真夜中の声 （心霊話で恐縮です）

こんにちは。

自分では割と、霊の声って聴こえるのかって言われると、実は普段、殆ど聞く耳なんかないです。けれど、今の家だと、誰かが帰ってくる5分前位に、ピーとカードキーが開いた音がするんですね。いや、本当にかかってくるのかもしれませんけれど、誰だか分かるように声まで届きますからね。そういう時は、便利だからやっぱり聞きますね。

で、昨日、真夜中、トイレに入った。実は、先日から凄く臭っていて、どうもトイレの汚れの臭いではなく、何かを燃やしたかのような臭いなんですね。いつからかって言われると、ほん怖発売日からですかね。主人は消臭剤を置こうと考えたようですが、一旦止めてもらって、炭で対応しようと。

真夜中、どうなっているか、確認しようと思って入った。臭いの元は何だろうかと思いながら、クンクン嗅いでいるその時、頭上で怒鳴った男の声がした。「～なんだろう。」

一瞬主人かと思い、ドアを開けたが、本人は別部屋で仕事をしている。じゃ、換気扇から漏れるのか、主人と違う声かと思ってそのまま、聞き捨てた。何せ、そんなのが怖いと言ってる場合じゃない。自宅のトイレが臭いままであることの方が、私には客が呼べない非常事態だ。

よくよく、炭を配置して、そのまま処理をして行く時に、多少気がついたモノはあった。どういう訳か、我が家は、ほん怖の売れ行きと共に、何故か、家にあり得ない、霊障が起きる。しかも、発売日を覚えてなくても、その霊障で発売日が分かるから、更にお得だ。

今まで、霊障が起きた時には、その時点で片づけて、その時点で何とかしたが、今回は、やけに起きる霊障が多い。家電製品の吹っ飛びから、耳鳴り、エロやグロ画像、様々な事が起きる。自分がもつパライバに、自分の気を入れて、コップに入れて置いたら、パライバが段々、水の中で、ネオンブルーに輝いて行く。こいつが、輝く時、そこに霊ありだ。そして、今朝。コップには、エクトプラズムかと思うような澱が出ていた。

ほん怖は休刊扱いだが、他の本は売りだされるわけで、そうなると、その度に相変わらず何か片づけものをしなきゃならないんだと思う。しかも、本の内容を読む前に、関連した内容がトイレに出るとなったら、ちょっと、発売日前の楽しみが奪われるようで、そんな時には、遠慮なく、霊に蹴りをいれたいヘタレ母であった。



朋