時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

クロアチア旅行+α2011-70~フランクフルト 旧市街からマイン川を渡り、ザクセンハウゼンへ

2011-10-05 06:24:57 | ドイツ
 今回の旅行の主目的地、クロアチア(Hrvatska)での旅程を終え、記事タイトル的には既にプラスアルファ編となっているこの日は、空港へ向かう前に、駆け足でフランクフルト(Frankfurt)の市街地を巡ってみました。

 この日はヨーロッパ滞在最終日となり、夜のフライトでヨーロッパを発ちます。

 数時間だけの駆け足巡りでも、現代の経済都市と歴史ある古都との2つの顔を垣間見ることができました。


<フランクフルト関連リンク>

 フランクフルト・ツーリスト・インフォメーション・オフィス(Tourist Information Offices Frankfurt)

______________________________________________


 今回の旅行中、ヨーロッパで拝む朝日もこれが最後…この日も朝から晴天でした。
 昨夜と同じ場所を、撮っています。



 ホテル(Hilton Frankfurt)の朝食。
 バイキングは、目移りして、どれを取ろうか、結構迷ってしまいます;
 1度に盛れる量も案外知れているので、とりあえずこれだけにして、何度かテーブルとの間を往復していました(^^;

 こんがりクロワッサンと、ブルーベリージャムが美味でした♪



 ベーコンとトマトのオーブン焼き。

 トマトとチーズとの相性もばっちりで、噛むと、トマトの果汁がジュワッと口の中に広がって…シアワセ…♪



 チェックアウトタイムが12時なので、午前中は元を取ろうと体を休めようと、荷物の整理や詰め替え等をノンビリと行ない、結局11時半頃に、チェックアウトしました。

 ホテルに荷物を預けて、フランクフルト散策へと、繰り出しました!
 昨夕も歩いた、シラー通り(Shillerstraße)です。
 昨日は閑散としていた通りが、このようにたくさんの店が出て賑わっています。



 一番目を引いた、ドイツの春の風物詩シュパーゲル(Spargel、巨大ホワイトアスパラ)を売る露店。
 うずたかく積み上げられたシュパーゲルは壮観です!!
 「ドイツ産シュパーゲル(DEUTSCHE Spargel)」と銘打ち(これが重要だそうでw)、売られていました。

 ドイツの方々は、このシュパーゲルが大好物。
 春のこの季節になると、レストランにも特別メニューが出る程です!

 イチゴ(Erdbeere)も目玉商品のようで、シュパーゲルと共に売られていました。

 店のおじさんが、お客さんに、シュパーゲルの試食を、熱心に勧めていました^^



 ハウプトヴァッヘ(Hauptwache)に隣接する、マインメトロポリス(Main Metropolis)の高層ビル群が、迫ってくるように聳えています。



 古風な建物が散見されつつ、現代的な大都市としての顔を見せていた、フランクフルトの市街地が、旧市街のエリアに来ると、一気に雰囲気が変わりました。

 クロアチアの都市のそれとは異なる旧市街の風情が、漂います。



 フランクフルト旧市街の中心となる広場、レーマーベルク(Römerberg)。
 ドイツらしいデザインの壁面を持つ建物(Ostzeile、 オストツァイレ)が立ち並んでいます。
 尖塔をもつ建物は、旧ニコライ教会(Alte Nikolaikirche)です。



 フランクフルト市庁舎(Römer / Rathaus)。
 バルコニーのところに、右からフランクフルト市旗、ドイツ国旗、EU旗が、掲げられています。



 レーマーベルクから少し奥まった所に建っている、大聖堂(Dom / カイザードーム(Kaiserdom))。
 周囲の建物と大きさが一回り違います;
 写っている人(ガタイの大きなドイツ人!)や、右側の現代建築と比べてみて、その巨大さが分かろうというものです。

 かつては、神聖ローマ皇帝の戴冠もここで行なわれ、フランクフルトという都市の重要性を象徴しているような教会です。



 レーマーベルクから旧ニコライ教会の傍らを抜けて少し進むと、フランクフルトの正式名称「フランクフルト・アム・マイン(Frankfurt am Main、マイン河畔のフランクフルト)」の名のとおり、マイン川(Main)の岸辺に出ます。
 レーマーベルクからの通りを進んでくると、マイン川沿いの通りを横断し、マイン川に架かる橋の1つである、このアイゼルナー橋(Eiserner Steg)に繋がり、橋を渡って対岸の、ザクセンハウゼン(Sachsenhausen)へ行くことができます。

 それにしても、マイン川の水は、黒に近い濃い緑色という、相変わらず凄い色(初見は約20年前)…水質汚染によるものなのか、流域の土がこういう色なのかは、実際のところ私には分かりませんが、ギョッとする色であることは事実です(-_-;)



 アイゼルナー橋上より、マイン川上流方向を眺めています。
 観光の遊覧船や貨物船等、様々な船が、川を行き交っています。

 右に見える教会は、東方三博士教会(ドライケーニヒスキルヘ、Dreikönigskirche)です。



 同じく、アイゼルナー橋から下流方向を。
 右岸が、フランクフルト中心部になっていて、高層ビルが建ち並んでいます。

 このまま下っていくと、マイン川は、昨日に、フランクフルト空港(Flughafen Frankfurt am Main)着陸直前に飛行機から見えた、マインツ(Mainz)附近でライン川(Rhein)と合流して、オランダのロッテルダム(Rotterdam)附近で、北海へ注ぎます。

 この船も船尾には、オランダ国旗を掲げてあるところをみると、オランダ船籍なのでしょう、これからオランダへ戻るのかな?

 ところで、クロアチア国旗オランダ国旗って、色の配列が同じなんですよねぇ(赤、白、青の横三色旗)。
 クロアチア国旗は、クロアチアのイメージとして名高い「シャホヴニツァ(Šahovnica)」入りの国章を配してあるし、この船の旗を見ると、赤と青の色合いも微妙に違ってそうなので、すぐに見分けはつきそうですが、国章が隠れたり、少し離れたりすると、見分けにくいかもしれませんね。。。



 橋の上からも、マインメトロポリスが一望できます。
 清々しい晴天が、マイン川の黒ずんだ水の色をカムフラージュしてくれます^^



 ザクセンハウゼンの一角、シュヴァイツァー広場(Schweizer Platz)。
 地下鉄(Uバーン)の駅も広場の名前になっています。



 ザクセンハウゼンは、フランクフルトの下町、といった感じでしょうか。
 トラムが走る繁華街の通りには、様々な店が並んで、賑わっています。

 レストランもたくさんあり、郷土料理と共に、名物のリンゴワイン(エッベルヴォイ(Ebbelwei) / アプフェルヴァイン(Apfelwein))も試してみたかったのですが、時間の関係でパス…残念でした(TT)
 まぁ、フランクフルトだし、機会はあるよねってことで、ここでも宿題がorz



 旧市街からザクセンハウゼンにかけてのエリアを、当てもなくウロウロ巡り、ウンターマイン橋(Untermainbrücke)を渡り、都心へ戻ることに。
 この橋からは、摩天楼が良くまとまって見えます。



最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (プー太郎)
2011-10-05 16:36:13
フランスの旅に出ている間に、taろうさんの旅行記はクロアチアからフランクフルトに移られていました。
フランクフルトの入国審査員の方、顎で指図したりしておおへいな感じですね。イギリスの入国審査員も大声こそ出しませんが外国人を完全に犯罪者扱いしますので、イギリスにいらっしゃる機会がありましたらそのおつもりでいらしてくださいね。私は無駄と思いつつ何度もイギリス人の入国審査員の方に対してその無礼な態度を指摘し、非難してきました。
フランクフルトには行ったことはないのですがまともなお寿司が買えるのなら行ってみたいなっと思いました。ちゃんとおろし山葵までついているのでね。花より団子の発想に走っています。
返信する
Unknown (kiki)
2011-10-05 19:38:42
フランクフルト、よく訪れてましたが巻物お寿司が買えるとは!!驚きました。
ドイツ関係の仕事をしているので以前は年に2~3回は行っていましたが最近はネットやスカイプなど発達によって(経費の削減も)特別急を要さない限り足が遠のいています(^^)
屋台で焼きソーセージを挟んだパンなどついつい買い食いしたりして楽しいですよね。
カウホフでドイツマルク時代(古~)に購入したお鍋セットと羽毛布団は今でもしっかり現役で実用品のドイツ製品は本当に丈夫で長持ちで気に入っています。
白アスパラガス、私も大好きですが春の期間限定なのでその時期に行かないと食べれないのがつらいです・・・。
返信する
プー太郎さん。 (taろう)
2011-10-05 23:45:38
秋のご旅行、さぞエレガントで素敵な装いのフランスを満喫なさったことと拝察いたします。
厳格なお国柄からか、ドイツは入国時のトラブルを結構耳にしますが、顎で指図はそれ以前の問題ですよね!
私は、今回のような係官の横柄な態度を、そのままお返しすることにしています。
入国審査も第1印象として後々イメージにも響くだろうに、無頓着な国が多いですね。
海苔巻きは、とてもすしとは言い難いシロモノで溢れるショーケースの中で、至ってオーソドックスかつシンプルな姿がかえって目を引き、味もパック詰めにしてはまともで、この店を見直しましたw
フランクフルト、落着きと活力とを併せ持った中々面白い街ですよ。
機会があればぜひ訪れてみてください!
返信する
kikiさん。 (taろう)
2011-10-06 00:09:11
私も、まさかドイツのデパ地下にすしのデリカがあるとは!と嬉しい驚きでしたが、海苔巻きの他はすしとは認め難いモノばかり…海苔巻きだけでも残してくれたことに感謝しないと、と前向きに考えることにしました(^^;
ドイツ関係のお仕事をなさっているのですね。
実際の渡航は年々厳しくなっているようですが、やはり実際に対面できないのは寂しいものがありますよね。
丸いパンから突き出た長~いブルスト等、ドイツ料理も美味しいものがたくさんありますが、盛り付けで損をしているように思えます。
ドイツマルクを愛するドイツ国民は現在も多いようで、今のユーロの体たらくにには怒り心頭みたいですね;
白アスパラは、フランクフルトの別所で後刻美味しくいただきました^^
春、ほんのひと時だけの、まさに奇跡の食材です!
返信する
Unknown (タヌ子)
2011-10-10 04:53:02
フランクフルト、こんな町だったんですね。
新旧混交、それでも調和が保たれているドイツらしい町です。
ドイツでは第二次世界大戦で破壊された町が多いけれど、経済都市、フランクフルトもそのうちの一つなのでしょうが、旧市街の建物は見事に修復されてますね。
ドイツはミュンヘン以外はバイエルンの小さな町しか訪れた事がないので、次回はフランクフルトやベルリンなど、大都会で違う一面も覗いてみたいです。
返信する
タヌ子さん (taろう)
2011-10-11 00:00:35
フランクフルトは、神聖ローマ皇帝の戴冠が行なわれたりゲーテを生んだ町でもあり、今日の経済都市としてだけではなく、その歴史や文化についての誇りが現代と歴史との調和のとれた、落着きある街並みを生み出しているのでしょうね。
旧市街も戦災からの復元ですが、歴史を重ねた落着きを感じるのは、恐らく被災前の建材を可能な限り再利用する等、建物それ自体の復元に加えて雰囲気も復元しようという市民の情熱があったからなのでしょうね。
実はベルリンも「壁」崩壊直後に訪れているのですが、歴史を感じる古い街並みと最先端の現代都市が同居する今日の魅力的なベルリンを、私も再訪してみたいです。
タヌ子さんも、これらの味わい深いドイツの大都市を是非体感してみてください!
返信する

コメントを投稿