時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

リピーター九州横断旅行-14~小倉の鰻を楽しむ京都への帰途

2015-06-19 21:32:46 | 日本
 熊本県から大分県へ至った今回の旅も、京都へと帰る最終日となり、朝に佐伯を出発、まずは山陽新幹線へと乗り継ぐ小倉を目指します。

 質・量共に充実したホテルの朝食で、この日も快調に旅立ちを迎え、特急の車窓から海沿いの景色を楽しみながら、大分で列車を乗り継ぎ、小倉へ。
 小倉で迎えたお昼時、今回の旅最後の食事は奮発して、鰻に舌鼓を打つことに!

 九州東西の美食を満喫した旅の締め括りに相応しい、小倉での鰻の昼食の後、東へと向かう山陽新幹線の車中の人となりました。


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 佐伯滞在2泊目は、ホテル金水苑に宿泊。

 この2泊の印象ですが、佐伯のホテルの朝食のレベル、高いです!
 美味しい朝食に、気分も上々♪
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 朝食後にホテルをチェックアウトして、佐伯駅へと向かいます。

 ホテル金水苑から佐伯駅までは、徒歩僅かに数分の好アクセス。
 もっと滞在していたい気持ちも満々で、名残惜しさを引きずりつつ、佐伯駅へ。



 いよいよ、京都への帰途に就きます。

 この日は朝から日差しが強かったですが、屋内で日差しが遮られ風が吹き抜ける格好の改札口は爽やかな適温で、気持ち良く列車を待つことができました。



 京都への帰途のトップランナーは、佐伯9時6分発の「にちりん4号」大分行。

 眩しい光の中、宮崎方面からホームへすべり込んできた、この「にちりん4号」で、まずは大分を目指します。



 「にちりん4号」は、佐伯を発ってしばらくの間、リアス式の入り組んだ海岸線に沿って走行。
 車窓には、朝陽に燦めく美しい海の風景が流れていきます。

 大分以南は単線となっているJR日豊本線、「にちりん4号」に乗車した佐伯から大分までの区間も当然ながら単線で、カーブの多い海沿いを速度を抑えての走行も多く、美しい車窓風景を楽しむことができました♪



 「にちりん4号」は、佐伯から所要ジャスト60分で、終着駅の大分へ到着しました。

 大分からは、5分の接続で、「にちりん4号」が到着したホームの反対側のホームで出発を待つ、10時11分発の「ソニック22号」博多行に乗車します。



 大分を出発した「ソニック22号」は、すぐに別府湾沿いに出てきて、別府市街を見渡すことのできる、風光明媚な景色の中を快走します。

 大分以北は殆ど複線区間となる日豊本線を、先程の「にちりん4号」とは見違える(と感じた)スピード(最高速度130km/h)で、別府へ、更に小倉へと疾走する、「ソニック22号」でした。



 「ソニック22号」は、大分から1時間26分の所要時間で、11時37分に小倉へ到着。
 佐伯からは、2時間31分で到着したことになります。

 行程としては、あとは小倉で山陽新幹線に乗り継ぐだけですが、時刻もお昼時に差し掛かりつつあり、九州に別れを告げる前に、最後の食事をここ小倉で摂るべく、途中下車することに決めていました。
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 小倉駅から徒歩数分、予約を入れてあった、鰻の老舗「川淀」へ。

 ひょんなことから、小倉の鰻が名高いことを知り、何軒もの老舗専門店の存在を知った小倉。
 そのうちの一軒へ、伺いました!



 まずは、白焼きをいただきます!

 あっさりとした風味が、とても美味しい~♪
 表面はこんがり香ばしく、身自体はふっくらとジューシィな食感を保つ焼き加減に、老舗の技を見ました^^



 汁物は、もちろん肝吸いです。

 こちらも、スッキリとした風味。
 鰻の臓物の歯応えと旨味に、満足の舌鼓を打ちます。



 付け合わせは、山芋の酢の物。

 酢醤油で和えた、シャキシャキの歯応えと共にとろみを堪能。
 さっぱりとした美味しさに、食欲が一層掻き立てられましたw



 鰻の蒲焼き(^г^)

 60年間培われてきた、蒲焼の技の粋が凝縮された、素晴らしい芳香と絶妙の締まり具合の身の旨味を、じっくり味わいました!
 硬すぎず柔らかすぎず、適度な歯ごたえの香ばしい身をいただく幸せ…最高ですね!!

 撮影者の拙い技量でチンマリと写ってしまいましたが;、2切れでも十分に食べでのあるボリュームでした。



 デザートも涼やかな、シャーベットと果物でした♪

 後口もスッキリ、美味しさとボリュームに大満足の、小倉の鰻…新幹線等の鉄道利用であれば、九州の玄関口を扼する小倉だけに、これからも九州行きの折に、途中下車して通ってしまいそうですw
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 小倉の鰻を存分に堪能してから小倉駅へと戻り、京都への最終行程が始まります。
 14時21分発の「のぞみ36号」東京行きに乗車、京都へ。

 車内では、道中での絶景や美味しい体験を思い起こしながら、夢心地のイイ気持ちで、うつらうつらしていましたw
 帰路での、こうした余韻に浸るひと時というのも、いいものですね^^



 「のぞみ36号」は16時52分、小倉から2時間31分の所要時間で京都へ到着、「オレンジ食堂」&佐伯再訪をメインとした、九州横断の旅、ここに全行程完結です(^o^)
 連休最終日を翌日に残したこの日の夕刻近く、既にUターンラッシュを迎え東京方面へ向かう人々でごった返したいた、京都のホームに降り立ちました。

 年を重ねる毎に、料理のグレードやおもてなしのサービスに磨きをかける「おれんじ食堂」、豊富な海の幸の素晴らしい鮮度を誇る美食に溢れた佐伯の街…それ程日を置かずに再訪した今回の旅では、前回の旅の経験を活かせるメリットもあって、効率良く動き回れて、とても満足のいく旅となりました。
 未知の土地を訪ねる旅はもちろん魅力的ですが、今回のようなリピーターとしての旅もまた、前回同様或いは前回以上のもてなしを感じたり、前回の宿題を達成する喜びが、旅立ち前に思っていたよりも遥かに充実感のある体験であることが分かりました。

 前回の旅で十分に高まった期待を裏切らず、加えて新たな悦びをもたらしてくれた、「おれんじ食堂」と佐伯をメインに巡った九州横断旅行…益々九州にのめり込んでしまいそうなw、素敵な旅の思い出です。


 「リピーター九州横断旅行」 了



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2 コメント

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Unknown (タヌ子)
2015-06-20 07:25:34
朝食にお刺身がついてるっていうところが、流石に魚自慢の佐伯らしいですね。
お寿司ざんまいの後は鰻三昧ですか…
折角引っ込みかけた唾液がまた湧いてきました。
小倉の鰻が有名と言うのは初めて聞きました。
こちらで買えるのは韓国産の脂っこい太っちょ鰻の冷凍だけ。
お上品な国産の鰻だからこそ、白焼きが美味しくいただけるんですよね。
海岸沿いの絶景と美味しそうな食べ物のお裾分け(後者のお裾分けはちょっと辛いものがありますが)、ありがとうございました。
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タヌ子さん。 (taろう)
2015-06-21 01:36:34
このお刺身も、鮮度はもちろん、美味しさも抜群!
寿司海道の街のホテルの面目躍如、といった感じの、充実の朝ご飯でした。
九州は、本当に反則な位に美食の地ですね!
せっかくこのような、素晴らしい土地を訪れているのですから、旅の最後の食事も、ピカ一のグルメを味わって、幸せな気分で旅の締め括りとしました^^
私も、何故小倉に鰻の老舗が何軒もあるのかは謎ですが、白焼きに蒲焼き…長年培われてきた老舗の技に裏打ちされた、絶品の鰻は、小倉で途中下車した価値を十二分に納得した美味しさでした。
脂っこさを感じさせずに、コクや香ばしさを楽しむ…鰻をいただく醍醐味ですよね!
訪れる度、新たな感動と悦びを分けてくれる九州、ぜひまたじっくりと巡ってみたいという思いを掻き立てられた、今回のリピーター旅行でした。
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