あめつちの詩

「あめつち」に響く歌声の持ち主「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

「ヒロシマ ピースコンサート」開催にむけて

2023-07-10 | 私が歌手

10年以上にわたり鎮魂をテーマに

「ヒロシマレクイエム」を主催してきた。

この夏は「ヒロシマ ピースコンサート」と

コンサート・タイトルを改めた。

「ピースコンサート」は陳腐

なのだけれど敢えて。

これまで「ピース」とつけたことが

ない私にはある意味で新鮮。

開催は令和5年8月1日㈫ 

午後1時半開演という平日の午後。

会場としては被爆建物である旧日銀が

ベストだが耐震工事の遅れから

年内は使用不可とのこと。

急きょ別会場を探した。

毎年8月5,6日の広島は

平和関連の催しが多い。

様々な表現者が様々な表現方法で

ヒロシマ発平和をアピールする。

今年は土日と折よく重なるのです。

お客様を取り合う恰好になりそうだ

と思った。

シャイで無口で表現べたな私は

最初から及び腰であえて平日にした。

旧日銀は会場費がほとんどいらない。

その代わりに入場料は取れない決まり。

出入りがフリーなので外国人や

通りすがりの人が聞いてくれるが、

有料の会場を押さえるとなると、

色々と頑張らなくてはならない。

アステールプラザの中音楽室を

早々に抑えた。

なのに会場名が脳内に入っていかない。

中練習室というのもあるし、

別に「大」何とかもある。

サポートの吉野妙さんにラインしたが

その後も混乱が止まらない。

予約金を支払ってもまだ混乱していた。

ふと視聴覚スタジオが気になった。

アステールプラザに何らかの

確認をした時に予約自体を

受け付けていませんと言われた。

「あら。。。そうだったかな」

と思った。

思い込み・混乱・物忘れが激化

するので自分に自信がない。

8月1日に空いている会場を聞いた。

「視聴覚スタジオに関心がある」

と言ったらその日だけ空いていて

予約できた。

別の会場を予約していると

分かったのはその直後だった。

私の為に空いていたのだと考えて

視聴覚スタジオに決めたが、

秋まで埋まっていて見学不可能

と言われた。

で、後日になって

「もしかして見学できるかも」

という謎めいた連絡があって、

首尾よく見学できた次第だ。

70人キャパでちょうどよい。

小ぶりなグランドピアノ完備。

ライティングも素敵。

本番が俄然楽しみになった。

この夏は久しぶりに創作モードだ。

曲作りをしたいと思っても

出来るかどうか自分でもわからない。

もはや偶然の産物。

言葉が下りて来ないのですね。

ところができた。

2曲もできた。

「慟哭のヒロシマ」は原爆投下直後の

広島をイメージして書いた。

書きながら嗚咽がもれる。

辛くて何度も中断。

何週間も掛かったができた。

もう1曲は被爆体験をお持ちの女性が

モデルだ。

何度か闘病されている。

検査入院の記事をフェイスブックで

拝見して思った。

リリィ先生を歌にしたい。

放射能の後遺症と言えるはずの

御病気も経験されている。

次々と襲ってくる病魔ーと私など

思わずにおられないが、

前向きかつたおやかな方。

お名前が百合子なので「リリィ先生」。

全国にたくさんの会員を有し、

健康体操の普及に尽力されている。

お名前の通り「白百合のような人」と

いつも思う。

白百合の美しさは大輪の薔薇とは

少し違う。

清楚で媚びがなく凛とした佇まい。

私の好きな花だ。

そのリリィ先生をスティーブン・リーパー

さんに引き合わせた。

リーパーさんは米国人ながら

原爆資料館元館長という異色の

経歴をお持ち。

リーパーさんが反核運動に目覚めた

きっかけが「原爆の子」。

まさしくリリィ先生が執筆者の

一人なのだ。

リリィ先生の奇跡的な若さに

ご夫妻はかなり驚いておられた。

リーパーさんには5月のライブで

講演をして頂き好評だった。

せっかく9月まで滞在されるのだし

夫妻と再会して決心。

8月1日にも講演をお願いした。

快諾頂けたのは平日だったから

でしょうね。

新曲の編曲を吉野妙さんにお願いした。

「慟哭のヒロシマ」冒頭のピアノソロが

圧巻で泣けた。

「白百合の人」は妙さんらしい

美しいメロディー。

素晴らしい曲が出来たみたい♪

感謝♪

普段は歌う機会がないヒロシマ。

8月1日初披露となるのを

皆さま心待ちにして下さいませ。

何ならお仕事を放棄して駆けつけて

下さいね。

 

※写真/宮角孝雄

「ヒロシマ・ピースコンサート」

日時 令和5年8月1日㈫ 13:30開演

会場 アステールプラザ5階 視聴覚スタジオ

1部講演会 スティ-ブン・リーパー氏

 「ヒロシマが語る平和とは」

2部歌会 新屋まり&吉野妙

入場料 2500円(ペア4500円)

 

 


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