比叡山中に三つの境内(三塔)を有する広大な延暦寺巡拝、最も北に位置する境内である横川(よかわ)から二つ目の境内の西塔(さいとう)へと赴きます。
移動の途中にあるレストランで、シャトルバスを一旦下車して昼食を摂り、次のバスで西塔へ向かいました。
レストランからは、琵琶湖を抱く近江盆地の大パノラマが見渡せました!
<横川→西塔>
横川から西塔へ向かう途中にある、「峰道(みねみち)レストラン」で遅い昼食を摂るべく、ここ峰道バス停で、横川バス停から乗車した比叡山内シャトルバスを下車します。
乗車時間は僅かに6分…とはいえ、坂ありカーブありの山道の6分で、路線バスの存在は大変ありがたいものです^^
なお、「シャトルバス」と命名されていますが、多客となる土日祝日でも30分おきなので、事前に発車時刻の確認が必須です;
峰道も、駐車場に併設されたバス停で、展望スペースがあり、そこからは、遥か眼下に豊かな水を湛えた琵琶湖と近江盆地とを一望することができます♪
正面中央やや右に見えている円錐形の黒い山は、標高が432mある三上山(みかみやま)で、「近江富士」の別名を持ちます。
時刻は既に13時30分を回っています…少し遅いランチタイムです!
峰道レストランは、展望スペースに隣接していて、先程の絶景を眺めながら食事をすることができます。
このメニューは「近江定食」、近江牛ブレンドのハンバーグ、近江牛のスジ入りコロッケ、そして何故かwエビフライという取り合わせ、サラダもタップリ付いていました(^г^)
観光地によくあるドライブインのようなレストランで、正直なところ、お腹が膨れればいいか…程度にしか期待していませんでしたが、滋賀県(よく誤解されますが延暦寺の所在地は滋賀県大津市です)のご当地ブランドである近江牛を使ったこの近江定食、ふっくらとして、適度な軟らかさでコクのあるハンバーグと、牛すじの風味も豊かでサクサクのコロッケは、思っていた以上の美味しさでした^^
ヘタに手を加えずに丁寧に調理された、オーソドックスな洋食メニューという感触で好感の持てたメニューでした。
あ、もちろんご飯に漬け物、味噌汁も付いていますよw
食事を終えると、次のバスの時間まであと5分少々、ちょうど良い頃合いです。
もう一度展望スペースから北向きに、尾根伝いの山の風景を。
ようやく天候も回復してきて、空に浮かぶ雲、日射しを浴びて明るく萌える緑の山肌と好コントラストを見せる、手前の紅葉…目に見える全てが清々しく感じられました!
再び比叡山内シャトルバスに乗車して、峰道から5分程で2つ目の境内である、西塔に到着しました。
横川同様、バス停と広い駐車場のスペースから参道が始まっていました。
西塔の参道も、もみじが美しく色付いていて、午後の日射しに眩しげに輝いていました。
日向と日陰のコントラストで、その輝きがより引き立つように強調されていました。
延暦寺は、日本史にも登場する、多くの名のある高僧の方々が修行に勤しんだ修行場であります。
親鸞聖人も、そのお一人のようですね。
そういえば、横川の参道にも若年期の一時期を比叡山で過ごした道元禅師や日蓮聖人の一生を描いた大看板が立てられていました。
かなり長い石段を下りていくと、木立の間から、西塔を代表するお堂の、釈迦堂が姿を現わしてきました。
西塔の中心的な存在である、釈迦堂の荘厳な佇まい。
この釈迦堂は、代表的な天台建築様式の大堂であり、元々は大津にある三井寺(みいでら、正式には園城寺)に貞和三年(1347年)に建てられたものを、豊臣秀吉の命によって文禄四年(1594年)に西塔へ移築されました。
延暦寺では、現存する最古の建物です。
釈迦堂を見た後、参道をバス停まで戻りシャトルバスでお隣の境内である、東塔(とうどう)へ向かおうと思っていましたが、時間の関係でバスに乗り遅れてしまい、30分じっとバスを待つよりは…!と、東塔までは歩いて行くことにしました;
東塔へと続く小径沿いには、比叡山を開山した天台宗開祖、伝教大師(でんぎょうだいし)最澄の御廟である、浄土院がひっそりと建っていました。
西塔の中でも、釈迦堂等の諸堂とは距離をおいて、木立の中に静かに佇んでいました。
綺麗に掃き清められた、見事な石庭が印象的です。
こちらの建物の屋根は葺き替えられたばかりでしょうか。
綺麗な銅の色をしています。
傍らに植えられているもみじも、負けじとばかりに美しく色付き、その輝きを競い合っているかのようです^^
浄土院の前からは、東塔へ向けて鬱蒼とした木々の中へと入っていく石段が待ち構えていました;
色付いた木立の中を、進んでいきます。
先程の緩やかな石段を上がりきって少し進むと…ヤラレタ…心臓破り(のように見えた)の、急で長~い石段が謀ったかのように現れましたorz
日頃の運動不足で弛みきった体に鞭打ち、数歩歩いては大きな石の段差を大きく呼吸しながら一つずつ上っていきました><
急な石段を上りきる頃には、ゼイゼイと肩で大きく息をつかざるを得ない体たらくでしたが、どうにかしんどい区間は克服できたようです(^^;
石段を上りきるとすぐに、小径と寄り添うように山中を走る自動車専用(歩行者通行禁止!)の有料道路、奥比叡ドライブウェイを跨いで反対側(画像の右側)の斜面に取り付き、正面に見えるカーブの先辺りまで、この奥比叡ドライブウェイ沿いに歩いていきます。
正面のカーブのすぐ先は、もう最後の目的地、延暦寺の中心ともいえる東塔の境内となります。
移動の途中にあるレストランで、シャトルバスを一旦下車して昼食を摂り、次のバスで西塔へ向かいました。
レストランからは、琵琶湖を抱く近江盆地の大パノラマが見渡せました!
<横川→西塔>
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横川から西塔へ向かう途中にある、「峰道(みねみち)レストラン」で遅い昼食を摂るべく、ここ峰道バス停で、横川バス停から乗車した比叡山内シャトルバスを下車します。
乗車時間は僅かに6分…とはいえ、坂ありカーブありの山道の6分で、路線バスの存在は大変ありがたいものです^^
なお、「シャトルバス」と命名されていますが、多客となる土日祝日でも30分おきなので、事前に発車時刻の確認が必須です;
峰道も、駐車場に併設されたバス停で、展望スペースがあり、そこからは、遥か眼下に豊かな水を湛えた琵琶湖と近江盆地とを一望することができます♪
正面中央やや右に見えている円錐形の黒い山は、標高が432mある三上山(みかみやま)で、「近江富士」の別名を持ちます。
時刻は既に13時30分を回っています…少し遅いランチタイムです!
峰道レストランは、展望スペースに隣接していて、先程の絶景を眺めながら食事をすることができます。
このメニューは「近江定食」、近江牛ブレンドのハンバーグ、近江牛のスジ入りコロッケ、そして何故かwエビフライという取り合わせ、サラダもタップリ付いていました(^г^)
観光地によくあるドライブインのようなレストランで、正直なところ、お腹が膨れればいいか…程度にしか期待していませんでしたが、滋賀県(よく誤解されますが延暦寺の所在地は滋賀県大津市です)のご当地ブランドである近江牛を使ったこの近江定食、ふっくらとして、適度な軟らかさでコクのあるハンバーグと、牛すじの風味も豊かでサクサクのコロッケは、思っていた以上の美味しさでした^^
ヘタに手を加えずに丁寧に調理された、オーソドックスな洋食メニューという感触で好感の持てたメニューでした。
あ、もちろんご飯に漬け物、味噌汁も付いていますよw
食事を終えると、次のバスの時間まであと5分少々、ちょうど良い頃合いです。
もう一度展望スペースから北向きに、尾根伝いの山の風景を。
ようやく天候も回復してきて、空に浮かぶ雲、日射しを浴びて明るく萌える緑の山肌と好コントラストを見せる、手前の紅葉…目に見える全てが清々しく感じられました!
再び比叡山内シャトルバスに乗車して、峰道から5分程で2つ目の境内である、西塔に到着しました。
横川同様、バス停と広い駐車場のスペースから参道が始まっていました。
西塔の参道も、もみじが美しく色付いていて、午後の日射しに眩しげに輝いていました。
日向と日陰のコントラストで、その輝きがより引き立つように強調されていました。
延暦寺は、日本史にも登場する、多くの名のある高僧の方々が修行に勤しんだ修行場であります。
親鸞聖人も、そのお一人のようですね。
そういえば、横川の参道にも若年期の一時期を比叡山で過ごした道元禅師や日蓮聖人の一生を描いた大看板が立てられていました。
かなり長い石段を下りていくと、木立の間から、西塔を代表するお堂の、釈迦堂が姿を現わしてきました。
西塔の中心的な存在である、釈迦堂の荘厳な佇まい。
この釈迦堂は、代表的な天台建築様式の大堂であり、元々は大津にある三井寺(みいでら、正式には園城寺)に貞和三年(1347年)に建てられたものを、豊臣秀吉の命によって文禄四年(1594年)に西塔へ移築されました。
延暦寺では、現存する最古の建物です。
釈迦堂を見た後、参道をバス停まで戻りシャトルバスでお隣の境内である、東塔(とうどう)へ向かおうと思っていましたが、
東塔へと続く小径沿いには、比叡山を開山した天台宗開祖、伝教大師(でんぎょうだいし)最澄の御廟である、浄土院がひっそりと建っていました。
西塔の中でも、釈迦堂等の諸堂とは距離をおいて、木立の中に静かに佇んでいました。
綺麗に掃き清められた、見事な石庭が印象的です。
こちらの建物の屋根は葺き替えられたばかりでしょうか。
綺麗な銅の色をしています。
傍らに植えられているもみじも、負けじとばかりに美しく色付き、その輝きを競い合っているかのようです^^
浄土院の前からは、東塔へ向けて鬱蒼とした木々の中へと入っていく石段が待ち構えていました;
色付いた木立の中を、進んでいきます。
先程の緩やかな石段を上がりきって少し進むと…ヤラレタ…心臓破り(のように見えた)の、急で長~い石段が謀ったかのように現れましたorz
日頃の運動不足で弛みきった体に鞭打ち、数歩歩いては大きな石の段差を大きく呼吸しながら一つずつ上っていきました><
急な石段を上りきる頃には、ゼイゼイと肩で大きく息をつかざるを得ない体たらくでしたが、どうにかしんどい区間は克服できたようです(^^;
石段を上りきるとすぐに、小径と寄り添うように山中を走る自動車専用(歩行者通行禁止!)の有料道路、奥比叡ドライブウェイを跨いで反対側(画像の右側)の斜面に取り付き、正面に見えるカーブの先辺りまで、この奥比叡ドライブウェイ沿いに歩いていきます。
正面のカーブのすぐ先は、もう最後の目的地、延暦寺の中心ともいえる東塔の境内となります。
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