あめつちの詩

「あめつち」に響く歌声の持ち主「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

ギター不調でトラブるシンガーとは私のこと

2024-06-11 | トラブル編

ギターの調子が良くない。

そのまま弾いている分には

問題ないのにライブで

音響機材に繋ぐと低音が出ない。

高音はキンキン鳴るな~と

ずっと思っていた。

その傾向がこの何か月かで

激しくなっている。

音響は担当者好みの音になると

承知しているけれど

自分一人で機材に繋いで歌う

という状況下でやっと気づいた。

ピックアップの調整具合が悪い!

ギターレッスンの時に

師匠に聞いたらやはり

パーツに原因があると分かった。

その足で調整に行けばよかったが

後日出直そうと帰宅した。

鳴かず飛ばずの活動も20年超え。

ボチボチお終いかな~と

思っていた3年前、手頃感がある

テイラー君を買った。

それまで愛用していたギターは

タコマ。

中低音が素晴らしくて

小ぶりでハンサムで

とにかく気に入っていた。

生涯使えると思っていたが

ボディーの板が浮いてきて

鳴らなくなった。

暑さ寒さの対策なしでは

無理もない。

200万円のギターを

持っている人はエアコンを

点けっぱなしと言っていた。

ピックアップを後付けしたが、

音を増幅させるDIが必要

だったしリハ無しのイベントでは

毎回そ音が出なくてトラブった。

残りおそらく数年の活動には

高くないエレアコギターが

良いと思った。

10分くらい考えて即決した。

テイラーのアカデミー10e。

初心者向きですと勧められた。

ギターの腕前からしたら

活動歴20年と言いにくかったし。

とにかく軽い。

リハと本番を合わせて

5時間とかギター抱えて

歌うには都合が良いと思った。

ピックガードを後付けしたら

ハンサムになった(気がする)。

めでたくデビューとなりました。

しかしリハで音が出なかった。

本番は問題なし。

で、別のライブではリハで

音が出なかった。

電池を替えたりしたが

諦めて他人のギターで歌った。

ありえないけれど電気系統の

不具合だ。

買ったばかりだったので

メーカーに直してもらった。

私にはホント電気系統の

トラブルがつきまとう。

昨今の楽器や音響は

便利になったが電気系統が

複雑化した。

充電不備や電池を1つ忘れても

音が出ない。

あれこれの機器が進化して

「活動ギリギリ問題」に

直結するお年頃でもある。

手に入れたばかりのギターの

不具合に見舞われて思った。

妥協したらからだろうと。

長く使える、本当に気に入った

エレアコを手に入れるべきだと。

そこで出会った中古のテイラー君。

美しくてほれぼれする。

さっきまでこれでしたと

店員さんが30何万円の

値札を見せてくれた。

タイミングが良かったみたい♪

「良いギターだ」と何人からも

褒めてもらった。

スペアのギターをあまり

使わなくなった。

中古ギターもそれほど値下がり

していない。

売ってしまって

ピックアップ付きナイロン弦の

ギターにしようかなと考えた。

ちょうど良いギターが

メルカリに上がっていた。

通常なら即決するところだが

値切ってみた。

2日後に見ると1500円安くして

くれていたいが、

この間に7月のイベント出演の

オファーが来てオッケーした。

屋外の夏祭りは湿気が多い。

最悪は雨の中でギターを

持って歌う羽目になる

かもしれず。

ハンサムで繊細なテイラー君は

持って行きたくない。

やっぱりスペアギターは

必要かなと逡巡しているうち

ナイロン弦君はサイトから消えた。

結局、ハンサム君の調整も

ナイロン弦君との出会いも

いまだ叶わず。

悩ましいところだ。

活動は残り数年のはずだったが

このぶんだと10年超える。

※タコマ君を手に

新宿ゴールデン街にて。

写真撮影/宮角孝雄

 

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