弐介工楽風人 〜にすけくらふと〜

釣り場でお会いしたら、是非ご挨拶から始めましょうか♪立入禁止になっていない波止をメインに楽しく釣りをさせてもらってます☆

工楽風紀 vol.103 ~秋アオリ 9杯(計49杯)~

2010年10月11日 13時13分23秒 | アオリイカ
父親から連絡が入る。プルル…

父 『お前、イカがどうとか言いよーったろうが。今度ワシら船で出るけぇ、なんならその辺の島で降ろしちゃろうか?』

とのこと。

SAKU 「はい!絶対お願します!!」
父 『ワシらは船から鯛狙いじゃし、誰もイカのポイントなんか知らんで。えーんか?』
SAKU 「大丈夫です!!とりあえず藻があれば!!」

そんなこんなで、am4:30に迎えに来て頂けることとなる。

5:00 出船。(無人)島って初めてなので、期待と不安が入り混じる。朝焼けに目を奪われながらの移動。


5:45 「この島は無人島で、裏に波止があるけえ行ってみるか?」と船長。山の裏に回ると、、、なんと既に釣り人が2人!!エギングされてました。すごいですね。
船長 「人がやりよーるトコじゃ面白ぅ無いじゃろうけーの」
と移動してくれる。

6:10 第1ポイント到着。突き出た磯の先端に降ろしてもらう。…磯場の足元から1mはガッツリ藻。そして、藻の向こう側はドーンと落ちてまして、さらに潮はカナリ速い。今のボクのレベルでは勝負にならないムリだー、ムリだー。瀬替わりお願い出来んかな。。。とりあえず釣りが出来そうな場所は…

6:30 先端から内側へ伝って行くとワンドになっていた。水深は深い所で4mくらいだが、流れが緩そうなのでそちらを攻めてみることにする。というかソコしか攻める所を見つけれず。足元を見ると水深50㎝くらいの所に親指くらいの新子が2杯。。。ここ…大丈夫かな。。。ま、イカはおるか。

6:33 グン。2投目のフルキャストでヒット!300gくらいの良型♪寄せていると父親から連絡が入る「どんなや?釣れそうにないなら場所替わっちゃるけーの。」
SAKU「ありがと♪ちょうど今1杯目掛かったけん、もうちょっとやってみるわー。」

6:50 ほぼ同じライン、同じレンジ、同じアクションで5連発。島最高ー!朝マズメ最高~!!ただ、たまにスズメバチさんが巡回に来るのが難点…足場は悪いし逃げるトコも無いので超コエー。。。

7:00 沖から湾内に入りそしてまた沖へ抜ける急激な潮流が発生し、エギが全く沈まない状況になる。4寸+5gシンカーでも流されて釣りにならない。瀬戸の大潮恐るべし。

7:30 再度父から携帯に連絡が入る。「こっちは潮が動かんけんダメじゃ。そっちはどんなや?」
SAKU 「もー、ダーダーよ…釣りにならんわ。」
父 「ウソじゃろーが。沖は緩ぅて釣りにならんで。まぁ、ワシらも移動するけんついでに迎えにいっちゃるわ。荷物整理して動けるようにしとけや。」

7:50 船到着。
父 「ほんまよ。ひどいのー。こりゃ船着けれんで!お前もうちょい潮緩いとこまで歩けーや!!」
SAKU 「そこらでええ?」
磯場からジャンプし、潮で流される船に3度目のチャレンジで何とか乗り込む。後で聞くと、潮の緩い湾があるような場所の方が釣りやすいと思って、ここ置いてくれたそうだが…入った潮がそのまま全部抜けて強い流れになるような場所だとは夢にも思わなかったとのこと。

8:30 別の磯場へ到着。
父 「ここどんなや?」
SAKU 「んー。難しそうなけど、イカがおればスレてないじゃろうけん何とかなるかも。投げてみんと分からんよ。。。」
父 「今日は時間無いけん、もぅここにせーや。10時半くらいに迎えにきちゃるけー。」
SAKU 「うっす。」
降ろしてもらってみると…潮はさほどキツくなくベイトもチラチラ見えるが、さっきの場所より全然狙えるポイントが少ない。どうしよっかな。。。目の前(2~4m沖)の岩と岩の間に幅2m、水深3mくらいの場所があるだけで、あとはどこにも投げれそうにない。30分粘ってみるも、胴15cmくらいが付いてくるだけで抱かせず。

9:20 辛いなー。ここでずっとやってもしょうがないけど…。父ちゃんに電話しよっか。。。左は頑張って岩を越えれば何かドシャローのサーフに出るケド、イカおりそうにないな。右手は…6mの断崖か。。。んー、登るか!

9:30 ロッド片手にもう片方の手で必死にロッククライミングすると…頂上からは素敵な景色が。パッと見、水深6m以上の場所でサーフが絡みベイトがウジャウジャ。やった!パラダイス見つけた!!しかし、ここでもスズメバチ偵察部隊がボクを監視する。。。足場の高さと悪さからジッとやり過ごし刺されないコトを祈るしかない。。。去った。ハァ。ホント、ハチ怖い。

9:40 足場が高いため、今回初90度以上の広範囲を探れる♪やれることがあるのは楽しい!ただ…風が強くなり高い位置からなのでラインコントロールが難しい。潮もアテ潮になり上手く操作出来ない。

10:00 沖向きに潮が払い出し釣りがしやすくなる状況に好転。さっきまでは狙いにくかった浅場の根付近を通してみるか。今日は基本3寸だった餌木をエギ王JP3.5寸に換える。1・・・2・・・3・・・着底はカウント10。一昨日の雨のせいか今日は全体的に潮が濁っていて表層1mより下は見えにくいが、何度か投げてイメージしたとおり水深は3m前後。大きくロッドを煽ってアピール。足場が高い分、フォールさせるためスラッグを少なめに巻き取り、フリーフォール⇒次の着底直前でカーブフォールになるように調整する。フワッ。ヒュン。

ジィィィ~!

ヒット!!やったじゃーん♪

が、喜びも束の間・・・タモもギャフも無い。。。どうする?とりあえずいつバレても良い様に写メってみる(笑)



何か全然わかんねーwww

父ちゃんに電話してみる。プルル…

父 「ワシらアンカー降ろしてやりよんじゃ!お前の都合ですぐ動けるかいや。」

とのこと。。。

どうしよー。。。抜く?最近PE0.5号に変えたばっかで、ポンド数は大丈夫でも自分の結束強度がまだ把握出来てなくて、怖いから抜けず。腕一本の抱き方じゃなさそうだし、PE0.8号+リーダー2.5号の時なら楽勝で抜けるの分かってるのに。。。

んー。んー。

10:15 崖を下る決意をする。。。決意をする。決意をする。

・・・嫌じゃなぁ。。。

ラインテンションを抜かないまま、また片手でロッククライミング開始。下りの方が怖い。。。あ、イカが岩に当りそう…当たったらバレるな。。。んー…ちょこんと突き出た岩に当たりそうなのを耐えていたら、沖に払い出す潮のおかげで何とか回避☆

…ブーン。って!またスズメバチ偵察隊さんやーん!!今はマジ勘弁して(泣)ってなことをやりながら、、、

10:20 はんどらいでぃーんぐ!



ドラマティックデパーチャーやぁ~!!何かよう分からんけど(笑)

取り込みにカナリ苦労した1杯、500gゲットだぜぃ♪

帰りしに料理人の船長さんが包丁を振って、父ちゃんが釣った真鯛(45㎝)とボクのアオリを捌いてくれました。コッソリとクーラーに忍ばせてた発泡酒を使ってプチ宴会^^



牡蠣殻で指を切ったり、断崖を登ったり、偵察部隊に睨まれるけど逃げ場が無かったりと 怖い目にも遭いましたが、とても良い経験になりました。

また行きたいなー♪


word & photo by SAKU


最新の画像もっと見る

コメントを投稿