私の仕事は、人に関心を持ち、そこに関わる仕事なのですが…時々…クライアントや周りの人からこう聞かれます…。
「カウンセラーなら私の考えていることがお見通しなんでしょ?当ててみて…」
「カウンセラーなら悩むことないんでしょ?いいなぁ~」
「カウンセラーなら私の性格変えてくれるんしょ?」
「カウンセラーなら私の病気を治せるんですよね?」
「コーチなら私を成功者にしてくれるんでしょ?」
「これからどうしらいいか教えてください…何時がいいですか?」
ともすると「カウンセラーは汚い言葉とか使っちゃいけないんでしょ?」とか…(笑)
はい…ものすごいプレッシャーです(笑)というかスゴい偏見です…
私は、見た目は占いばばにそっくりなんですが…(笑)
しかし…残念ながらその能力は全くありません…(笑)
普通の凡人です…。
いくら心理学やコーチングを学んだとはいえ…それはあくまでも知識としてインプットしただけです。
「資格」もその結果付いてきただけです。
敢えて…カウンセラーやコーチの真価が問われるとすらならば、その人の心を開き、いかに寄り添えるか?その人に気付きを与えられるか?だと思っています。
知識をインプットし、コミニュケーションを通じてアウトプットすること…それを繰り返した事例の量と質が伴って初めて人の心に関わるプロのカウンセラーやコーチだと言えるんだと私は思っています。
なので、ここまでやったらOKというゴールもなければ指標もありません…死ぬまで修行であり学びなのです…。
そしてまた、クライアントも「自ら変わりたい、変えたい」という強い意思があって初めて信頼関係が作られて行くのです。
誰かが魔法使いみたいに性格や思考のクセをパッと変えてくれるなんてあり得ません…
誰かの影響を受けて、そこから気付きを得て、変わる為に意識して行動する、いわば、訓練する事でしか思考のクセや性格と言われるものも決して変えることはできないと思ってます。
もちろん、問題解決のためのアプローチや技法を使うこともありますが、クライアントの状態を把握するのに先ずは「傾聴」に集中します…
そこから、私の役割を分かりやすく言うと…そこから「質問」することでクライアントに気付きを与えたり、行動すること、訓練に臨むことへ背中を押す…その経過を見守り要所でフィードバックするとか…モチベーションを維持するとか…そんな感じなんですね…
傾聴のスキル…と色々専門的に話す人もいますが、私は、クライアントに向かい合うとき「自分の一番大切な人」と思う事が大切なんだと思います。
だって、自分の一番大切な人と思えば、相手の心に関心を持った質問や相槌は当たり前にできますよね…
「私は、あなたにとても関心があります…だから怖がらず、緊張せず…安心してあなたのことを聞かせてください…」
そんな場の空気を作るのも大切にしています。
しかし…一般的に、カウンセラーって=ホンワカ癒し系…と思われている事が多々ありますが…
私の場合、強いていうなら、「なーんだかこの人と話すと元気にるなぁ…」とか「かんかおもしろいなぁ~」
とか扉を出た瞬間に「来てよかったな…明日もがんばろっ!」みたいな事を感じてもらえる…
そんな身近な「元気な気のいいおばば」を目指しています(笑)
あの人さ…カウンセラーのくせにぜーんぜん癒してくれない…って言う人もいるかもですね(笑)
私のカウンセリングスタイルは、クライアントとの距離感やタイプに合わせて言葉の使い方、接し方を変える事も勿論あります。
言葉が悪い方には私も敢えて悪い言葉で共感を促すこともありますし、話が苦手な方には、敢えて友達みたいに接することもあります。疲れている人には、寄り添う話し方もします。
なので、どちらかと言うと「ホンワカ癒し系」ではないですよ…(キッパリ)そもそも…そんなスタイルは目指してませんし(笑)
そして、プライベートに関していえば、役割や仕事は関係ないので、というか電源は完全にシャットダウンしてるわけでして…
そんなプライベートの時間に、「何だかカウンセラーらしくないね…」とか「カウンセラーのイメージと違うね…」とか。。
大きなお世話です…(笑)
私は、ホンワカ癒し系カウンセラーを演じる女優じゃないっちゅーねん!
最悪「今カウンセリングしてよぉ~」みたいなノリで
来られるのがどーにも辛い…
シャットダウン中は、
素の自分でコミュニケーションとりますから…下手すると時々柄も悪いですよ(笑)
ギャップがひどい…と言われたりもしますが…
私も普通の感情ある人間ですから、凹む…悩む…泣く…喧嘩する…愚痴る…怒る…といった感情は普通にあります…(笑)なんなら時々暴走も迷走もします…
だけど、ちゃんと内省して自分を取り戻します…。
ね…占いばばじゃないんですよ。