時には、旅の日常

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2015 バスク・バルセロナ紀行-33~バルセロナの隠れ家的ホテル

2016-08-31 22:06:46 | スペイン
 バルセロナへ到着後、まずは予約してあったホテルへ向かいます。

 <<2015 バスク・バルセロナ紀行-32>

 2泊滞在するホテルはバルセロナの街中にあって、交通至便な好立地。
 ホテルの前は多くの通行人で賑わう歩行者天国でしたが、宿泊した部屋は、小さな中庭の奥に引っ込んでいて、思いの外静かな佇まいが気に入りました。

 ベッドに横になったら、うたた寝のつもりがそのまま爆睡しかけていましたが、寝落ち寸前で目覚めることができて(^_^;)、夜の帳が下りた街へと繰り出しました。


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 バルセロナ(Barcelona)での滞在先は、「ホテル・バニス・オリエンタルス(HOTEL Banys Orientals)」。
 こちらで、2泊お世話になります。

 ロフト付きの部屋を予約したら、チェックインに訪れた本館ではなく、数棟離れた別棟の建物へ案内されました。
 通りに面した建物の入口は鉄格子の扉…そこからトンネルのような通路を内部へ入ると、小さな中庭風の空間へ。
 中庭に取り付けられた階段を、5階位までの高さのフロアまで延々と上り詰めた最上階が、滞在する部屋でした。

 このように、高所恐怖症の身には中々スリリングな、部屋へのアプローチ…;
 2泊3日の滞在中、この環境を行き来することとなります。

 因みに、この建物、エレベーターはなく、この階段が唯一のアクセス手段です!
 もちろん、スーツケースをフウフウ言いながら引き摺り上げるように、部屋へと辿り着きました。



 建物屋上からは、通行人が行き交うホテル前の通り(アルジェンテリア通り/Carrer de l'Argenteria)を見下ろすことができます。

 バルセロナ都心部の繁華街といった雰囲気のエリアだけに、露店も建ち並んだ賑やかな歩行者天国の、アルジェンテリア通りでした。



 宿泊する部屋は、この建物の最上階。
 屋根裏部屋のような、どこか気分がワクワクするような雰囲気に包まれていましたw

 部屋の広さは、十分すぎる程の、ゆとりあるスペース。
 ベッドの向こうにあるクローゼットからも分かるとおり、収納スペースもたっぷりです。

 屋上から眺めたアルジェンテリア通りとは、中庭を挟んだ反対側の最上階となるので、通りの喧噪からも逃れて、静かに過ごすことができました。



 ロフトから部屋を見渡してみると、何だか檻に入った気分…w

 正面右端にある部屋への出入口から外へ出るといきなり、最初の画像の階段通路へ繋がっています。

 ベッドはダブルなので、大の字でも思い切り寝返りを打てます!



 今回の旅で、4つ目の宿にして初めて、バスルーム(この部屋はシャワールーム)が完全に仕切られました!!

 これで外への水撥ねを気にすることなく、安心して心置きなくシャワーを使うことができそうですwww



 ベッドで横になって休んでいたら、いつの間にかウトウト…ハッと気付けば、2時間近くうたた寝していました;;

 20時を回った頃合いで、スペイン(カタルーニャ語:Espanya スペイン語:España)ではこれからの時間帯が、夕食タイム。
 私も夕食を摂るべく、外出することに。

 中庭の階段を中程まで下りた辺りで、部屋を振り返り仰ぎ見ています。
 一番上の部屋が、私が泊まった部屋です。
 部屋へのアプローチがどんな感じか、お分かりになると思います(^^;)



 中庭の階段を下りきって、上部を見上げています。
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 私の部屋への通路が、真上に見えていますね…。

 アルジェンテリア通りから見ると、普通の街中のアパート風な建物ですが、人目に付かない内側では、中々凝った装飾を宿しています。
 ムデハル風の、スペインらしいエキゾチックな装飾…心憎い洒落た演出ですね。



 中庭からアルジェンテリア通りまでの間にも、1フロア分位の高さがあって、通りとの出入口までの通路も、階段状となっています。
 この通路もまた、外の世界と隔てる隠れ家への入口めいていて、どこかミステリアスな、イイ雰囲気♪

 鉄格子の扉は、もちろん通行する度に施錠することとなっていて、チェックイン時にその鍵も渡されています。
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 夜のバルセロナ中心部は、歴史的建造物が幻想的なライトアップによって、彩られていました。
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 ホテル前のアルジェンテリア通りはすぐに、この辺りの目抜き通りである、ライエタナ通り(Via Laietana)へと合流します。
 ライエタナ通りを歩いてすぐ、「ゴシック地区(カタルーニャ語:Barri Gòtic スペイン語:Barrio Gótico)」に建つ、かつてバルセロナ伯やアラゴン王の宮殿であった、「王宮(カタルーニャ語:Palau Reial Major スペイン語:Palacio Real Major)」が見えてきました。
 ヨーロッパ的な、暖色系の照明の多い市街地の中で、白色系のライトアップを施され、夜空へ異彩を放っていました。



 ライエタナ通りから、ゴシック地区へ少しばかり入って、カテドラル(サンタ・クレウ・イ・サンタ・エウラリア大聖堂/カタルーニャ語:Catedral de la Santa Creu i Santa Eulàlia スペイン語:Catedral de la Santa Cruz y Santa Eulalia)の尖塔も眺めてみます。

 その尖塔が溶け込むような背景の夜空に浮かぶ、明るい月が印象的な夜でした。
 雹まで降り注ぎ、荒天であったビルバオ(バスク語:Bilbo スペイン語(公式名称):Bilbao)とは対照的に、穏やかな夜を迎えているバルセロナです。



 ライエタナ通りの夜景。
 どっしりとした、大きな建物が建ち並び、大都市の貫禄を纏った夜の景観です。
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 この、オレンジ系の街灯に彩られた光景を見ると、やはりヨーロッパに滞在していることを、ヒシヒシと実感しますね。
 エレガントな佇まいに包まれたライエタナ通りを、しばらく歩き続けます。

 <2015 バスク・バルセロナ紀行-34>>



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2 コメント

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Unknown (プー太郎)
2016-09-03 01:00:19
ブティクホテルの選択、taろうさんらしいなっと思いました。
以前、バルセロナで、予約していた普通のホテルが水系列故障のため、他のホテルにまわされ、そこがブティクホテルでした。
驚いたのは、トイレとベッドルームを隔てているドアは、透き通った薄いガラス1枚のみでした。
お夕食のレポート、楽しみにしていますね。
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プー太郎さん。 (taろう)
2016-09-03 15:17:40
せっかくのバルセロナ滞在、ヨーロッパの街中の雰囲気を感じられて、アクセスのよいホテルを探しました。
「パティオ」と呼べるレベルではありませんでしたが、外からは隠れた中庭を通って部屋へと至るアプローチも、中々楽しかったです♪
今回の旅では、このホテルで初めてシャワースペースが完全に仕切られたので、心おきなくシャワーを浴びることができましたw
冷蔵庫内には、飲み放題のミネラル水のペットボトルがいっぱいで、翌日の外出時にも重宝しました。
この日の夕食も、美味しかったです^^
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