リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

これは、恥ではないのか 世界ボート 世界最高認めず

2005-09-04 01:53:01 | アユの流し目/雑記帳
長良川は川であって、ボート競技場ではないのだ。

 当たり前だ。
 ボクはカヤックで長良川を下るときに流速を測定しながら下った。
 競技場付近で、最大の流速は毎秒20cmくらいある。日本選手のタイムが7分弱だが、単純に計算して、7分間で何もしなくても80mくらいは流れる計算になる。コースの全長が2000mだが、そのうち80mは流れによって短縮されることになる。しかも川の流れは全レーンが一定ではない。そんな状態で行われる競技は、とてもまともなレースとは言えないだろう。

 ボート競技に対する無知。川を知らない非常識。恥ずかしい。

世界ボート 世界最高認めず NHK 20050904

岐阜県海津市の長良川国際レガッタコースで開かれているボートの世界選手権は、大会3日目の8月31日、男子軽量級シングルスカルの敗者復活戦で、日本の浦和重選手がそれまでの記録を1秒45縮める6分46秒52の世界最高記録をマークしました。日本選手がボート競技で世界最高記録をマークしたのは初めてでした。しかし、翌日、この記録がギリシャの選手に5秒近く塗り替えられるなど、大会は7つの種目で世界最高記録が生まれる記録ラッシュとなりました。このため、国際ボート連盟は、今大会は長良川の流れが一定していないなどの影響があったことを重くみて、今大会の世界最高記録をすべて認めないことを決め、いったん更新された世界最高記録は大会前のタイムに戻されることになりました。国際ボート連盟では、今後、川の流れの影響や大会会場の流れの基準などについて検討することにしています。
09/04 00:15

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