リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

スター★ドームを試す。その2

2005-08-14 14:54:03 | アユの流し目/雑記帳
集落の竹林に竹を切りに行った。

 長袖、長ズボンに、軍手。麦わら帽子の上から蚊よけのネットを被った。
竹藪のなかは、少しひんやりしている。誰かが竹を切り出したらしい、入りやすい場所には太い竹は無かった。それでも、中に入って、10cm程度の竹を選んで切ることにした。

 直径6mのドームを作りには、4.5mの竹が6本いる。直径が3mなら、2本だ。出発が遅くなってしまったので、小型のドームでいいか、と2本にした。

 切り出したら汗が噴き出してきた。竹林の中は、ひんやりと感じたものの、湿度はかなりのものだ。蚊よけネットの周りに、蚊が集まってきた。

 2本切り終えて、運びだそうとしたとき、突然。おじいさんのことを思い出した。
もうホントに昔のことだが、竹をきるのに、ついていったことがあった。物干し竿だったかな。その時、初めて竹を切ったのだが、こんな事を教わった。

 竹の切り株には節を残すこと。

 持ち帰る竹の端は節の部分である方が、使いやすい。でも、節の下で切ってしまうと、切り株には空洞の部分が残る。それがいけないという。
水が溜まり、ヤブ蚊が増える。
おじいさんはそういって、ボクが切った切り株の空洞の部分を切り取った。
そのことを、突然思い出した。

 危うく、ヤブ蚊の発生源を作ってしまうところだった。
お盆だから、じいさんは近くに来ていて、耳元でささやいた、のかもしれないなあ。

ニイムラ
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1 コメント

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老人の知恵 (ひらまつ)
2005-08-18 09:59:20
 お盆近くになると、母方のおじいさんの話が話題に上る。

ここのコメントにあるように、道理にかなった細かな昔の人の

生活の知恵の深さには驚きを禁じえない。長い一族の歴史の積み重ねの中から生まれた知恵、最近の日本人は全て忘れようとしている。これって現在もっとも必要な事であるように感じる。お盆のこの時期、先祖の墓にお参りして、やはり身じかに感じてしまう。

新村さんのコメント、心に響きました。
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