あめつちの詩

「あめつち」に響く歌声の持ち主「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

介護認定

2021-03-11 | 半径30メートルの事件

年に1度の母の介護認定で

ケアマネさんから主治医の診察を

受けて下さいと催促があった。

主治医ってどの先生だっけ?

母と顔を見合わせる。

年齢の割に母は健康。

何より幸せなことだ。

脳神経内科に掛かったことがある。

しいて言えばその先生が主治医だろう

ってことで

血液検査と診察を受けた。 

母の心臓が強いのは相変わらずで、

私の心臓の方が劣化が早いかも。

介護認定の要件で

ケアマネの方が自宅に来られた。

本人の日常的な動作の確認の後で

私に面談をされた。

物忘れが以前より鋭角になった事や、

料理もその為の買い物も

組み立てができなくなったと説明した。

ある日、母は不機嫌だった。

ケアマネさんともう一人で

私から聞いた内容を母に確認

されたらしい。

あんたは余計なことをしゃべった、

とプンプンしている。

「何よ、その態度」と

私も気分が悪かったが

半日して気づいた。

母は私がケアマネさんに

自分の悪口を言って、

馬鹿にされたと感じたらしい。

が、母の態度がちょっと

許せなかったので

きつく言ってしまった。

「お母さんは一人で食べられるし、

お風呂にも入れる。

着替えもできるし、歩ける。

どっこも悪くない!」

「どっこも悪くない人は

デイサービスへは

来ないで下さいって言われるよ。」

と言うと、

「デイサービスへは行きたいんじゃ」

と母は小さな声で言った。

いつも何事も「ねばならない」

という言い方しか出来ない人。

「〇〇したい」を封印して

何十年もの母には珍しい物言いだ。

「デイサービスじゃなくてもさ~

公民館へ行けば。

自分でタクシーを払って。」

私はイラッっとしながら言った。

「デイサービスには行きたい」

と小さくリピートした母に

同情した。

「身体は元気だから、

認知機能が衰えたって言わないと

認定はされない。

お母さんの悪口を言ったわけじゃ

ない。」

母はそれで安心したのか

私の勢いに堪忍したのか、

平和な空気が戻った。

無事に「要支援2」と認定された。

今日の母はいつになく朗らかだった。

色鉛筆の塗り絵がドンドンと

はかどっていく。

そのかわりご老体の麻呂が

日がな寝てばかり。

毎朝、私と妹の帰宅を

首を永~くして

ソファの上で待っている。

で、先日のこと、

私たちが番狂わせな帰宅だったせいか

目の前に私と妹がいるのに

ソファの上で麻呂は人待ち顔。

誰を待っているのかを忘れている(爆)

我々にはまだ

それを他人事と笑う余裕がある。

 

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