1泊2日、正味半日滞在という、年の瀬の慌ただしい長崎滞在は、お昼にちゃんぽんを食して〆としました。
長崎新地中華街へと戻って、庶民的なちゃんぽん専門店で、本場のちゃんぽんをいただきました♪
美味しかったちゃんぽんの風味の余韻を引き摺りながら、路面電車で長崎駅へ。
博多行の特急に乗車して、長崎に別れを告げました。
<長崎新地中華街>
大浦天主堂のある高台から下りてきて、路面電車の始発の停留所である、石橋電停へと歩き着きました。
運動不足の身には、長崎の坂道のアップダウンは殊の外堪えまして…(爆)
長崎新地中華街へと戻る行程は、路面電車を利用することに;
路面電車を築町(つきまち)で下車して、この日2度目の長崎新地中華街へ。
中華街と同様、いやもっと頻繁に、築町電停も行ったり来たりしていました…この日は(^^;)
オランダ坂~大浦天主堂の散策にお昼時を費やしたので、時刻は既に13時を回っていました。
遅めの昼食をいただくお店を物色中ですw
あまり観光化されている風でもなさそうな、庶民的な外観で、通りに地味目に店を開いていた、「三成號(さんせいごう)」で、ちゃんぽんをいただきます!
流石にお昼時を外れた時間帯だけに、こぢんまりとした店内は空いていました。
「ちゃんぽん」の名に相応しく?、バラエティ豊かな具がたっぷりと、麺の上を覆っています(^г^)
円やかそうに見える汁の色ですが、味付けはあっさりとした風味で、面白いように食が進みましたw
遅めの昼食で、かなり空腹でもあったので、あっという間に完食しました。
三成號さんは、「ちゃんぽん・皿うどん専門店」と銘打ち、昭和初期に上海から伝わったとされる、「唐灰汁(とうあく)」をつなぎに使った麺を使用しています。
長崎名物となっている、ちゃんぽんや皿うどんには、この唐灰汁使用の中華麺が一般的に使用されているとのことですが、唐灰汁を扱うには免許が必要であり、長崎でも限られた製麺所でしか作られていないそうです。
この唐灰汁の成分は炭酸ナトリウムであり、一般の中華麺でつなぎに使われている炭酸カリウムではないところが、ちゃんぽん&皿うどんの特徴でもあります。
もちろん、三成號さんの麺も、唐灰汁を使った麺。
因みに、炭酸ナトリウムも炭酸カリウムも共に、食品衛生法等の法令上では、「かんすい」と一括りに扱われています。
ちゃんぽんをいただいてから、長崎駅までは、またまた路面電車に乗車します。
最初は、築町電停から乗車しようと思っていたのですが、停留所のあまりの混雑ぶりに、お隣の西浜町電停まで歩いて(バス停並みの近さ♪)、ガラガラの停留所から余裕で乗車。
座席に座ることもできました♪
私の乗車した路面電車が、築町まで戻って来ました。
やはり、ここから車内は満員に;
路線バスのように、すぐ後ろにも、別の電車が到着していました。
路面電車がこのように団子状に集まっている様子を見ると、活気のある風景に感じられます^^
築町から、この日一番に出島まで散策した、幅の狭い通りへ進入、走り去る景色を眺めています。
後方正面には、前夜宿泊したホテルの建物が見えます。
左側には、出島の建物が眺められます。
長崎駅に到着。
実質的に、色々と見て回ったのは約半日という、年末の慌ただしさに影響されたかのような、駆け足の長崎滞在も、間もなくフィナーレとなります。
路面電車の停留所から駅のコンコースへは、歩道橋で移動。
長崎を14時25分に出発する、博多行の特急「かもめ28号」。
この特急で、長崎に別れを告げます。
電車で博多へと向かう車窓風景は、行程の前半、長崎の隣町である諫早を過ぎると、有明海が眼前に広がります。
この日は、空の色と同じ色をした紺碧の海面がどこまでも続いている眺めが、圧巻でした!
やがて、長崎県から佐賀県へと、県を跨ぎますが、しばらくの間は、海岸に沿って走行を続けます。
電車が走っている長崎本線と道路とが、並行しています。
長崎本線は忠実に地形をなぞるようにレールが続き、大きな入江もぐるりと弧を描くように海岸線を走っているのに対して、道路の方は、入江の入口にあたる海上に橋を築いて、入江をショートカット。
すっきりとしたシルエットの橋を眺めて、この橋も渡ってみたくなりました。
有明海の風物詩的風景。
海苔の養殖用の柱が林立している有明海を横目に、「かもめ28号」は快走を続けます!
もう少し走ると、有明海の絶景からもお別れ。
レールは、佐賀県の県庁所在地・佐賀を目指します。
佐賀を過ぎると、いよいよ博多へのラストスパートに。
この時(平成21年/2009年)は、まだ平成23年(2011年)3月の延伸開業に向けて建設中であった、九州新幹線の博多~新八代間の高架をくぐり抜けます。
今では、この地点には、九州新幹線と長崎本線との乗換駅である、新鳥栖(しんとす)駅が設けられています。
九州新幹線の博多~新八代間が開業し、博多までの山陽新幹線から新幹線のレールが鹿児島中央まで直通したのは、平成23年の3月12日。
東日本大震災の翌日でした。
16時16分、「かもめ28号」は、終着駅の博多へ到着。
長崎からは1時間51分の旅路でした。
この日は、博多駅のある福岡に宿泊。
翌日に所用で東京へ旅立つので、年末の駆け足長崎訪問記としては、これでピリオドとなります。
実質半日という強行軍的な長崎行でしたが、限られた時間の中で、坂の街を結構見て回ることができた、満足度の高い旅でした^^
エキゾチックな旅情を訪れる度に味わうことができる、素敵な長崎…機会があれば、今後も何度で赴きたい街です。
「過去旅 長崎」 了
長崎新地中華街へと戻って、庶民的なちゃんぽん専門店で、本場のちゃんぽんをいただきました♪
美味しかったちゃんぽんの風味の余韻を引き摺りながら、路面電車で長崎駅へ。
博多行の特急に乗車して、長崎に別れを告げました。
<長崎新地中華街>
_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
大浦天主堂のある高台から下りてきて、路面電車の始発の停留所である、石橋電停へと歩き着きました。
運動不足の身には、長崎の坂道のアップダウンは殊の外堪えまして…(爆)
長崎新地中華街へと戻る行程は、路面電車を利用することに;
路面電車を築町(つきまち)で下車して、この日2度目の長崎新地中華街へ。
中華街と同様、いやもっと頻繁に、築町電停も行ったり来たりしていました…この日は(^^;)
オランダ坂~大浦天主堂の散策にお昼時を費やしたので、時刻は既に13時を回っていました。
遅めの昼食をいただくお店を物色中ですw
あまり観光化されている風でもなさそうな、庶民的な外観で、通りに地味目に店を開いていた、「三成號(さんせいごう)」で、ちゃんぽんをいただきます!
流石にお昼時を外れた時間帯だけに、こぢんまりとした店内は空いていました。
「ちゃんぽん」の名に相応しく?、バラエティ豊かな具がたっぷりと、麺の上を覆っています(^г^)
円やかそうに見える汁の色ですが、味付けはあっさりとした風味で、面白いように食が進みましたw
遅めの昼食で、かなり空腹でもあったので、あっという間に完食しました。
三成號さんは、「ちゃんぽん・皿うどん専門店」と銘打ち、昭和初期に上海から伝わったとされる、「唐灰汁(とうあく)」をつなぎに使った麺を使用しています。
長崎名物となっている、ちゃんぽんや皿うどんには、この唐灰汁使用の中華麺が一般的に使用されているとのことですが、唐灰汁を扱うには免許が必要であり、長崎でも限られた製麺所でしか作られていないそうです。
この唐灰汁の成分は炭酸ナトリウムであり、一般の中華麺でつなぎに使われている炭酸カリウムではないところが、ちゃんぽん&皿うどんの特徴でもあります。
もちろん、三成號さんの麺も、唐灰汁を使った麺。
因みに、炭酸ナトリウムも炭酸カリウムも共に、食品衛生法等の法令上では、「かんすい」と一括りに扱われています。
ちゃんぽんをいただいてから、長崎駅までは、またまた路面電車に乗車します。
最初は、築町電停から乗車しようと思っていたのですが、停留所のあまりの混雑ぶりに、お隣の西浜町電停まで歩いて(バス停並みの近さ♪)、ガラガラの停留所から余裕で乗車。
座席に座ることもできました♪
私の乗車した路面電車が、築町まで戻って来ました。
やはり、ここから車内は満員に;
路線バスのように、すぐ後ろにも、別の電車が到着していました。
路面電車がこのように団子状に集まっている様子を見ると、活気のある風景に感じられます^^
築町から、この日一番に出島まで散策した、幅の狭い通りへ進入、走り去る景色を眺めています。
後方正面には、前夜宿泊したホテルの建物が見えます。
左側には、出島の建物が眺められます。
長崎駅に到着。
実質的に、色々と見て回ったのは約半日という、年末の慌ただしさに影響されたかのような、駆け足の長崎滞在も、間もなくフィナーレとなります。
路面電車の停留所から駅のコンコースへは、歩道橋で移動。
長崎を14時25分に出発する、博多行の特急「かもめ28号」。
この特急で、長崎に別れを告げます。
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電車で博多へと向かう車窓風景は、行程の前半、長崎の隣町である諫早を過ぎると、有明海が眼前に広がります。
この日は、空の色と同じ色をした紺碧の海面がどこまでも続いている眺めが、圧巻でした!
やがて、長崎県から佐賀県へと、県を跨ぎますが、しばらくの間は、海岸に沿って走行を続けます。
電車が走っている長崎本線と道路とが、並行しています。
長崎本線は忠実に地形をなぞるようにレールが続き、大きな入江もぐるりと弧を描くように海岸線を走っているのに対して、道路の方は、入江の入口にあたる海上に橋を築いて、入江をショートカット。
すっきりとしたシルエットの橋を眺めて、この橋も渡ってみたくなりました。
有明海の風物詩的風景。
海苔の養殖用の柱が林立している有明海を横目に、「かもめ28号」は快走を続けます!
もう少し走ると、有明海の絶景からもお別れ。
レールは、佐賀県の県庁所在地・佐賀を目指します。
佐賀を過ぎると、いよいよ博多へのラストスパートに。
この時(平成21年/2009年)は、まだ平成23年(2011年)3月の延伸開業に向けて建設中であった、九州新幹線の博多~新八代間の高架をくぐり抜けます。
今では、この地点には、九州新幹線と長崎本線との乗換駅である、新鳥栖(しんとす)駅が設けられています。
九州新幹線の博多~新八代間が開業し、博多までの山陽新幹線から新幹線のレールが鹿児島中央まで直通したのは、平成23年の3月12日。
東日本大震災の翌日でした。
16時16分、「かもめ28号」は、終着駅の博多へ到着。
長崎からは1時間51分の旅路でした。
この日は、博多駅のある福岡に宿泊。
翌日に所用で東京へ旅立つので、年末の駆け足長崎訪問記としては、これでピリオドとなります。
実質半日という強行軍的な長崎行でしたが、限られた時間の中で、坂の街を結構見て回ることができた、満足度の高い旅でした^^
エキゾチックな旅情を訪れる度に味わうことができる、素敵な長崎…機会があれば、今後も何度で赴きたい街です。
「過去旅 長崎」 了
以前近所にちゃんぽん専門店があったけれど、そのお店が引っ越してしまってから一度も食べていないので、もう20年ぐらい食べてないかもしれません。
茹で卵は半熟が好きですが、ちゃんぽんのスープには固茹でが合いますね。
左の路線電車の行き先の蛍茶屋、惹かれるネーミング。
思わず飛び乗ってしまいそうです(笑)
海の上を渡る橋を見ると、通ってみたくなります。
ただ宿泊先のビジネスホテルで出されたビュッフェ形式の朝食の白和え、白身のお魚、お味噌汁と白米があまりにも美味しくて、ご飯を3回もおかわりしてしまいお腹がすいていない状態でいただいたので印象はいまいち薄かったです。
博多の駅では美しい女性が多いいのに驚きました。
結構ベタな長崎名物のメニューでもあるので、へそ曲がりな私は、結構こういうものは避けがちな傾向にあるのですが、そこは長年地元の方々にも親しまれ、支えられてきたお店、その味に偽りはありませんでした!
しっかりとした固ゆで玉子が、あっさり風味の汁と、思いの外素敵にフィットして、とても美味しかったです。
たくさんの具も、こちらのお店は庶民的なものが多かったですね。
歴史のある街には、素敵なネーミングの地名が多いような気がします。
地名に惹かれて、その土地を気ままに巡る旅にも、興味をそそられます^^
海上に架かる橋、陸地からの孤立感が、ワクワクさせるのかもしれませんw
あまり観光化されてなさそうなお店を探して、この時は、三成號さんを見掛けて、こちらに決めました。
ホテルのバイキングも、中々侮りがたいですよね!
私も、美味しそうな料理がたくさん用意されているのを前にすると、ついつい取り過ぎて、お昼時に後悔することもよくあります。。。
そんな時には、常にも増して、できるだけ歩き回って、努めてお腹を減らすようにもしてはいます(^^;)
長崎は、ちゃんぽんの他にも、卓袱料理や、B級グルメのトルコライス等、食に関してもエキゾチックな魅力溢れる料理が目白押し。
訪問する度に、1つずつ制覇していくというのも、素敵そうですね。
秋の連休、九州旅行は結局急な仕事が入りナシになってしまい、taろうさんの記事で旅行気分に浸りました(笑)
出島や亀山社中記念館(大河ドラマの龍馬伝、嵌りました)にも行ってみたいです。
九州行き無念の断念、残念でしたね…私も昨年当初の予定がキャンセルになった(日程縮小して無理矢理行きましたが;)ので、お気持ちお察しします。。。
今は、11月の海外旅行が突発事態で中止とならないように祈る日々です(^^;)
長崎は坂が多くて、脚力と体力を試されますが、それでも何度も訪れたくなる魅力を秘めた街ですよね。
是非機会を勝ち取って、訪れてください!