ラオス シーパンドーン。コーン島の夕方。
近所の青年が投網をうっていた。
夕方になると、小舟が2から4そう、毎日投網をうっている。
一時間ほどのあいだ、数十回投網をうち、2,3尾の魚を獲る。
1尾は家族の食事のために、もし余ったら近くの食堂に提供する。金銭のやりとりがあるかどうかはわからない。
ボクがお腹を壊して食事が取れないとき、近所の食堂の女将さんが魚を塩焼きにしてくれた。
白かゆにその魚を入れて、ボクは体調を回復したのだった。
その生活のための投網がこの写真だ。
彼はベランダでカメラを構えるボクの存在を勿論知っている。しかし、彼は自分の生活のために投網を投げるのだ。
ネットでこんな写真をみたので、この記事を書いた。
美しい構成の写真 といえるかもしれない。
今日の写真 |
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2011年1月16日 | |
Photograph by Wandy Gaotama, My Shot
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高知の浦戸湾でも,平底の川船で同じように投網を打っていたようです.高知の魚類学の泰斗の先生も投網の名人と聞きました.
不安定な船の上で網を打つのは難しいと聞きました.この船から網を打つ業は日本とこの地域との間に歴史的な接点があるのか?はたまた,河を目の前にすると自然発生的に投網という採集方法が発達するのか?興味がありますね.
メコンの船は 丸底なので安定性はほとんどありません。
乗って立つことすら大変なのに、スゴイバランス感覚だと思う。
ちなみに、別の意味でスゴイ、投網写真は1月16日の今日の写真です。
本日のページからもどって 是非みませう
メコンの投網はおもりが鉄で糸は太いととても効率が悪いものが多い。
だから投網をいっぱいに広げる必要があるのだから投げるのは大変だとおもう。
それにしても、スゴイバランス感覚で、あの不安定な舟で良く持ちこたえているよなあ。ボクも撮影したカットを見て初めて舟がここまで傾いていることを知ったくらい。彼らは何事もないように、淡々と網を打ちます。
ただ、ボクだったら、複数人いたら、連係して網を打った方が良いのに、とか、パヤウみたいな人工的なカバーを設置したらもっと楽だろうとか、思ってみていましたが…。
ナショジオの写真は、作り物です。
構図を優先して空に向かって投網を投げて貰ったのでしょう。
舟と投網の投げる方向が一緒で、横から撮影したら横に長すぎる構図になるからこんな事をしたのだと思います。
ただ、こんな姿勢で、網を空中にきれいに展開しているのでこの漁師さんはたいした腕前だと思います。