7月21日「平和の集い」に
出演のお話を頂いた。
先日、出演者とスタッフさんで
打ち合わせた。
会場はお寺の本堂。
「帰ってきたつり鐘」で知られる。
戦時下、拠出した釣り鐘が戦後、
他県で見つかった。
浄土寺の総代だった父も
受け取りに行った。
主催は「里山の幸をたのしむ会」。
昨年は客として参加したが
町内外からの若い人たちで
賑わっていた。
12,3名が一堂に会して
まずは自己紹介から。
当日、被爆体験談をされる
内藤達郎さんは80代。
3歳半、広島市内黄金山東側の
自宅で被爆。
当時の記憶がないので
「被爆体験談」ではないとのこと
だったが54歳で癌を発症して以来、
原爆を我が身の事と思うように。
原爆に関する勉強を始めたそう。
県内外に限らず広く海外でも
講演活動をされている。
広島市に(原爆の)クレーターが
ないのはなぜかと小学生が聞く
そうだ。
広島に投下された原爆は
リトルボーイという愛称で
上空600メーターで炸裂する
ように設計された。
それは殺傷効果が高いからで、
明らかに人体実験だったと
強調された。
色々な角度から分かりやすく
お話下さった。
たくさんの資料を集めて
丹念に調べて来られたに
違いない。
原爆でお母様を亡くし、
お父様は職を失われた。
職を得るために福岡県に移り住み
炭坑の仕事で生計を立てたそう。
被爆者として差別を受け
「炭坑夫の子」としての差別も
受けたが貧しいながらも
楽しかったと語られた。
住み込みで手に職をつけた
というお話も興味深い。
お話が理路整然としていて
幅広い知識と視点。
もっとお話を聞きたいと思った。
それもそのはずで50代で
大学に進学し60歳で大学院に
入ったという方。
50代で大学受験に通用する
記憶力の持主なのだった!
高齢だと覚えられないのでは?
と、ご本人に聞いたが
「それは思い込み」だそう。
記憶は消えない。
どこかにしまってあるーそうだ。
どこにしまったか分からん~
と一同で笑ふ。
プロジェクターを使って
絵本「ひばくポンプ」の
読み聞かせも。
ナレーター&MCは岡佳奈さん。
RCCのアナウンサーで
パーソナリティーという方。
昨年も神社仏閣巡りが趣味と
聞いたが社団法人化中だそう。
クラウドファンディングで
屋根のふき替えをやったそうだ。
屋根は莫大な費用が掛かる。
総代や氏子にとっても
気合が必要な事業だが
とりたてて関係があった
わけではないと聞いて仰天した。
微塵の奢りなく
「氏子さんがいなくて」
「荒れていたので」とさっぱり
したものだ。
スタッフの皆さんにも
それぞれに熱い思いがあって
参加されるのだろうが、
主宰者の雰囲気そのままに
緩くてほんわか居心地の良い
集まりなのだった。
勉強会の後でお弁当を囲んだ。
新屋まり自身と主催ライブの
運営に圧倒的に足りないものが
沢山そこにはあった。
反省&発見満載の集まりに
参加させて頂いて良かった。
■平和の集いin 浄土寺
日時 2024年7月21日(日)
10時~15時(午後は自由参加)
会場 浄土寺
(山県郡北広島町志路原471番地)
参加費 高校生以上1000円
※中学生以下無料
<内容>
①内藤達郎氏(平和学習)
②岡 佳奈氏
絵本「ひばくポンプ」読み聞かせ
③新屋まり ミニ・コンサート
主催 里山の幸を楽しむ会
※参加は下記へお申込み下さい。
090‐7971‐8492(宮本)
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