あめつちの詩

「あめつち」に響く歌声の持ち主「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

出遅れた畠仕事

2024-10-14 | 田舎暮らし

永く厳しい夏がやっと終わって

めっきり秋らしくなった。

妙に寒いと感じたある朝は

外気7度台。

夕方になって寒いと思えば

12度まで下がっていた。

暑かったし何かとバタバタしていた。

やっと畠仕事をする気になった。

10日前に苗を調達。

既に良い苗は売り切れていて

やっと白菜を10本とレタスを

10本買った。

が、苗自体が見るからに弱々しい。

過去のブログでは9月6日に

耕うんしてもらったようだが

既に10月半ば。

大きく出遅れた。

他所の畠の白菜はりっぱな

葉を拡げて後は巻くだけにまで

育っている。

ひと月ほど前に植えたのだろう。

あの暑い最中に畠に出て

良く作業できたもんだと思う。

涼しい早朝と夕方なら作業も

できるだろうがその時間帯、

私は無理なので仕方ない。

我が家の白菜はやっと

植えたばかりの苗状態だ。

植える前に10日掛かったので

ポットのままで弱ってしまった。

レタスはきっとレタスになる前に

枯れるだろう。

白菜は1つ2つ買えば良い

と母が言う。

野菜を作っても実は食べる人間が

ほぼいない。

それでも育てて食べたい。

大根とほうれん草は種を買った。

耕うんしてもらうのに

4,5日待って、

苦土石灰を撒いた。

土壌改良の堆肥も入れた。

撒く分量とかタイミングは

この秋も全く勉強せず。

無知なままだからたいした

野菜はできるはずもないです。

ちょっと寝かせて鶏糞を入れ

また耕うんしてもらい

待つこと3日。

やっと本日種まきした。

母が手伝おうかという。

どっちでも良いよと放り投げた。

畠に行くというだけでも

着替えてトイレに行って

何を持っていくんかと何度も

聞いてくる。

すぐに疲れて座り込むだろうし・・

などと思ったが今日の母は

元気で張り切っていた。

私が畝を作って母が種を撒く係。

私がやると「薄く撒け」と

何度も言ったと思う。

大根とほうれん草の畝が

3筋ずつ完成した。

気にしていたが手をつければ

1時間掛からない。

それにしても「強力オーライ」

とは頼もしい「ほうれん草」だ。

これで完了。

後は待つことひと月半。

美味しい大根とほうれん草が

食べられるはず。

気がかりは畠のこのエリアで、

昨年と今年のじゃがいもも

この春の玉ねぎも大凶作

だったこと。

土が見るからにやせていて灰色。

草の根っこだらけなのだ。

植えれば野菜になるというのは

土の状態が良いことと管理。

そのどちらもなんちゃってゆえ

食べられたらラッキーってことで。

帰りぎわ母が後はピーマンと

なすを植えるんかという。

あのね。それは夏野菜。

今は冬野菜の時期だよという。

これから雪が降ろうとしているが

忘れたようだ。

最近母は何度も居眠りをする日が

ある。

時計を見てまだ昼の3時かと

驚いたり、

夕暮れを朝焼けと区別しかねて

いる始末。

認知機能の衰えは無意識下で

死への恐怖と連動しているのだ

とか。

私の認知機能もボチボチ怪しい。

死はいずれ誰の上にもやってくる。

私的には今日一日も

何かしら不満感で。

もう終わったようなもの。

明日も一日不満足感で

不愉快そうにだらっと終わる

のだろうね。

それも人生。

ひるがえって母は凄く穏やかだ。

認知症老人って暴言を吐いたり

怒りまくったりして

人格が変わるはずじゃないか?

我が母は不可思議なほど

快活だ。

そこは見習いたい。

 


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