ゆうれい談 (MF文庫) | |
面白かった。山岸涼子さんのは、皆買ったけれど、宝物だ。 | |
メディアファクトリー |
こんにちは。
こんな梅雨の頃だったと思う。
父の具合が悪くて、仕事は忙しくて、それでも、父のそばにいたくて、亭主と喧嘩してるのを上手に利用して、部屋を探した。
と言うより、何室か見つかったのだが、セキュリティで問題ないところは、全部、
心理的瑕疵物件と言うより、既に固定のルームシェアが、各部屋毎にガチでいる物件で、
これは怖くて寝に帰れないだろうと思った。
1DKで、中央に座してる。自分が中央に行くと、上に上がる。
寝たら、スケルトン2段ベッドのような寝心地だろうな、相手うつ伏せだろうし。きちんと、目を閉じるという習慣もなさそうだし。うわぁ、なんか、一緒に寝にくい。
で、喧嘩中の主人に来てもらって、どうか尋ねたら、
「ああ、僕だったら、実家のおかーさんのところで寝るね。」
そっか。このガチのルームシェアは、金を払って借りる人より、態度がでかいんだ。
ところで、探していたんだが、その裏手の家に、報復措置があり、銃弾が撃ち込まれたので、借りないこととなった。
結局、不妊治療で、親の家に間借りする事に夫婦で相成り、そりゃそれで、楽しい父との晩年だった。その回で、子供が授かって、父は、凄く動揺してた。胎児の3Dエコー見て、俺だわ、俺と言っていたが、奇しくも彼にそっくりさんは、次男坊であった。
親父が、金持ちの子供時代を体験に来たよー、って、ウチではよく言う。
で、先日、幽霊が出るのですが見てくださいと言われて、見に行ったら、確かに、心理的瑕疵物件を超えたルームシェアがいた。
ただ、そこのルームシェア人は、大変モラルとマナーがあり、普段は、部屋の隅で、後ろ向いて座っている。
「いつか、前向いたら怖いんじゃないんですか?」
そう尋ねたら、借主は、「包丁の一本でも持ってるかも。でもね。その潔さが、一緒に住めると思うの。」だと。
うーん。うーん。
「包丁持って、耐え忍んで、何十年も後ろ向いてる女に潔さがある」という、依頼人の闇の方が、なんとなく、怖く思えて、
不動産屋と去っていく人の後ろ姿の方が、逆に振り向かない幽霊より、怖かった。
あれはね。耐え忍んで振り向かない幽霊じゃないよ。隙を見せたら、殺るよ。でも、そう言うドキドキさがいいのかー。
マニアだな。Sのご主人様を幽霊に持つMの賃借間借り人。
ああ、ひとって、全然分からない。(涙)
朋
山岸涼子作品と言えば「 日出処の天子」高校の図書室にあったので 読みました。 ご本人が体験をされているのであれば 納得のいくストーリーですね
「日出処の天子」は、大人買いしたんですよ。
1巻2巻目で、ヤバい、厨二病に覚醒した聖徳太子ストーリー(若干の腐女子向け)だと、思い、
厨二病に目が当てられなくて、読むのを中断しました。
今になって読むと、気恥ずかしさ満点で、
このブログのヤバい部分を消せと言った同僚のアドバイスが身に染みます。
自縛は、餌を探してるんでしょうね。
てか、人間の女の心理はよく分かりません(涙)。
コメントありがとう。