昼食を摂った後は、金沢の街へと繰り出し、日本三名園の一つである、兼六園を訪れました。
兼六園への入園は、実に高校の修学旅行以来となります。。。
厳冬の2月…の筈なのですが、快晴の陽気に恵まれて、金沢市街同様に、園内にも雪は全く見当たらず、木々に施された雪吊りが、晴天をバックにして印象的なオブジェと化していました。
<兼六園>
金沢駅からバスに乗り、繁華街である香林坊へ、そこから歩いて5分ほどでしょうか…兼六園の西の入口にあたる、真弓坂口。
緩やかなスロープ状の登り坂で、園内へと入っていきます。
香林坊からのアプローチは、兼六園に隣接している、金沢城公園の南の縁の、広々とした通りの散策路でした。
天気に恵まれた休日の午後とあって、大勢の人々が訪れていましたが、広い園内、ごく一部の見所以外は、混雑していることはありませんでした。
暖かな日射しの下、穏やかにそぞろ歩きを楽しみます。
陽気に誘われたのでしょうか…梅のような花がチラホラ開花していました。
梢に目を凝らしてみると、あちらこちらで、膨らんだ蕾が鈴なりとなっていました^^
冬の兼六園ならではの景観となっている、雪吊り。
雪の重みで枝が折れるのを防ぐために、冬の間、園内の木々に施される雪吊りですが、折からの陽気で、本来の役目については手持ち無沙汰?!な様子(^^;)
この日は、まるで日傘のよう(骨組みだけですがw)に、見事な枝振りの木へと、裾を広げて覆うかのような美しい姿が、青い空にも美しく映えていました。
少し離れた場所からの眺めは、優雅な姿の雪吊りですが、施された木に近付いて観察すると、縄の一本一本がそれぞれ枝に、しっかりと結わえられていました。
その見事な力強さは実に印象的で、ひしひしと迫力を感じます!
雪吊りで上から吊ると同時に、下からも支えを施されていますね。
雪から木を守るための先人の知恵や工夫は、今日にしっかりと受け継がれています。
雪吊りの中心となっている、柱の根元から見上げてみました。
枝を吊っている幾多の縄が、放射状に広がる様子も、風情があるものですね。
弛みのない、直線状にピンと張られた情景からは、引き締まった神々しさを感じていました。
兼六園の中心に位置している、「霞ヶ池」へと近付いていくと、俄に凄い人出に!
池の畔は、取っかえ引っかえ、記念撮影スポットと化していました;
位置的に中心的なだけでなく、園内の見所も集中しているので、人が集まるのも無理はありません。
園内で雪吊りの施された木々の中でも、最も名高い「唐崎松(からさきのまつ)」も、この霞ヶ池の畔。
正面に、その見事な枝振りを披露しています。
霞ヶ池の畔に辿り着きました。
風もなく、水面は鏡のよう。
雪吊りの優美な末広がりの様子も、余さず映し出されています。
兼六園のシンボル的景観となっている、灯籠も小さく見えていました。
そこでの記念撮影待ちと思われる、行列も。。。
池の畔の木々が悉く、その姿を逆さにして、水面に映し出されています。
日本人は、こうした演出を好みますね(私も水に映る逆さの風景、大好きです♪)。
逆光に映える雪吊りの様子からも、見事な職人技の、技巧美を窺うことができます。
霞ヶ池に突き出て、水に浮かぶような佇まいを見せているのは、「内橋亭」。
支えているのは、石の脚とのことです。
ここからの池の眺めは、さぞ風流なことでしょうね。
…いつの間にか、雲が空を覆ってきましたが、雨を心配する程でもなく、かえって強い日射しが遮られて汗ばむこともなく、快適な午後の散策をもう少し続けます。
兼六園への入園は、実に高校の修学旅行以来となります。。。
厳冬の2月…の筈なのですが、快晴の陽気に恵まれて、金沢市街同様に、園内にも雪は全く見当たらず、木々に施された雪吊りが、晴天をバックにして印象的なオブジェと化していました。
<兼六園>
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金沢駅からバスに乗り、繁華街である香林坊へ、そこから歩いて5分ほどでしょうか…兼六園の西の入口にあたる、真弓坂口。
緩やかなスロープ状の登り坂で、園内へと入っていきます。
香林坊からのアプローチは、兼六園に隣接している、金沢城公園の南の縁の、広々とした通りの散策路でした。
天気に恵まれた休日の午後とあって、大勢の人々が訪れていましたが、広い園内、ごく一部の見所以外は、混雑していることはありませんでした。
暖かな日射しの下、穏やかにそぞろ歩きを楽しみます。
陽気に誘われたのでしょうか…梅のような花がチラホラ開花していました。
梢に目を凝らしてみると、あちらこちらで、膨らんだ蕾が鈴なりとなっていました^^
冬の兼六園ならではの景観となっている、雪吊り。
雪の重みで枝が折れるのを防ぐために、冬の間、園内の木々に施される雪吊りですが、折からの陽気で、本来の役目については手持ち無沙汰?!な様子(^^;)
この日は、まるで日傘のよう(骨組みだけですがw)に、見事な枝振りの木へと、裾を広げて覆うかのような美しい姿が、青い空にも美しく映えていました。
少し離れた場所からの眺めは、優雅な姿の雪吊りですが、施された木に近付いて観察すると、縄の一本一本がそれぞれ枝に、しっかりと結わえられていました。
その見事な力強さは実に印象的で、ひしひしと迫力を感じます!
雪吊りで上から吊ると同時に、下からも支えを施されていますね。
雪から木を守るための先人の知恵や工夫は、今日にしっかりと受け継がれています。
雪吊りの中心となっている、柱の根元から見上げてみました。
枝を吊っている幾多の縄が、放射状に広がる様子も、風情があるものですね。
弛みのない、直線状にピンと張られた情景からは、引き締まった神々しさを感じていました。
兼六園の中心に位置している、「霞ヶ池」へと近付いていくと、俄に凄い人出に!
池の畔は、取っかえ引っかえ、記念撮影スポットと化していました;
位置的に中心的なだけでなく、園内の見所も集中しているので、人が集まるのも無理はありません。
園内で雪吊りの施された木々の中でも、最も名高い「唐崎松(からさきのまつ)」も、この霞ヶ池の畔。
正面に、その見事な枝振りを披露しています。
霞ヶ池の畔に辿り着きました。
風もなく、水面は鏡のよう。
雪吊りの優美な末広がりの様子も、余さず映し出されています。
兼六園のシンボル的景観となっている、灯籠も小さく見えていました。
そこでの記念撮影待ちと思われる、行列も。。。
池の畔の木々が悉く、その姿を逆さにして、水面に映し出されています。
日本人は、こうした演出を好みますね(私も水に映る逆さの風景、大好きです♪)。
逆光に映える雪吊りの様子からも、見事な職人技の、技巧美を窺うことができます。
霞ヶ池に突き出て、水に浮かぶような佇まいを見せているのは、「内橋亭」。
支えているのは、石の脚とのことです。
ここからの池の眺めは、さぞ風流なことでしょうね。
…いつの間にか、雲が空を覆ってきましたが、雨を心配する程でもなく、かえって強い日射しが遮られて汗ばむこともなく、快適な午後の散策をもう少し続けます。
金沢の2月で雪が無い!やはり年々暖冬気味なのかしら?
梅も咲いて散策しやすい気候でいいですね。
雪吊り、このような物をみるとやはり日本だなーと思います。雪に覆われた姿を見てみたいものです。
下記事のお寿司、相変わらず溜息です・・・。
ネタの輝きが違うわぁ!
兼六園の冬の風物詩といえる、雪吊りですが、やはり、雪景色の素敵な景色を眺めてみたかったです。
2月とは思えない程の、ポカポカ陽気でしたが、幸い、時間が経つにつれて雲が出てきて、強い日射しが遮られ、散策には程良い暖かさとなりました♪
しばらくの間は、混雑し続けるかもしれませんが、一見の価値は大いにあると思います。
金沢のお寿司、正に芸術でした!
美しさに加えて、艶やかさすら感じました!
もちろん、お味の方も折り紙付きの美味しさで、この上ない幸せな気分に浸りながら、堪能しました^^
友人は今回の旅行で一番気に入ったのは金沢、特に兼六園だったそうで、次回も絶対行くと言っていました。
私たちが訪れた時は、雪吊りはもう取り外されていましたが、古い樹木の管理の素晴らしさにフランス人も感心していました。
こうして植物を大切にするのは、流石に神話の国、日本だなと改めて感心しました。
最後の写真、少し黒い雲が池に反映して、レトロな写真のような色合いになってますね。
こんな色合いも風情があって素敵です。
この日の午後は、ほとんど兼六園滞在に費やしたも同然でしたので、ゆっくりと散策を楽しむことができました^^
真冬にもかかわらず、雪のなかった兼六園…快適な散策を楽しめましたが、やはり、kikiさんと同じく、雪景色の中の雪吊りの風景を眺めてみたいものです。
名園だけに、園内の樹木は、立派な大木が多いと、今回私もそう思いました。
これらの手入れも、雪吊り同様に、職人さん方の手によって、脈々と受け継がれてきたのでしょうね。
こうした、和風の庭園は、渋い色調がしっくり決まりますね。
どちらかというと地味な色合いながら、不思議と印象に残る情感を抱かせるのも、兼六園の名園たる由縁なのかもしれません。