リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

台風23号の傷跡

2005-09-04 20:13:42 | アユの流し目/雑記帳
昨年の台風23号の傷跡が、長良川流域全体に残っている。

サツキマスの産卵場の場所に行って見た。

かなりダメージを受けているとは聞いていたが、川の上流域なのに、砂が堆積して、おまけに、産卵床には手のひら大の礫が流れ込んでいた。
 毎年この場所でサツキマスが産卵していたが、このままでは産卵する場所がない。産卵期の前に、手を加えなくてはならないなぁ。こんな事ばかりやっている。(-_-)

 どうも台風との相性がよくて、昨年は行く先々で台風にあった。魚類学会が沖縄であったが、台風で中断。釧路で生態学会があったが、北海道に上陸して、ホテルで缶詰になった。そして、自宅にいて台風23号だった。

 生まれ育ったのが浜名湖の北岸で、家にはよく水がついたが、その時の対処法はいまだによく覚えている。その知識は奄美での台風19号の時に役に立った。

その1 くみ取り便所のくみ取り口を密閉する。
    くみ取り便所のくみ取り口が冠水すると便槽が満杯になって使えなくなる。そこで、マンホールにビニールの袋を噛ませ、上には土嚢袋を乗せて、水がついても中に入らないようにする。

その2 浴槽に水を張っておく
    台風が来ると停電して断水する。その対策。それに、台風通過後の掃除に水が多量に必要になる。

その3 万一床上浸水になったら、水の引くのに合わせて泥を家の外に掻き出す。水と一緒に出してしまうこと。
 このときに、清水があると楽だ。ともかく、泥が沈んでしまう前に、かき混ぜて外に出すこと。いったん堆積したら、泥を除くのはたいへんだ。とにかく短時間勝負。

その4 台風が来る前に、炊飯器で飯を炊いておく。

 前述の台風の時、泊まった宿も床上まで浸水したが、便所は水が入らず大丈夫だった。そして、台風が去った後、泊まっていた客を全員動員して泥を外に掻き出したので、被害は最小限だったんだょ。
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