リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

顕微鏡生活

2007-11-16 19:01:21 | アユの流し目/雑記帳
 元々は、プランクトン屋で学生時代は嫌になるほど顕微鏡を覗いていた。

 人に話しても信じてもらえないのだが、ボクはキンモクセイの香りがわからない。ボクはこの花の香りが好きだったのだが、ある時からこの花の香りが全く判らなくなった。

 学生時代だった。自宅の庭の片隅にキンモクセイの木があるのだが、帰省した時に匂っている気配がない。お袋に「今年はキンモクセイが香らないね」と話したのだが、そんなことはないという。花を認めたので顔を近づけたが、そうしてやっと香りを感じることは出来た。
 強烈なキンモクセイが香らない?
 どうしたのだろうととても奇妙に思ったのだ。

  その時、もしかしたらと思ったのが、顕微鏡でみるプランクトンのサンプルだった。
 ボクは大学の1年の時から海のプランクトンの同定と計測を毎月行っていた。講座の先輩にアルバイトとして誘われて、興味もあったので引き受けたのだ。

 顕微鏡の構造というのは、覗き込む部分の下。つまり、人の鼻先に観るサンプルがのる台(ステージ)があるようになっている。ボクが観ていたプランクトンのサンプルはホルマリンで固定してあった。そのままでは匂いがきついのでいったん水洗いをしてそれから顕微鏡で覗くのだが、光源に熱せられてホルマリンが気化して、その結果少なからず、鼻から吸い込んでいたのだと思う。

 概して、鼻はよい方で、その他のにおいに感じなくなったということは無いと思っているのだけれど、キンモクセイの香りは微かにしか判らない。
 これは、ホルマリンによる障害だ。ボクはそう確信しているのだけれど、どなたか、似たような経験をお持ちの方いらっしゃいませんか?

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3 コメント

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私の学生時代の思い出 (世界的教養人)
2007-11-28 12:49:28
当時、Nさんという大先輩が、ゴミ箱のようなと言えば、ゴミ箱が怒り出すくらいゴチャゴチャの研究室に巣くっていた。その先輩は、プランクトンの研究をしているとのことだったが、プランクトンを解剖するためのメスを針を研いで作ったり、コンドーム型培養装置といった怪しいモノを作っていたが、ついぞ使われているところは拝見できなかった。加えて、いつもカバーがかかったままの顕微鏡を覗いている姿も見たことはなかった。
卒論の時には、迫り来る提出時刻に追われているのを哀れに思った同級生や後輩たち(もちろんその中に、N先輩に脅されて加わった私もいた。)が集まって(その当時ワープロなどと言うものがあるわけない。それくらい太古の昔のことぢゃ。)、清書や、訂正用に原稿用紙を短冊切りにして、両面テープを貼ったモノを作って、一生懸命書いたり貼ったりしていたのを憶えている。
N先輩が、顕微鏡を見過ぎてサンプルのホルマリンで鼻をやられたというのは・・・・・? である。
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Unknown (トクダ)
2007-11-28 16:04:59
僕も学生時代は、ホルマリンサンプル(アマゴ、イサザ、水生昆虫)を実体顕微鏡で見ていた記憶がありますが、金木犀の匂いはちゃんと判りますよ。

何か、金木犀と関係する記憶にトラウマを残すようなショッキングな事件でもあったのでは…。

若しくは、特異な部位に脳梗塞でも起こしているのかも。
MRIにでもかかって、検査をしてもらうのはどうでしょう。
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これはまずい展開? (ニイムラ)
2007-11-29 23:42:32
過去の悪事はまだしも、トラウマやら脳梗塞では溜まらないので、ひとまず退散。
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