夜勤明けの夫を助手席に乗せて
病院に向かった。
胃カメラの予約が、10時半に入ってる。
病院の駐車場の手前で、車を左端に寄せて、指示器を左にチカチカさせながら最後尾についた。
この時間はいつも入庫待ちになる。
私の後ろにも、どんどん車が並んでいった。
交差点の中に入らないように隙間を開けて止めていたとき、
一台の車が、私の前に割り込んだ。
あっと思ったけど、シルバーマークが付いていたので、仕方がないと思った。
ようやく私の順番が来て、、ゲートの前に付けようと歩道に乗り上げたときだった。
逆車線から、黒いセダンが割り込んで入ってきて、そのまま私の車の前に突っ込んできた。
夫は、あまりにもの反則わざに腹を立てて、私の前に手を伸ばすと、クラクションを思いっきり鳴らした。
そして夫は、車から降りて、セダンの方へ歩いて行こうとしたら、
出口にいたガードマンが、走ってやってきた。
見ただけで、どんな状況なのか把握した様子で、
ここは、私が話しますから。と言って、夫を車に戻した。
それがいい。
ナイスガードマン👍
だけど、セダン野郎は、一向に引かない。
ガードマンは、後方の安全を見るので、バックして、列の後ろに回るように何度も説得するが、
どうやら、駄々を捏ねているようだった。
すると、イラッとした夫は、また車を降りて、
ガードマンとの間に入って、直接セダン野郎と対面した。
言い争いが始まるが、夫が引くわけがない。
あの人は、秩序を破る行為が一番嫌いなんだ。
自分の後ろにも、たくさん待ってる人がいるから、余計に。
あー、相手が悪かったなー、気の毒に。そんな気さえしてくる。
でも、悪いのはセダン野郎だ。
しばらく言い争いは続いたが、やがて夫が戻ってきた。
セダンは、一旦入庫するが、そのまま出口から出てもらうという。
当たり前!
ガードマンが、呆れていた。
私も呆れた。
夫は、あいつはヤクザだと言った。
俺に、山⭕️組の紋章を見せやがった。
だからなんだというんだ。
今まで、死ぬほど見てきたわ💢
という。
それで、引き下がるとでも思ったか、愚か者目が!
これでも、夫の性格は丸くなった方だ。
なんとか、無事に車を止めて、診察は、異常なしだった。