リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

サケの遡る島 産卵を撮影する

2005-11-16 22:41:43 | アユの流し目/雑記帳
 佐渡からの移動日。午前中サケの産卵を撮影した。

 ボクはサツキマス、アマゴ、キリクチの産卵はかなり観ているが、サケの産卵を現場で観たことはない。今回の調査でのボク自身へのご褒美なんだ。

 今年はサケの遡上がまだ始まったばかりのようだ。産卵床を掘っているメスの数は多くない。熱心に掘っているメスとぴったり寄り添うオス。そして、間男というかスニーカーのオスが控えている1ペア?を見つけた。産卵床にカメラを構えて待った。

 オスがしきりに顎を震わせている。もうすぐ産卵!ところがである。

 まだ、産卵準備の出来たメスが少ないのか、大型のオス。ペアのオスよりもさらに大型のオスが2尾現れた。

 オス同士の争い。後から来たオスの方が強い。
 こんな場合、サツキマスだとメスが産卵行動を止めてしまうのだが、サケはどうか。あーぁ。
と観ていると、やはり、メスは産卵床を掘るのを止めてしまって、そのうち、始めいたオスと共に、いなくなった。

 スニーカーもどこかに行ってしまった産卵床には、後から来た大型のオスがじっと何かを待っていた。

 残念。ボクもフェリーの時間が迫っている。

 ことしはなかなか、産卵に出会えない。

 ニイムラ
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2 コメント

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温暖化 (ニイムラ)
2005-11-17 20:09:46
高水温の季節が遅くまで続くのが温暖化なのかよくわからないなぁ。

 佐渡では今年は秋が短かったという話を聞きました。夏が終わっても水温も高く、突然寒くなったみたいな天候。

 生き物への影響は予測しがたいものがあります。ボク自身、平年というのがどんなだったか少し混乱しています。

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Unknown (徳田)
2005-11-17 09:02:36
 サケの産卵は迫力あるでしょう。むかーし、札幌の豊平川で見たときに、あまりの産卵床の大きさに最初愕然としました。イワナとかアマゴの小さいのしか見たことが無かったから…

 飛騨でも、イワナが現在産卵しています。今年は、暖かいためかとても遅れているようです。地球温暖化していけば、もっと遅れるのだろうか。
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