時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

北陸新幹線延伸直前 北陸行-08~立山連峰 冬の絶景@雨晴海岸

2015-07-16 18:21:08 | 中部/日本
 高岡駅から、立山連峰の雄大な眺めを目の当たりにして、予定を変更、立山連峰の絶景スポットとして名高い雨晴海岸へ、タクシーで向かいます!

 雨晴海岸のパーキングでタクシーに待ってもらうことにして、降り立ち、目の前の富山湾に目を遣ると…湾越しに、圧倒的な重量感を持った圧巻な眺めが、そこには広がっていました!!

 雨晴海岸から、海上に浮かぶが如き立山連峰の、その雄姿を余すところなく眺められるのは、1年を通じても機会に恵まれることは多くはないと聞きます。
 特に、雪を戴いた冬の山並みの秀麗な風景を拝むことができるのは、数える程であるとか…。
 その、貴重な機会に巡り会うことができた僥倖に大感激しながら、素晴らしい景色を思う存分、記憶に焼き付けながら堪能していました。

 <雨晴海岸(雨晴観光協会)>
 <雨晴海岸(とやま観光ナビ)>
 <立山連峰>


_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _


 高岡駅からタクシーに乗って、やって来ました雨晴海岸(あまはらしかいがん)!

 画像右端に見えているのが、高岡駅から走ってきた道路。
 道路とJR氷見線とが併走し、線路のすぐ左の堤防の向こう側は、もう海岸です。
 堤防の端から、海面も見えていますね。

 そして、これら全ての背後に聳えている、立山連峰の雄姿が、はっきりと見えています!



 道路と線路を渡り、海岸へと至ります。
 海岸一帯周辺には、雪の残滓さえ見つかりませんでしたが、富山湾越しに遙かに望む立山連峰は、流石に3,000m級に届かんとする山塊だけに、冠雪した頂きの美しい姿を、余すところなく披露していました!

 3年前(平成24年/2012年)に訪れた時には、この巨大な全容はスッポリと雲に覆い隠されて、その姿を微塵も確認することができなかったのが嘘のような、衝撃的な美しい眺めでした!!



 立山連峰の冬の威容を拝むことができるのは、とても貴重な機会。
 この機を逃さじ!とばかりに、この絶景を脳裏に刻み込むように凝視し、シャッターを切りまくっていましたw

 この日の午前は、良く晴れ渡り、風もない、絶好の行楽日和。
 雨晴海岸にも、多くの人が訪れて、この風景に魅了されていました。



 右側の、高くなっている峰が、剱岳(つるぎだけ)(標高2,999m)です。

 ズームで見ると、海岸からすぐにせり上がって聳えているように見える、圧倒的な存在感ですね!
 地図を確認すると、その麓の、富山湾へと至るまでに、富山の街があるはずなのですが、とてもそのような感じには見えませんでした。。。



 まるで図ったように、絶好の位置に映り込む、枝振りの素敵な木を戴く岩が、海上に突き出ているのが、ここ雨晴海岸の特徴的な風景です。
 (画像クリックで別ウィンドウが開きます)

 立山連峰とのツーショットは、本当に見栄えが良く、惹き込まれるように、唯々眺め遣るばかりでした…!



 富山湾越しに、これまでより少し北側に広がっている風景。
 立山連峰が尽きて、日本海へ没しているようにも見えますね。



 この絶景の、素晴らしい雄大さと重厚な存在感とを肉眼で眺めて感じたように、画像に映し込むことができません(爆)
 (画像クリックで別ウィンドウが開きます)

 コンデジ(というより、私の技量;)では、これが限界。。。

 色々な要素を詰め込み過ぎると、インパクトのない画像となってしまいます;
 撮影は引き算であると聞いたことがありますが、撮影中は被写体につい夢中になってしまい、そのことを忘れてしまうのですよね><



 パノラマ撮影で、悪あがき(^^;)
 (画像クリックで別ウィンドウが開きます)

 海岸ならではの、広々とした、開放的な風景であることは、お分かりいただけると思います。

 画像左側に黒く突き出ているのは、能登半島です。
 雨晴海岸は、能登半島の付け根のような位置にあります。



 美しく、雄大な風景の中を、海鳥が悠々と飛翔します。
 (画像クリックで別ウィンドウが開きます)

 冬の北陸、日本海には似つかわしくない、ほとんど無風の穏やかな、凪いだ海。
 欲を言えば、波飛沫越しの立山連峰も、拝んでみたいものです。

 穏やかでも、十二分に見応えのある景色に酔いしれているうちに、剱岳の辺りには、再び雲が掛かり始めていました。



 雨晴海岸の沿岸すぐの所を、高岡と氷見とを16.5kmの距離で結んでいる、JR氷見線が走ります。
 (画像クリックで別ウィンドウが開きます)

 この日は、ノンビリ走るローカル列車の車窓からも、この眺めを恣にしているのでしょうね^^

 列車の大きさとの比較からも、雨晴から望むことのできる立山連峰の、迫力ある眺めを実感することができました!



 …そろそろ、本来の行程へ戻らねばなりません(T-T)

 線路を渡り(人が通行することのできる場所があります)、パーキングで待っていただいていたタクシーへと戻り、高岡駅へトンボ返りです。

 名残を惜しむように、ここを訪れた時最初に目に焼き付けた眺めを、今一度しっかりと目に焼き付けます。



 パーキングからほんの少し高岡方面へと走った、海沿いの高台となった場所にも、この絶景を眺めることができる展望スペースが設けられていました。

 そこからの眺めです。
 海岸よりも高い位置にあること、少しだけ近付いていることからか、海岸からの眺めとは雰囲気の異なった、ここならではの独特な雰囲気を纏った迫力に溢れる、素敵な景色でした。



 展望スペースのすぐ足許を、JR氷見線が走っています。
 ちょうど、列車が通過していきました。

 対岸は、高岡市の東隣に位置している、射水市(いみずし)の新湊(しんみなと)の辺りのようです。



 この展望スペースからは、富山湾の海原が眼下一面に広がっている様子を、屹立する立山連峰と共に眺めることができます♪
 (画像クリックで別ウィンドウが開きます)

 波頭が立たず、独特の色に染まった印象的な海面に浮かぶような、立山連峰の白銀に彩られた峰々を目にすることができた、ここでしか味わうことができない幸運の悦びを噛み締めながら満喫した、束の間のひと時でした。



最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (タヌ子)
2015-07-17 06:59:20
雲一つない青空ではなく、白い雲が空に気持ちよさそうに漂って、立山連峰の白い美しい雄姿と競い合ってるみたいですね。
富山湾と言えば、蜃気楼で有名ですよね。
そんな気候だからこそ、海越しに立山連峰が見えるのは珍しいのでしょうね。
富士山は近くに行けばいつでも見られると思っていたけれど、ホテルの人に聞いたら、完全な姿が見られるのはそれほど頻繁ではないとのこと。
日本の山は気難しいですね。
返信する
タヌ子さん。 (taろう)
2015-07-17 20:38:04
紺碧の空との取り合わせも、さぞ素晴らしい眺めであろうと思いますが、雲の表情というものも私は好きなので、この日の情景には、大いに満足して楽しむことができました^^
過去2回の富山行では、厚く垂れ込めた雲に覆い隠されて、本当にそこに山が聳えているのだろうか?と、落胆させられ続けただけに、空同様青い輝きを放つような美しい山体の連なりを実際目にして、興奮を抑えられませんでした。
山の天気は変わりやすいとよく耳にしますが、この後、みるみる雲が出てきて、頂上の辺りに被さり、剱岳等の峰々は、見えなくなってしまいました。。。
滅多に見ることができないからこその希少価値、美しい姿に感激もひとしおに感じるのでしょうね。
返信する
雨晴と立山 (もののはじめのiina)
2016-04-27 09:51:43

雨晴海岸と立山の景観には、魅せられます。氷見からだと、運を味方につけぬとなかなか望めません。

なお、この雨晴の近くの伏木に義経伝説「如意の渡し」があります。
歌舞伎で有名な「安宅の関」は此処でのできごとという説です。^^
http://www.stones.jp/area_toyama/c_takaoka_city/nyoinowatashi1211.html

返信する
もののはじめのiinaさん。 (taろう)
2016-04-27 18:58:39
はじめまして。
コメントくださり、ありがとうございます。
富山湾越しに眺める冬の立山連峰、本当に素晴らしい眺めですよね!
高岡駅で立山の山並みが見えていたので、大急ぎでタクシーを飛ばして雨晴海岸へ…幸運にも絶景を堪能することができました^^
伏木にかけての一帯も、史跡と現代とが混在しているようで、のんびりと散策したら、面白そうですね。
いつか機会を得て、巡り歩きたいです。
返信する

コメントを投稿