アドリア海(Jadransko more)を望む浜辺でケルンも積み終わり、ミール塩湖(Jezero Mir)に戻って湖畔の散策を再開します。
ミール塩湖を周回する散策路は、この石積みケルンの浜辺まで、これまで通ってきた塩湖の西側を往復する方々が多いのか、塩湖南端から東側の区間は西側と比べて荒れている印象でした。
<テラシュチツァ関連リンク>
テラシュチツァ自然公園(Park prirode Telašćica)
テラシュチツァの地図
テラシュチツァの地図(詳細版)
______________________________________________
浜辺へ至る小径との分岐を過ぎると、散策路の踏み跡が目に見えて疎らになりました。
木立の勢いも増して、散策路のすぐ脇まで迫ってきています。
こうした木立越しに眺める湖も、絵になります!
正面に見えるグルバシュチャク(Grbašćak)の、施設が建っている頂からは、ここはこんな感じに見えていましたね。
私がこの時歩いていた場所は、「こんな感じ」の画像中央やや上にある、山や斜面に囲まれている湖のちょうど正面のあたりです!
テラシュチツァ湾へ抜ける散策路が通っている鞍部もまた、正面に見えています。
少し進んだところで、湖畔に立つことができました。
ミール塩湖は小さな湖ですが、湖畔からの眺めもまた広々としていて、気持ちの良いものです。
このあたりでは、散策路は湖畔から離れた所を通ります。
左側の尾根の向う側は全て断崖となってアドリア海に落ち込んでいるようには、やはりとても思えません;
石積みケルンの浜辺から見えていた樹木の切れ目の下まで来て、ここでも「せっかく来たのだから!」と、にわかに思いが湧き上がり、尾根まで登ってみることに!
尾根の向う側には、テラシュチツァ湾(Luka Telašćica)を眺めることができるはずです。
傾斜は緩やかで、石灰岩と思しき白い岩がステップよろしく一面に露出しているお蔭で、登るのは難しくありません。
テラシュチツァの地図(詳細版)からは、尾根は大体海抜20m~30mといったところで、海抜30m~40mであったアドリア海に臨む断崖へと登った樹木の切れ目の場所よりも低いはずですが、そうは見えません…(-_-;)
散策路からここまで登るのに5分とかからず、登り始める前の心配は杞憂に終わりました。
ミール塩湖とテラシュチツァ湾との間の尾根の鞍部となっている、いわば峠ともいえる場所でした。
思ったとおりの、テラシュチツァ湾の素晴らしい展望です♪
テラシュチツァ湾とは反対側になる、ミール塩湖を眺めます。
やはり、紺碧のテラシュチツァ湾やアドリア海とは異なる、グリーンの湖面が印象的です。
斜面に刻まれた2つの樹木の切れ目のうち、右側の切れ目を先刻登りました。
正面に見える、樹木の切れ目のある斜面が標高を落とした後、左端の小山の斜面となって再び盛り上がっていく直前に、一旦樹木が尽きている白い部分が石積みケルンの原です。
こうして眺めても、ドゥギ島(Dugi otok)西側の得意な地形が良く分かります。
この部分だけ樹木が全く生えていない、というのも本当に不思議です…。
右の斜面を端近く登った所にまでケルンが積まれています。
先程の鞍部から尾根筋を10分位更に登った場所から、歩いて来た尾根や鞍部を眺めて。
湖畔から鞍部までの区間に比べて傾斜がきつく、中々高度を稼ぐことができず、この辺で登るのを止めました;
「大きい山」を意味する、ヴェリ・ヴルフ(Veli vrh)という標高103mの山の中腹なのですが、樹木が少なく、非常に見晴らしの良い高台となっています♪
ここからは、左にテラシュチツァ湾、右にミール塩湖、正面のムラヴャク山(Muravjak)という標高148mの山の向こうにアドリア海と、3つの異なる水域の眺めを楽しむことができます!
その3つの水域を1つの画像に撮影しようとしたのですが、持ってきたデジカメではこれが限界…肉眼では遥かに広い角度で、素晴らしい眺望を恣にしていたのですが…orz
…辛うじて3つの水面が見えることで、ご容赦願います。
しばらくの間、腰掛けた岩場からの展望を堪能することに。
昼下がりの陽光に映えるテラシュチツァ湾は、やはりどうしようもなく紺碧の海水を、静かにたたえています。
正面には、ドゥギ島のすぐ隣に浮かぶカティナ島(Katina)が、円錐を繋げたような、このあたりの島に共通する形をして浮かんでいます。
カティナ島の背後にも、数多くの島々が重なるように見えています。
左端の島のように見えるのは、テラシュチツァ湾を形成しているドゥギ島のこちら側の半島の対岸となる、もう一つの半島です。
こちら側の半島と異なり、対岸の半島には海岸から尾根に至るまで、ほとんど樹木が生えていないようです。
その白い地肌が、テラシュチツァ湾の碧さをより一層引き立てます。
いつまでも素晴らしい景色を眺めていたいところですが、ミール塩湖の散策路に戻り、湖畔一周の散策を完遂することにします。
開けた視界と、半ば崩れた石垣が湖畔から尾根へと伸びているので、登ってきた時と同様に、迷うことなく下ることができます。
ミール塩湖湖畔の散策を始めて1時間と40分、散策を開始したスタート地点が見えてきました!
塩湖一周の4分の3位までの地点に到達しました。
ここから先の、残り4分の1の行程が、散策路で最も荒れていた区間でした。
道を見失ったりしたこともありました;が、まぁ、最悪湖岸沿いに進めばスタート地点まで辿り着けそうだったので、そう深刻には考えませんでした(^^;
ミール塩湖を初めて目の当たりにした岸辺へ戻ってきました!
何だか少し懐かしいですw
画像では小さすぎて分かりませんが、ちょうど正面の湖岸に何やら動くものが…!?
ミール塩湖に来る前に、テラシュチツァ湾の浜辺でも出会ったロバさん方が、遅めのランチを楽しんでいらっしゃいましたw
結構行動範囲が広いですね~!
ロバさん方も、相変らずののんびりテンポで、草を求めつつ、気ままに散策を楽しんでおられるようでした^^
ミール塩湖に限らず、テラシュチツァには珍しい、土の目立つ浜辺。
湖畔を一巡する散策も、間もなく終わりとなります。
そろそろ逆光となる西側の湖面が、美しく燦めき始めてきました。
遂に、ミール塩湖周回散策を終える時が来ました。
当たり前ですが、初めて見た時と同じ美しい姿で、ミール塩湖が静かに見送ってくれました!
断崖や海岸に尾根へと寄り道しても1時間50分、2時間に満たない道程でしたが、この一周で1日を費やしたと思える位に、変化に富んだ、他では見られないような特異な景観を存分に堪能できた、素晴らしい散策でした!!
本当に来て良かったです(^o^)
名残惜しくも満ち足りた気持ちで、テラシュチツァ湾へと再び足を向けます。
ミール塩湖を周回する散策路は、この石積みケルンの浜辺まで、これまで通ってきた塩湖の西側を往復する方々が多いのか、塩湖南端から東側の区間は西側と比べて荒れている印象でした。
<テラシュチツァ関連リンク>
テラシュチツァ自然公園(Park prirode Telašćica)
テラシュチツァの地図
テラシュチツァの地図(詳細版)
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浜辺へ至る小径との分岐を過ぎると、散策路の踏み跡が目に見えて疎らになりました。
木立の勢いも増して、散策路のすぐ脇まで迫ってきています。
こうした木立越しに眺める湖も、絵になります!
正面に見えるグルバシュチャク(Grbašćak)の、施設が建っている頂からは、ここはこんな感じに見えていましたね。
私がこの時歩いていた場所は、「こんな感じ」の画像中央やや上にある、山や斜面に囲まれている湖のちょうど正面のあたりです!
テラシュチツァ湾へ抜ける散策路が通っている鞍部もまた、正面に見えています。
少し進んだところで、湖畔に立つことができました。
ミール塩湖は小さな湖ですが、湖畔からの眺めもまた広々としていて、気持ちの良いものです。
このあたりでは、散策路は湖畔から離れた所を通ります。
左側の尾根の向う側は全て断崖となってアドリア海に落ち込んでいるようには、やはりとても思えません;
石積みケルンの浜辺から見えていた樹木の切れ目の下まで来て、ここでも「せっかく来たのだから!」と、にわかに思いが湧き上がり、尾根まで登ってみることに!
尾根の向う側には、テラシュチツァ湾(Luka Telašćica)を眺めることができるはずです。
傾斜は緩やかで、石灰岩と思しき白い岩がステップよろしく一面に露出しているお蔭で、登るのは難しくありません。
テラシュチツァの地図(詳細版)からは、尾根は大体海抜20m~30mといったところで、海抜30m~40mであったアドリア海に臨む断崖へと登った樹木の切れ目の場所よりも低いはずですが、そうは見えません…(-_-;)
散策路からここまで登るのに5分とかからず、登り始める前の心配は杞憂に終わりました。
ミール塩湖とテラシュチツァ湾との間の尾根の鞍部となっている、いわば峠ともいえる場所でした。
思ったとおりの、テラシュチツァ湾の素晴らしい展望です♪
テラシュチツァ湾とは反対側になる、ミール塩湖を眺めます。
やはり、紺碧のテラシュチツァ湾やアドリア海とは異なる、グリーンの湖面が印象的です。
斜面に刻まれた2つの樹木の切れ目のうち、右側の切れ目を先刻登りました。
正面に見える、樹木の切れ目のある斜面が標高を落とした後、左端の小山の斜面となって再び盛り上がっていく直前に、一旦樹木が尽きている白い部分が石積みケルンの原です。
こうして眺めても、ドゥギ島(Dugi otok)西側の得意な地形が良く分かります。
この部分だけ樹木が全く生えていない、というのも本当に不思議です…。
右の斜面を端近く登った所にまでケルンが積まれています。
先程の鞍部から尾根筋を10分位更に登った場所から、歩いて来た尾根や鞍部を眺めて。
湖畔から鞍部までの区間に比べて傾斜がきつく、中々高度を稼ぐことができず、この辺で登るのを止めました;
「大きい山」を意味する、ヴェリ・ヴルフ(Veli vrh)という標高103mの山の中腹なのですが、樹木が少なく、非常に見晴らしの良い高台となっています♪
ここからは、左にテラシュチツァ湾、右にミール塩湖、正面のムラヴャク山(Muravjak)という標高148mの山の向こうにアドリア海と、3つの異なる水域の眺めを楽しむことができます!
その3つの水域を1つの画像に撮影しようとしたのですが、持ってきたデジカメではこれが限界…肉眼では遥かに広い角度で、素晴らしい眺望を恣にしていたのですが…orz
…辛うじて3つの水面が見えることで、ご容赦願います。
しばらくの間、腰掛けた岩場からの展望を堪能することに。
昼下がりの陽光に映えるテラシュチツァ湾は、やはりどうしようもなく紺碧の海水を、静かにたたえています。
正面には、ドゥギ島のすぐ隣に浮かぶカティナ島(Katina)が、円錐を繋げたような、このあたりの島に共通する形をして浮かんでいます。
カティナ島の背後にも、数多くの島々が重なるように見えています。
左端の島のように見えるのは、テラシュチツァ湾を形成しているドゥギ島のこちら側の半島の対岸となる、もう一つの半島です。
こちら側の半島と異なり、対岸の半島には海岸から尾根に至るまで、ほとんど樹木が生えていないようです。
その白い地肌が、テラシュチツァ湾の碧さをより一層引き立てます。
いつまでも素晴らしい景色を眺めていたいところですが、ミール塩湖の散策路に戻り、湖畔一周の散策を完遂することにします。
開けた視界と、半ば崩れた石垣が湖畔から尾根へと伸びているので、登ってきた時と同様に、迷うことなく下ることができます。
ミール塩湖湖畔の散策を始めて1時間と40分、散策を開始したスタート地点が見えてきました!
塩湖一周の4分の3位までの地点に到達しました。
ここから先の、残り4分の1の行程が、散策路で最も荒れていた区間でした。
道を見失ったりしたこともありました;が、まぁ、最悪湖岸沿いに進めばスタート地点まで辿り着けそうだったので、そう深刻には考えませんでした(^^;
ミール塩湖を初めて目の当たりにした岸辺へ戻ってきました!
何だか少し懐かしいですw
画像では小さすぎて分かりませんが、ちょうど正面の湖岸に何やら動くものが…!?
ミール塩湖に来る前に、テラシュチツァ湾の浜辺でも出会ったロバさん方が、遅めのランチを楽しんでいらっしゃいましたw
結構行動範囲が広いですね~!
ロバさん方も、相変らずののんびりテンポで、草を求めつつ、気ままに散策を楽しんでおられるようでした^^
ミール塩湖に限らず、テラシュチツァには珍しい、土の目立つ浜辺。
湖畔を一巡する散策も、間もなく終わりとなります。
そろそろ逆光となる西側の湖面が、美しく燦めき始めてきました。
遂に、ミール塩湖周回散策を終える時が来ました。
当たり前ですが、初めて見た時と同じ美しい姿で、ミール塩湖が静かに見送ってくれました!
断崖や海岸に尾根へと寄り道しても1時間50分、2時間に満たない道程でしたが、この一周で1日を費やしたと思える位に、変化に富んだ、他では見られないような特異な景観を存分に堪能できた、素晴らしい散策でした!!
本当に来て良かったです(^o^)
名残惜しくも満ち足りた気持ちで、テラシュチツァ湾へと再び足を向けます。
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