この魚は
ボーズマンニベ 注 仮称 和名ではありません (ニベ科 Boesemania microlepis )
は、なかなか興味深い魚だ。
1月頃から産卵期が始まるようだが、大きな声を出して鳴く。
それをメコンカワゴンドウが追いかけているらしい水中音をYOUTUBEに載せているのでご試聴ください。
ところが、この魚、なかなか機会が無くて、食べたことも、解剖したこともなかった。
昨年であったのだが、大きさが5kgと大型で、購入することを躊躇してしまっていた。
ここで出会ったのが、このサイズ。
解剖にも 食するにも適当なサイズだった。
ニベといえば、イチモチである。イシモチの別名がグチであるように、この海産魚は鳴くことでも有名だが、その名の由来は頭に石があることだ。
この石とは、耳石という脳幹の近くの器官に由来している。
この耳石は様々な魚類にあるのだが、魚種によって大きさが異なっている。
サケ科のサツキマスなどは、比較的大きい、といっても40cmくらいで10mmくらい、の大きさ。
ナマズは大きさの割にとてつもなく小さい、という。
さて、ボーズマンニベだが、巨大であった。この指先の白い物がそれ、長径で20mmほどもあった。
ざっと見ても、年輪のような物があった。
もしかして、通し回遊をしている?かもしれないな。
胃袋が膨らんでいたので、割いてみると、ハゼ科魚類がまるまる入っていた。
ひれも残っているので、このハゼは分類ができそうだ。
さすがにアジアの大河メコン
奥深し.おもしろそうだな..
それに,河とはいえ,多様性が高そう
もしかして,淡水に侵入するサメ類も
いそうだ.オオメジロの仲間も河に
侵入するが,ヒロアンコウザメ
Scoliodon laticaudusもいるはずだ.
写真を楽しみにします
はメコンデルタではみつかっていないようだね。
laos にはたぶん昇ってこない。
FAOの図鑑 フリーだよ
http://www.fao.org/docrep/010/v8731e/v8731e00.htm
によると、メジロザメの仲間もメコンでは確認されていないようだ。
淡水のエイはたくさんいるのに面白いね。