こんばんは。
その2をランチで書いていて、その1を帰宅して書いたので、「ですます」が、違うことは予めご了承ください。
わたしは、死霊とか妖怪とか、生き霊とかなんでも上げるタイプですが、元人間だった人達は割りと楽なんです。アジア近辺にいる鬼と書いてグアイと呼ぶようなもの達に関しては、苦手です。
数年前に一回手を染めて、痛い目に遭い、その時、もう二度とやりません位の、宣言をして事なきを得る状態だったんですが、割りと、嫌だとかいいつつ、数年後腕を上げて挑むという癖がありまして。
基本的に、触って取ることを得意とするので、身に落とすんです。
他の教祖さん達は、人に落として取り払うのですが、わたしはどうもねぇ。手で触ってみないと気が済まないのですよ。
それぞれ、身体で反応する部位が違うので、分かるのですが、通常は危険なので絶対このやり方を勧めないはずです。それぞれ、人形(ヒトガタ)に落としたり、色々します。身代わりですね。
ところが、触って見ないと納得しないので、わたしは触り、身へ落とします。
落とした感じで、死因が分かったり、妖怪とか、精霊とか、分かる訳ですが、まあ、真っ黒なうじゃうじゃした奴が、はなから真っ当に対応してくれる訳もなく、結局、落としてみるんですね。
今回、その1で経緯を書きましたが、土曜の夜遅く訪ねて来られた方がいて、まあ、鬼だなとは思ったんです。明日でもいいですか?と聞いてみると、明日出立で。
フライト前のひと祓い。なんか有難くないのですが、主人を説き伏せて待っていたと。
それで、見て、ぐじゃぐじゃしてたのですが、どこかで見覚えがあるのですよ。昔、確か、もうやりませーん位の宣言をした感じのものです。結構強いし、影響力は強いし、持ってりゃ、あんまりいい事ありません。恐らく、その当人は、どんどん不安感が増したと思うんですよね。
それで、まぁ、嫌なんですが、若くもないおっさんからダイレクトに我が身に落としたんですね。不倫したと思われても仕方ない落とし方じゃないんで、恐縮ですが、ベッドを共にするとか、そんな落とし方じゃないです。ただ、半端なく、自身がきついです。
まぁ、取った瞬間、「グアイ」と叫んでいたので、鬼ではないかと思ったのですわ。しかも、グアイっていう発音は、中国語なんですよね。中華圏か、アジアか分からないんですが、そんな所ではないかと。わたしが一番苦手とする地域ですわ。
まぁ、取って自分の身に落としていたんですが、それがねぇ、この手を身に落とすと必ず翌日熱が出るんです。高熱です。なので、好んでやりたくないんです。それで、熱もそんなに長くは続かないのですが、挙動不審の前触れが5時間。その後、1時間で、急激に上がって、終わり。
インフルエンザの時期なので、勘違いしやすいんですが、鬼は、喉も腫れないし、熱だけなんですよ。鼻水も出ないし、熱だけ。風邪でもない。だから、通常、わけわからない高熱が出るときは、家の人には、自家中毒みたいなもんだと話はしてあります。主人は、こういう仕事をするわたしが、体を壊しながらやるのは好みではないので、当然ながら、主人の斡旋は、あまりありません。でも、あんまり上手に鬼が取れる人少ないんですよ。
かくいうわたしも、嫌がって逃げるくらいなので(苦笑)。
それで、そもそも、その持ってきた人にどうして、朋がCCさんの嫁さんだと思ったんだと聞いてみたら、朋の旧姓に心当たりがあったというんですね。
わたしの旧姓が以前、鬼封じをしてた一族だと言うんですよ。だから、朋という霊能者にピンと来て、CCさんの嫁さんの旧姓を調べたら、その名前で、それで突撃したということだったんですね。
めちゃめちゃ、わたしの不興は買いましたが、まぁ、誰か、わたしの友人が、告げ口したところでもあるんじゃないでしょうか。ひとんちの蔵の整理は、もう手伝わないぞと、そんな思いもありましたがね。
ところで、わたしの旧姓は、あまりみかけない名前なのですが、鬼封じをしてたという一族だとは思えないんですよ。そもそもが、理系で、どこかの大学で必ず教授か、准教授になっているタイプなので、どこで、そんな話になったのかはわかりませんが、結局、日曜日のわたしは、39度まで熱が上がり、家族に、インフルじゃねーぞインフルじゃねーぞと叫んで、結局、1時間で祭りが終わってしまい、無事、節分を迎えました。
鬼、どこかへおいてこなくてはいけないんですが、(わたしの身体に落としてくと、わたしが困る)わたしに、鬼を返しに行けるような旅、プリーズ。
気が付くと、節分。
鬼をあんまり追い出すと、鬼も行き場を失って、困るかもしれませんが、どうなんですかね。
暦では明日から立春ですね。
朋
ところで、出張後必ずって、絶対、「嫌」。わたし、そういうのが嫌で、頼まれてもあまり引き受けないです。この間、幽霊物件ですってのがあって、どうしましょうと面と向かって言われ、「いいじゃないですか」と答えるくらいなので、あまり期待しないでください。
好きなことしかしたくない人なので、期待過剰は禁物です。
母に、鬼封じの一族かどうか尋ねてみましたが、記憶にないそうです。