こんにちは。
先日まで、長男とリビングで夜寝ていた際には、沢山の怪奇現象が起きた。
そのひとつが、長男が夜中起きた時、自分達の上に、バスケットボール大の大きさの、真っ白なハロゲンライトの光が揺らめいていることを目撃したことだった。
長男は、前から、母親のわたしより、「山の神は、とてつもなく怖い。彼らを判別する色は簡単だ。彼らは、ハロゲンライト級の色で来る。」という話を聞いていたので、即座に当たりがついたようだった。母親を起こして、なんとか、自分の怖さを訴えようと思ったが、実は、母親のわたしは、一旦寝てしまうと、途中で起こされると、大変な頻脈になって苦しくなるので、激怒する。なので、それができず、悶々として、翌日を迎えたようであった。
そこで、長男は、昨晩の話をした。
しかし、母親であるわたしはこう答えた。
「あのな。ハロゲンライト級の奴に出会ったら、もう、どうだとか、なんだとか思うな。畏れ多い怖さがあるとは思うが、毛布をかぶって、寝た振りしてれば、いつかは寝れるぞ。とにかく、なんとかできる相手じゃない。」
「じゃぁ、幽霊とかお化けとかはどうなの?」
「あんなのは、テニスラケットでもイメージして、ポーンと思いっきり、ハイ、ホームランです位に飛ばせばいい。可哀想な同情すべき奴は、幽霊の中の1%にしか過ぎない。あとは、同情の余地がない。どうせ、生前ろくな人生を送ってこないで、そういう状態になったんだろうよ。努力している奴は、努力をしない奴にかける情けなんかないってハッキリ言えばいいんだ。」
「そうなの?」
「そうだろ。お前、努力しているだろ。してねー奴見て、どう思う?そいつが、惨めになっても助けたいと思うか。」
「・・・・・・・・・・思わないし、思えない。」
「だろ。努力している奴にしてみたら、しないで、ぐずぐず言っている奴なんかどうでもいいんだよ。ただ、神には気を付けろ。」
「なんで?努力したら神になれるんじゃないの?」
「まさか。そんな訳ないだろう。我々でせいぜい成れるのは、仏が関の山だ。神はな、神は、それ以上の存在だから、もう、こっちが意見言ったら終わりだ。」
「お母さんにも、怖いものがあるんだ。」
「あるよ。神だろ、神。霊能者という仕事をやってきて色々あるけれどな、神が絡んでいる案件程めんどくさくて難しい案件はないんだよ。」
「どうして?」
「神こそが、理不尽の塊だからだよ。」
息子は、それで納得し、わたしが、鬼との契約を果たしたことを、親同士の会話で聞き、偉い大変なディールを母親はやらかしたと思ったらしい。鬼とは言え度、神の一種だから、めんどくさいことになって、ぐずぐず、昨年度、母親がぼやいていたことは分かっていた。
という訳で、実は、先日ある鬼をある人に渡すまでは、うちの中は、色々な電化製品が壊れて動かなくなっていた。地震の前はこんなことが起きるのだが、ちょっと今回は違った。けれど、ある人に鬼を渡してきたら、うち中の電化製品が正常に動くようになった。
不思議すぎて、意味わからない。
という訳で、ハロゲン級のその光の珠はなんだったのか、そこは、わたしも、あんまり相手のルーツを探ると、禁則地域に触れてしまうので、自身に大変痛い目が返ってくるか、シャットダウンさせられてしまうので、
神には気を付けろ
という、ありがたくない言葉が、我が家の家訓となった。
朋