素直になれる場所

本音を言えないから。

ヤクザの男

2023-09-19 22:52:00 | 日記

夜勤明けの夫を助手席に乗せて
病院に向かった。

胃カメラの予約が、10時半に入ってる。

病院の駐車場の手前で、車を左端に寄せて、指示器を左にチカチカさせながら最後尾についた。

この時間はいつも入庫待ちになる。

私の後ろにも、どんどん車が並んでいった。 

交差点の中に入らないように隙間を開けて止めていたとき、
一台の車が、私の前に割り込んだ。

あっと思ったけど、シルバーマークが付いていたので、仕方がないと思った。

ようやく私の順番が来て、、ゲートの前に付けようと歩道に乗り上げたときだった。

逆車線から、黒いセダンが割り込んで入ってきて、そのまま私の車の前に突っ込んできた。

夫は、あまりにもの反則わざに腹を立てて、私の前に手を伸ばすと、クラクションを思いっきり鳴らした。

そして夫は、車から降りて、セダンの方へ歩いて行こうとしたら、

出口にいたガードマンが、走ってやってきた。

見ただけで、どんな状況なのか把握した様子で、
ここは、私が話しますから。と言って、夫を車に戻した。

それがいい。
ナイスガードマン👍

だけど、セダン野郎は、一向に引かない。

ガードマンは、後方の安全を見るので、バックして、列の後ろに回るように何度も説得するが、

どうやら、駄々を捏ねているようだった。

すると、イラッとした夫は、また車を降りて、

ガードマンとの間に入って、直接セダン野郎と対面した。

言い争いが始まるが、夫が引くわけがない。

あの人は、秩序を破る行為が一番嫌いなんだ。

自分の後ろにも、たくさん待ってる人がいるから、余計に。

あー、相手が悪かったなー、気の毒に。そんな気さえしてくる。
でも、悪いのはセダン野郎だ。

しばらく言い争いは続いたが、やがて夫が戻ってきた。

セダンは、一旦入庫するが、そのまま出口から出てもらうという。

当たり前!
ガードマンが、呆れていた。
私も呆れた。

夫は、あいつはヤクザだと言った。
俺に、山⭕️組の紋章を見せやがった。
だからなんだというんだ。
今まで、死ぬほど見てきたわ💢
という。

それで、引き下がるとでも思ったか、愚か者目が!

これでも、夫の性格は丸くなった方だ。

なんとか、無事に車を止めて、診察は、異常なしだった。