ヴィーガン生活、日々のこと。

ベジタリアンの中でも乳製品や卵も摂らないヴィーガンです。
そんなヴィーガン生活の様子や日々感じていることを綴ります。

ファームサンクチュアリの可愛い子牛たち

2012-10-14 | 畜産動物

3頭の可愛い子牛たちの動画です。

Blitzen, Lawrence and Alexander's Welcome Home



この3頭の雄の子牛たちは、ストックヤード(家畜収容所)で衰弱しているところを、主に家畜動物のレスキューを行っているアメリカの団体、ファームサンクチュアリによってレスキューされました。

このファームサンクチュアリの活動によって、工場式畜産の様々な問題点を知ることができます。

乳牛から生まれた雄の子牛は、将来牛乳の生産は出来ないため、仔牛の肉になるために飼育されます。

仔牛肉はヴィールと呼ばれ、ヴィールとなる仔牛は、木でできた狭い囲いの中に入れられて、首を鎖や木の枠の中に固定されてしまいます。

これは、柔らかい肉にするために、筋肉を発達させないためでもあり、薄いピンク色の肉にするため、鉄分を制限するためです。

子牛には鉄分のほとんど含まれない、抗生物質の入った代用乳のみが与えられますが、そのため貧血状態になった子牛が鉄分を欲し、本来ならば、鉄の柵を舐めたり、牧草を食べたり、土を舐めたり、自分の尿を舐めたりしたがるのですが、そういう行動をできないようにする為です。

そのような環境では、子牛の死亡率が、10~15%という状態を生み出し、弱って立つこともできないダウナーという牛を生み出します。

ダウナーは飼育場で放置され続け、競り場に隣接した家畜置き場の様な所でも、放置され続ける姿が多く見られるのです。

この3頭もストックヤードで衰弱しているところをレスキューされたのです。

テレビや雑誌で、美食とかグルメと言われる仔牛肉料理の背景に、このような実態があるということを知ってほしいと思います。

※こちらは、ファームサンクチュアリのHPのフォトギャラリーのページです。
 工場式畜産での乳牛たちや子牛たちの写真です。倒れている牛たちやクレートに収容されている子牛も写っています。

http://www.farmsanctuary.org/photos/?album=5&gallery=17#content



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