「北極星に願いをこめて」 (右脳のひらめき)

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10年後に食える仕事、食えない仕事 その2 ~これからの職探し~

2012年02月22日 16時16分36秒 | 精神哲学 ~魂の筋力をつける朋塾~
10年後に食える仕事、食えない仕事
クリエーター情報なし
東洋経済新報社

こんにちは。

前回は、現在就いている仕事は、10年後もその仕事の社員として残れそうですかという話をしました。今度は、これから就職を探す人に対して、書いてみたいと思います。

サイバーエージェントなどは、新卒で入っても高給料だと聞きます。ですが、実態は、ある程度安い若い人材のうちに仕事を辞めてもらっているので、新卒としてもらえる給料は多いのですが、長くは続きません。会社はこうやって人件費を削るので、儲かっております。実際には、今儲かる仕事といえば、スマホ関係のアプリがどう作れるかとか、携帯ゲーム産業いうところが、一番のミソになると思います。

日本人に提供して、日本人の中で成功したとしても、それが海外に渡って成功するとは限らないのが、楽天さんだそうです。色々、日本の中で、楽天というネットショップは、成功をしているのですが、残念ながら、よその国にそのシステムを出すのであれば、日本人が好む価値観とよその国が望む価値観の違いに気づき、よその国の価値観に合わせたように、少しずつ変えていかなくてはなりません。

日本人に提供し、携帯ゲームとして人気を集めたものでも、海外に輸出されて、違和感なく溶け込めたゲームもあるようです。

さて、私たちは、日本人ならではのメリットを享受できる仕事が、一番残りやすいと考えられます。色々な職がありますが、日本語という微妙なニュアンスを行間にちりばめた言語を扱って、生き延びていかれるのは、弁護士だったりします。他にものづくりに関しても、超個人主義のインドや中国とは、全く違う動きを見せる日本人のチームワークであるからこそ、生み出せるものもあります。そのほか、サービス業ですが、誰もができるような仕事に関しては、ドンドン、人件費の低い人に取られてしまうでしょう。

だけれど、日本ならではのおもてなし(ホスピタリティスト)を心得た人などは、その感性を活かし、それを日本人が好むわけですから、生き残っていける職業であったりします。

営業に関して考えるなら、私も最近、ちょっと痛恨したことがありましたので、ここに書いておこうと思います。

うち、先日、車を買い替えました。我が家として新規の車の要望は、ある程度の車であり、事故暦がなく、それに若干何かプレミアがついて、ある値段であれば、OKだという決め手がありました。車の在庫を持っているところは、大体、同じグループ系列であったり、事故車だけ集めている場所もあります。なので、ある特定のプレミアのついている在庫なんだけれど、その年式、装備などでちょっとなあと思うところがあったんですが、他よりは詳しそうな、営業員さんの話にて、その場に直接予約していきました。

営業員さんは、早速在庫である車を、在庫が置いてある場所から、自分の営業所に運びこんでもらい、そこの売りは、「自分の営業所の中で、運転を試すことが出来る」ということでした。実際に私たちは、運転を試して見て、そして若干ついているプレミアに満足し、そして、気になる年式について、ザックリと聞きました。説明に納得が行ったので、自分の今までの車を買い取ってもらい、そして、契約成立となりました。

ところが、売りっぱなしじゃないんですよ。

一ヶ月経ったから点検をするよとか、半年だから点検をするよ。それどころか、来て下さればいつでも点検しますよと。

契約の時にも、私がある程度自動車に対するオプションに詳しい為に、徹底的に省いたコストもありました。ですが、彼らはそれを押し付けずに、点検をしますよとこう言ってくるんですね。主人がね、なんだか、申し訳ないなぁって言うんですよ。私はその時言いましたね。

「これでね、あなたが、この販売員さんを気に入って、この人でなくちゃって信頼感が生まれて、次も購入の際にこの人に頼もうって思ってもらえたら、この人はそれだけで、リピーターを抱える売れっ子販売員に成長していくんだよ。フットワークも軽くなきゃいけないし、あれこれ、気を使う部分が多いけれど、だけれど、彼はそうして、販売員として伸びていくんだよ。」

そうかぁ、主人は言いました。アフターケア万全ですって言いながら、アフターケアが万全じゃないところなど幾らでもある。それを、本当にアフターケアを万全にすることは・・・・・・

 

・・・・・・・次の車の時には、また頼もうと思ってもらえる人になるんですよね。

 

そういう面で、住宅を買う時の不動産会社とか、住宅建築をしてくれる企業とか、大きな買い物であり、また、アフターケアに満足すれば、その人がまた来てくれるし、ご紹介だってしてくれる。そういう事を考えたら、やっぱり、これは日本人ではないと出来ませんね。無責任に売られるような、売った後のことも考えないような超個人主義の国の人たちは、そもそも、アフターケアの時には、既に転職しているかもしれないでしょう。だから、ニーズ的には長いこと日本人であるメリットがあるんですよ。

ついでに言えば、銀行。君だから頼もうと言わせる様な店員は、必ず大きくなります。しかしですね、証券に置いて、信用というものが、君だから頼もうより、成果を出すデリバティブがいたとします。必ず、投資していただけたら、確実にリターンが返せる人。これに関してだったら、正直、日本人である必要はないですね。こういう人にだったら、誰もが、資産運用をして欲しくなるでしょう。多少、アメリカ人であろうが、インド人であろうが、入ってくるリターンが確実に約束されるような、抜群のテクニックを誇っていれば、日本人であるメリットはないんですよ。

日本人であるメリットがあり、長く勤めることが必要な職場で、成果が上がってさえいれば、職は失わずに済みます。問題は、成果を上げないで、給料を貰ってきた人たちが日本人の中には多数いて、その人たちが、これから新卒として入ってくる安い人件費の人間達より、「柔軟さ」や「効率」がよくなければ、次々に、新卒たちが入っていくでしょう。

ところが、新卒も、働くことというのがどういうことか分からず、つい、研究室やゼミの乗りで、始めてしまうこともあるんです。特に、金融や経済は、そういう雰囲気に厳しいところですからね。スーツが多少お洒落であっただけで、取引先の信用を失うこともあるんです。それなりに、業界には、それぞれのプロトコルがあります。

厳しい氷河期を乗り越えて、頑張ってやっていくには、一も二もなく、人と比べて少しでも自分に足りない部分を補っていかなくてはなりません。幾ら、国境がボーダーレスになろうと、日本人的な価値観を教え込む、外国人労働者達の上司は必要です。その中で、いかに、不和を起こさず、順調に進ませるかと言った点に苦労しなければなりません。まして、中国、インド系は、給料が上がらないと分かったら、即転職してしまいます。相変わらず、三途の河原で、石をコツコツと積み上げる努力することを強いられる事もあります。

だからこそ、新卒には、今の給料が高いことで選ぶのではなく、これから10年、食べていける生活を維持できるのか、そして、住宅ローンを組んでも、無事に返せる当てがある仕事の就き方になれるのかどうかが、明暗の分かれ道です。

女性の場合だと、圧倒的に看護師さん。これは強いですね。

 

 

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