「北極星に願いをこめて」 (右脳のひらめき)

I'm your polar star in the journey of life.

コケシ談

2016年06月22日 18時16分05秒 | 銀の風(霊能力・霊視・念力・霊聴・透視)
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世の中、皆、あんたはんのような面相のええやっちゃばかりとは、限りませんで、経年劣化、そりゃ、もう、トラウマレベルどす。
京都 洛~伝統となごみの和雑貨

こんばんは。

 

 

ちょっと、思い出した。

目黒に住んでいた頃の小学二年生、300坪あるお屋敷の友人に呼ばれて、出かけて通された間には、大きな食器戸棚。

横幅180はあったと思う。

そこの上の部分一面に所狭しと、コケシが並んでいた。

 

好きなんだな。お茶を頂いて、友達と話してる分には、キミが悪いで済んだ。

 

処が、友人とその母親が、ちょっと、お茶を取り替えてくると言って、間を出て行った時から、その部屋は変わった。

 

とにかく、食器戸棚一杯に入りきらないマトリョーシカ状態のコケシの首が一斉に、カタカタ鳴り始めたのである。

 

初めは、道路の交通のせいだと思ったが、行き交いはない。

 

とにかく、何が何だか、カタカタ鳴っているのである。

 

それで、友人が親とお茶菓子とお茶を取り替えて持ってきてくださった途端、鳴り止んだのである。

 

裏表、クセのない素直な人だって探すのは、難しいだろうけれど、とにかく、家の人間が入ると鳴り止むようである。3回確認して、よく分かった。

 

なんて言うの、媚びやがって、この野郎。(笑)

 

女子生徒にいがちな、男の前だと態度変わる奴みたい、腹立った。

 

それから、その友人宅に行った他の友人に話を聞いてみた。

 

「確かに、ピタッと静かだった部屋が、少しはうるさいけど、地震かなって。」

 

そっか、そいつの場合は、満場一致じゃなかったんだ。

で、次にまた、来てくれないかと言われた。友人は、同じ小学校ではなく、私立に行っているらしく、ついでに、多少なり、わたしよりお姉さんだった。

話を聞くと、

お父さんがいないのだと言う。

戦争で、父親を亡くしたと言うが、その時はふーんで、終わっていた。祖父母が、戦争で亡くした我が子の代わりに、ひとつ貰ってから増えたらしい。

 

その時は、あのコケシの数って、一個小隊じゃね?と考えていた。

確かに、友人の家は今でも取り壊さずにある。だから、友人がまやかしの存在ではないが、父親が戦争で亡くなったって、どう考えても、昭和20年には、終戦を迎えるから、

 

幾ら、お姉さんだったと言っても、ありえねー年齢設定だわと。

わたしで、昭和42年生まれ。

 

確かに、年齢を超えた付き合いが多かったけれど、友人が学校に行っている処は、見たことがなかったし、学用品も、ランドセルも見たことがなかった。

 

お父さんがいないのではなくて、お祖父さんがいないのか、お父さんは出て行ったのか。

ついでに、頻繁に電話でだけ、呼び出されてたので、お見舞いに行っていたんだと思う。

すごく細い人で、わたしも細かったが、背丈もあまり変わらなかった。

 

まぁ、昭和のあんな時代だ。コケシの満場一致の意味も、不気味だが、わたしは、行くたび、寝込むようになったので、親が行かせないようにし、途中から、習い事を入れ、あまつさえ、引っ越しをして、遠距離になった。

 

残った別の友人は、時々見舞っていて、途中で、行方不明になった。

 

で、久しぶりに、実母に尋ねてみたら、確かに、そういう事があったと。変な家庭に見込まれて、とにかく、よく呼び出しが来て、帰ってくる度に、寝込んでいる。これは、父も含めて、相手を突き止めようとしたが、無理で、分からないお宅に、母が菓子折付きで、「お世話になります。」と、付き添って行ったら、

「もう来ないでくれ。」

と、強い口調で、相手の親に言われ、危険を察知し、引っ越すのなら、遠くに行こうと考えたんだそうだ。

 

 

 

でさ、コケシは、なんだったの。あの満場一致感。

 

 

17歳になって、親と旅行で、鳴子の街へ入ろうとして、トラウマ発動し、旅館で、女将さんに、鳴子の街の入り口のコケシは、自動で首を振るんですか?とか、地震でしたっけとか、意味不な質問をし、女将さんの不審な顔つきに、親に殴られ、DQN認定になるまで、あと少し。

 

まぁ、現時点、わたしに、愛想の良くない奴、どんな幽霊でもお化けでも、嫌いだわ。

まぁ、愛想良かったら、かなり困るんだけれどね。

 

 

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