昨日は朝5時まで眠気が
来なかった。
睡眠時間たったの55分。
「死に態」だった。
最近は起床が妙に辛い。
「あ~~しんどい」と言いながら
どうにか立ち上がる日々。
5時間から6時間睡眠でも
活動的な人は羨ましい。
草がドンドン伸びるのを
気にしながら雨天に救われて
午前中からダラダラしたが、
夜の睡眠不足は丸一日響く。
そして今朝。
首尾よく寝付いたが起床は
辛かった。
この生活は寿命を縮めている
気がする。
帰宅したら洗濯と草刈りだ。
我ながら頑張った。
午後1時間ダラダラして階下へ。
午前中はそうでもなかったが
午後から急に蒸し暑くなった。
母はいつもリビングの定位置で
外を眺めている。
足もとには麻呂がいた。
舌を出してゼーゼーと
荒い息をしている。
暑過ぎるのだ。
急いで母の寝室につれて行き
エアコンをオン。
水を飲ませて保冷剤を背中に
あてていたら眠った。
後1時間私が見つけるのが
遅かったら。
あるいは気づかずそのまま
朝まで仕事に出かけていたら
体力のない麻呂は重症に
なったかもしれない。
母は本当に頼りにならなくなった。
外ばっかり眺めている。
他所のお宅の前にそんな
おじいさんが居た。
軒下に座って毎日外を眺めていた。
いつの間にか見かけなくなった。
亡くなっただろう。
死にゆく前に人間はじっと
外に座っているものだ。
母もそうなったなと思う。
テレビに関心が無くなり
塗り絵も飽きた様子。
新聞を眺めては3年日記に
何やら書きこんで
時間が来ればご飯にじゃこの
佃煮を載せて食べて時々間食をし
アイスコーヒーを飲む。
帰宅した娘=私はたいてい
午前中は死に態。
認知機能低下を食い止めるには
母の相手をしなくてはならないが
身心がついていきません。
母は「今日は何曜日か」
「今日は仕事に行くのか」と
聞いてはその都度忘れる。
長女=私はたいてい不機嫌だが
同居していてもほぼ見かけない
長男もたいてい不機嫌だ。
母はその息子からも叱られるか
良く注意をされている。
「ごうぎ(凄く)叱られたんでよ」
と言うが
何を叱られたかと聞くと
「何だったかいの~」と
相変わらずおぼつかない。
私が不機嫌に任せて母に吠えても
同じ状態っていうことでしょうね。
叱るだけ無駄だ。
2,3日前にいつもより早く
晩御飯を食べさせた。
弟夫婦が2回目を食べさせた
かもしれない。
「あれからまたご飯を
食べたんじゃない?」と聞いたが
「どうだったかいの」と全く
覚えていなかった。
もう本当に!何もかもが!
母には「忘却の彼方」の出来事だ。
母の認知機能はもはや病気の類
までダダ下がりだが
暴力的になったり愚痴っぽく
ならない。
不可思議なレベルで朗らかだ。
22歳で農家に嫁いで以来、
何十年も働きどおしの多忙な
日々を生きて来た。
脚が不自由になったが
「何かしなくては」と急に思うらしい。
庭のつゆ草が咲ききって枯れた。
あちらこちらに束になっている。
花壇がぐちゃぐちゃだ。
私もそれを気にしてはいた。
母がつゆ草をカマで刈るという。
母娘の意見が揃ったと思った。
春物のブラウスを作業用の
ブラウスとズボンに着替えさせた。
雨が止んだのを機に二人で
手入れを開始。
汗が噴き出た。
母が「これ見てみ~!」というので
汗をぬぐいながら振り向くと
ズボンが足元まで下がっていた!
ウエストひもを結んでいなかった
らしい。
それにしても足元まで下がるって
漫画じゃあるまいし。
大笑い!!
曇天の下でカッカカッカと笑う
母と娘なのだった。
母にはイラっとさせられることが
多いが「この人好きだな~」
と思った次第だ。
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