その2で「次回」「次々回」と言いましたが、あっけなく予定の特性が得られたのでこれで完結です。
◆組立て
ご本尊の抵抗器にシリコングリスを塗り取付け、次にヒートシンクをケースに取り付けます
シリコングリスはケチらずタップリ塗りましょう
取付完了です
この辺りを外すことはないはずなので思いっきり締めました
ヒートシンクで手を切りやすいので、力をかける作業は軍手をはめてしました
コネクタを取り付けました
表面を保護しているビニールをこの時点で剥がしました
次は結線です
と言っても難しい部分はなく、できるだけ短く、しっかりハンダ付けして止めるだけです
ピックアップ用のコイルは、T50-43(※)に0.4mm位のPEW (ポリエステルエナメルワイヤー)を30回巻きました
巻数は適当でインダクタンスも計測していません
※トロイダルコアの品番です
この方の説明 (http://neofine9.sakura.ne.jp/work/toroidal/toroidal.html)が簡潔かつ親切に感じました
できました
ファンを取り付けたくなった時のために開けてある背面の穴は、内側からアルミテープを貼って塞いであります
◆測定
1.周波数特性
VNAで1MHz~500MHzまでのVSWRを測定します。
絶対値が必要なので測定前に校正しました。
ほぼ真っ平。
430MHzまでなら使えそうです。
ちなみにこの上も見ましたが1GHz位までは使えそうでした。
2.耐圧(温度上昇)
手元には10Wオンボロ144MHz機しか無く、そいつで連続15分ほど温めてみましたが、手で触っても変化が分からない程度で熱電対を持ち出すまでもありませんでした。
100W30秒は大丈夫でしょう。
3.ピックアップの具合
適当に巻いたコイルのピックアップでしたが、145MHzでは機能してくれました。
コネクタを外すのが面倒でレタリングはシールです。
それなりに使えそうなダミーロードができました。
かかった費用は2,500円位かな。
Arduinoという面白そうなものがあるようです。
VFO 2TONEジェネレーター エレキー 周波数カウンター 等できそうです。
その前に実験用電源を作らなくては。
安定化電源のメンテナンスもしたい。
ピックアップコイルは、アース側片端解放の同軸ケーブルに差し込むのではないでしょうか
その部分の同軸ケーブルはあまり長くしないはずです
周波数特性に影響するから
現在は、もしかして不整合分の漏れ電流を検出していると推定
それはそれで良いかと
大変勉強になります。
むかし『内部導体(芯線)と外部導体(外被)の電流は「同一位置において、同じ絶対値で逆方向」』と教わりました。
つまりこの(同軸を丸々通したコイルによる)ピックアップでは拾えないはず・・・ですよね。
こちらを拝見すると芯線をトロイダルコイルに通してピックアップしていました。
https://blog.goo.ne.jp/iau9229/e/ed87dc051b1e8ad52efb8798faad16ce
こちらも芯線のみのように見えます。
http://www13.plala.or.jp/ja4gii/airmoni.html
RFサンプラーというのですね。
これいいな、今度やってみます。
http://psk31.cocolog-nifty.com/digitalmode/2013/02/rf-sampler-1c83.html
私が作ったものは、入力のM型コネクタの外被側はケースに接続されておりますが、負荷の抵抗は(ケースに)接続していません。
M型コネクタの両端は同軸ケーブルを通じて抵抗の両端に接続されています。
これが(高周波的に)どのように動作しているのか理解していません(汗)
おっしゃるとり何等かのアンバランスがありそれを検出しているのでしょうか。
※コモンモード電流を拾う時のような感じですね
分からないことがいっぱい、というより分からないことだらけです。
勉強だ 勉強だ 勉強だ
http://jg1wbb.web.fc2.com/diy/rfsampler.html
おまけに進行波検出なのか
そして悩むのが周波数特性ですね 苦笑
スプリアス特性測定だと補正をかけるので悩みが大きくなります。お、おまけにスペアナに1W以上印加したなんて涙物です 笑
基本的に電流検出方法だと検出側(出力側)は無負荷だと発生電圧が無限大になります(実際にはそこそこ)使ってないときは出力側を抵抗か短絡しておいたほうが良いかもです
なお、これが原因か不明ですが、コア巻き線を燃やしてしまって事があります。サザエの肝みたいになりました
ありがとうございます
ダミーロード
ピックアップ or ATT
アンテナチューナ
は奥が深いです。沼のようにはまります
がんばってくださいね