リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

洗剤を噴霧して繁殖抑制 アオサギ 長野県佐久漁協ら

2006-04-25 17:51:52 | サツキマス研究会/長良川調査会
鳥類の繁殖抑制について。

 卵は呼吸している。その表面に洗剤がつくと呼吸できなくなって卵の発生は停止する。
 たぶん親鳥はそのまま卵を暖め続けるから、卵を産み直すことも減少するだろう。ただ、繁殖期は長いから、どの程度効果があったのか。アオサギの個体群全体として、どの程度繁殖の抑制ができたのか。効果を調べることも大変だろうと思う。

 アオサギもだが、カワウの被害は切実なものになって随分経つ。
このところ、夜明けと共に目覚めるのは、カワウを追い払うロケット花火の音でだ。
 漁協の役員が、カワウめがけてロケットを放つ。毎日のことで、効果は無いようなものだが…。

 こちらの岸にいるとガックリくる。向こう岸に行ってくれ。
とロケット花火をとばす音が、今朝も川辺から聞こえてくる。


食害アオサギの繁殖抑制実験、無線ヘリで卵に洗剤噴霧 (読売新聞) - goo ニュース

☆テキスト版

食害アオサギの繁殖抑制実験、無線ヘリで卵に洗剤噴霧

2006年 4月25日 (火) 14:46

 アオサギが集団営巣し、川魚や養殖魚への食害が懸念されている長野県佐久市で25日朝、地元2漁協が、無線操縦ヘリコプターで巣の卵に洗剤を噴霧する繁殖抑制実験を行った。

 同市中込地区の千曲川支流では約4年前から、アオサギが集団営巣するようになり、今春はオスとメス計100羽以上が生息。巣の多くは高さ約15メートルの樹上にあるため、無線ヘリの活用を思いついた。

 洗剤を卵に散布し、表面に皮膜を作ることで孵化(ふか)が抑えられるという。環境に配慮し、無添加洗剤を用いている。佐久漁協などが卵180個の駆除を県から認められた。
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2 コメント

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農業人の教育の無さに残念 (岩瀬隆弘)
2006-05-14 13:02:50
トキの絶滅と同様、市民の教育が今こそ大切だと思う。

人間の傲慢、商品としての神経質さをあおる消費者が、

その自然を守る教育の不足からテレビにまで出していたが。

アオサギやトビ、カワウ、カラス等、大変、貴重な野鳥を害鳥扱いし、殺し、

それを企業の我侭、煩悩儲けの為に殺され、

それを農民達はニヤニヤしながら喜んでいるのは世界からしても恥ずかしい事であだとおもう。

珍しければいい訳ではないとおもう。

やっと世界的な協力で増えてきたのに、

教育不足の農民たちによって殺傷され餌食になるのは酷いと思う。

トキの二の舞にならないためにも、

儲けの為の農業は辞めて、生物を愛し、共に生き、

人なんて物よりも鳥の為にもいい田んぼや畑を作るべきである。

恥ずかしい!
返信する
Unknown (ひろ)
2006-05-30 02:06:05
鳥類の繁殖をコントロールする・・・・一体何様なのでしょうか?お金になる生き物は守る、ならない生き物は始末する。



恥ずかしいです。
返信する

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