勘違いなのだが、よく似ているので間違えていた。
神奈川県立近代美術館
国立西洋美術館
◎設計者
坂倉準三(1901-1969)
岐阜県の生まれ、東京帝国大学文学部美術史学科を卒業後、建築家を志してフランスに渡り、1931年から1939年まで,現代建築の巨匠ル・コルビュジエの事務所で修業。
◎竣工
1951年11月
構成は、坂倉の師ル・コルビュジエが1939年に発表した「無限発展の美術館」というコンセプトを踏襲した。
坂倉の鎌倉の美術館から7年後には、ル・コルビュジエ自身もこのコンセプトに基づく初めての美術館を東京の国立西洋美術館として実現した。
もともとのアイデアはコルビジェのものだが、坂倉はそれよりも7年早く鎌倉に美術館として建設していたということのようだ。
坂倉準三の建設作品をみると、ボクが利用したり見かけるものがなぜか多いのでびっくりした。
坂倉準三 主要作品
* パリ万博日本館(1937年) グランプリを受賞
* 神奈川県立近代美術館(1951年)
* 東京日仏学院(1951年、1961年増築)
* 岡本太郎邸(1953年) 岡本太郎記念館として公開
* 渋谷駅(1954年)
* 東急文化会館(1954年、現存しない)
* 国際文化会館(1955年、前川國男・吉村順三と共同設計)
* 羽島市庁舎(1958年)
* シルクセンター(1959年)
* 上野市庁舎(1964年)→現・伊賀市庁舎
* 枚岡市庁舎(1964年)→現・東大阪市東支所
* 芦屋市民センター・ルナホール(1964年)
* 神奈川県庁新庁舎(1966年)
* 新宿駅・小田急百貨店(1966年)
* 岐阜市民会館(1967年)
* 新宿西口広場(1967年)
* 大阪万国電力館(1970年)
ただ、少し気になる。ピロティ構造というのは耐震性はどうなんだろうか?
上野の国立西洋美術館本館、世界文化遺産の推薦候補に浮上(読売新聞) - goo ニュース
☆テキスト版
上野の国立西洋美術館本館、世界文化遺産の推薦候補に浮上
2007年9月3日(月)11:25
* 読売新聞
東京・上野公園にある国立西洋美術館本館が世界文化遺産の推薦候補に浮上している。
同館はフランス人建築家ル・コルビュジエの設計で、世界各国のコルビュジエ作品をまとめて世界遺産に推薦することを検討しているフランス政府から、文化庁や同館に話が持ち込まれた。「それまでは『世界遺産に』という議論はまったくなかった」(同庁記念物課)建物だが、関係機関は“千載一遇のチャンス”と前向きな姿勢を見せている。
国立西洋美術館は第2次世界大戦後、仏政府に接収された絵画などの返還を受ける際の受け入れ施設として、1959年3月に完成した。国内唯一のコルビュジエ作品だ。
文化庁によると、仏政府はフランス、スイス、ドイツ、ベルギー、アルゼンチン、インド、日本の7か国計23件の作品について、「ル・コルビュジエの都市建築作品」として世界遺産登録を目指しているといい、今年3月に在日フランス大使館から共同推薦を依頼する文化庁長官あての書簡が届いた。7か国連名で来年2月までに国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)に推薦したい意向だという。
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ありがとうございます。訂正しました。
*板倉はそれよりも7年早く鎌倉に美術館
〇坂倉