごひろうしたいとおもっております。

もちろんみなさんは、ごじぶんでもおてていれを
することでしょう。
おひさまにじゅうぶんあたためられましたねこさんの
おけなみは、とくべつなかおりとおあじになりますから、
ゆっくり、たんねんにおけなみつくろいをするのも
それはおもむきぶかいたのしみです。

ですが、やはりしもべにさせることもひつようです。

おけなみのおてていれをしもべにさせることは、
しもべのちゅうせいしんや、じゅくれんどをはかるのに
とてもよいめやすになるのですから。

そんなわけでぼくは、ひにさんかいはおてていれを
させることにしています。

まずはくらがりからのおめめざめのおしょくじがすんでから。
つぎは、うたたおねんねにあきたころ。
さいごは、くらがりのおしょくじがすんだあと、くらがりのおねんねをするまえ。

このさんかいです。

それぞれ、ぼくのきぶんがちがいますから、
しもべにはそれにふさわしいおてていれをかんがえる
ちからがひつようになります。

くらがりからのおめめざめごのおてていれは、
つくつくのブラシでごしごしされるのがおこのみです。
おけなみのしたのほんたいをけずりとるようなしげきでもって、
ねむりし獅子の本能をよびさます
そんなブラシづかいがもとめられます。

ぼくのしもべは、このブラシづかいはたいへん
じょうずといえます。
おつむのてっぺんからおせなかをしっぽっぽにむかって
いっきにブラシをすすませるときなどは、
おめめもおみみもうしろにひっぱられ、
おかおのようすがかわるほどで、
3ストロークほどこのブラシをされますと、
ぼくというねこさんが、ばっちり覚醒します。

うたたおねんねにあきたときのおてていれは、
ちょっとたのしいのがいいですね。

このときブラシはひつようありません。

これは、いってしまうとしもべがどりょくをおこたる
かもしれないので、なるべくいわないようにしていることですが、
ニンゲン族のおてては、ほんとうによくできています。

ねこさんにはできないことができるおててのこうぞうをしている、
といういみでもそうですが、もっともちゅうもくすべきは、
ニンゲン族はおててから、いきものにとってここちのよいちからをだせる
ということです。

どういうちからなのか、例のネットワークでも
かいせきできないふしぎにつつまれたちからですが、
ニンゲン族のおててでなでられていると、
たいていのいきものは、おからだがふんわりあたたかくなり、
ちからがぬけて、おめめがとろんとしてしまい、
ゆめとゆめのあいだをいったりきたり、
それはここちよいたいけんができます。

それに、しっぽっぽとねこさんのれんけつぶぶんを、
よくうごくゆびでかいかいこしょしょをされますと、
しっぽっぽもよろこんで、うきうきしはじめます。

おせなかやおかお、おなかはやあんよのやおててのつけねを
ぞんぶんになでなでされ、しっぽっぽのつけねをかいかいこしょしょされ、
おせなかこうそくなでつけでしあげ。

このいちれんのながれが、
ちょっとけだるくなったぼくのおきもちを
ぱっとたのしくさせます。

おねんねまえのおてていれは、
ぼくがくらがりのなか、やすらかにおねんねできる
そんなブラシづかいがもとめられます。

このときふさわしいのは、
猪のブラシとしもべのおててのダブルづかいでしょう。

猪のブラシで、ほんたいにふれるかふれないかくらいの
ちからかげんで、ちょい、ちょい、ちょいっとおからだぜんぶを
くまなくブラシします。

ただ、あごちゃんはつよめにごしごししておきたいものです。

そのあとは、しもべのおててを、ぼくのきんにくの
かたちにそわせるようにゆっくりすべらせます。
ときには、ゆびでだけできんにくのすきまをなでるのもよし。
おせなかのきんにくは、きゅっとゆびでおさえると
きくーーーとなるところがありますので、わすれないように。

ほっぺや、おはなのあたまからおつむにかけてはひとつのゆびで
ゆっくりとなでー、なでーし
おみみのうしろはかいかいし、
しっぽっぽは、おててのひらでくるんでなでるのがよいです。

と、これがぼくにとってはもっともこのましい
おけなみのおてていれです。

いままでのところ、しもべのおてていれに
ぼくが、まったくまんぞくできたひは、
ございません。

なぜかというと、ぼくのしもべはそこつものなので、
かならずブラシをぼくのしっぽっぽにぶつけるためです。

おけなみのおてていれのとき、しっぽっぽは
たいていぴーんとうえむきです。

ですので、
おせなかをいきおいよくしっぽっぽにむかって
ブラシをはしらせますと、
ちょうど、ブラシのよこっぱらでしっぽっぽを
チョップするようなかっこうになるのです。

こうなりますと、みっかぶんの減点となります。

ぼくがまったくまんぞくするひはえいきゅうにこないのしょうね。





















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