あめつちの詩

「あめつち」に響く歌声の持ち主「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

腰痛の遠因(2)

2021-03-18 | 半径30メートルの事件

昨夜からいよいよ腰痛が酷くなった。

寝る体勢を変えつつ朝が来た。

なんとか起き上がり整体へ。

急な予約だったがぎっくり腰だ

というと対応してもらえた。

腰の右が高く左が下がっているそう。

落ち着いたら調整に行かねば。

時々、股関節痛の治療に通っている。

そこで初めて内臓と関係がある

と分かった。

内臓が整うと股関節が整うって

不思議だが私には効果がある。

日常で骨盤がずれるのでしょう。

ライブでパンプスをはいて

股関節痛が復活してしまった。

調整してもらっては繰り返す。

で、胃と肝臓の不調は

「お酒」に心当たりがある。

昨年から日本酒にはまっているのを

思いだした。

ちょっと古いお銚子とおちょこを

引きだしからみつけた。

それでぬる燗を飲んだら

あまりにおいしくて

以来、休日になる度に日本酒を

ちびりちびりするのが癖に。

が、先だっては

それほどおいしくないと思った。

なのにどうして飲むのか・・。

3月11日の朝、仏壇にお参りしなくては

と強く思った。

東日本大震災に関連して

歌を作ったのだし

被災地へも行ったことがある。

震災がおこった時間が良いかな

と思いながら猛烈な眠気に負けた。

仏壇、仏壇と思いながら爆睡。

30分後に急に目覚めた。

そうして思った。

今日はおじいちゃんの命日

かもしれないと。

命日にお参りしたことはないし、

普段気にしていないが

昨年のお墓参りで目にしたような。

急に気になった。

同時に私のお気に入りの

お銚子とおちょこは

おじいちゃんの物かもしれないぞ

と思った。

遠い被災地に慰霊する前に

身近なご先祖がないがしろになっている

可能性が。

お銚子に日本酒を入れて

おちょこを2つ持ってお墓へ行ってみた。

墓石を見たらはやはり

おじいちゃんの命日だった!

大事な事を忘れていたぞ。

手を合わせたら込み上げた。

悲しいのか嬉しいのか分からない。

事業で成功した人だ。

69歳で亡くなったと聞いた。

臥せっていたおじいちゃんの

記憶しかないけれど

父と並んだ二人の遺影はそっくり。

ご先祖さまのがんばりがあって

我々は安穏と過ごさせてもらっている。

ありがとう。

ごめんなさい。

2つのおちょこにお酒をついだ。

1つはおじいちゃん、

そしてもう1つはおばあちゃん。

私はおばあちゃん子だった。

生前二人でお酒を酌み交わす

なんていうゆっくりした時間が

あっただろうか?

どうぞ楽しんでと手をあわた。

ただの石に見える墓石が

いくつも並んでいる。

日本酒をそれぞれの方に

おすそわけしながら

私はもう日本酒をそれほど

飲みたくならないだろうと思った。

ビールはまだ飲む(笑)

※後日談で、お銚子とおちょこは

おじいちゃんの物ではなく

20年前の引き出物と分かった。

 

 

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