2005年11月11日 妊娠発覚。
そう。去年の11月11日に、私のお腹にナナがいることが発覚したのでした。
結婚もして、お互い仕事もして、社会人としてそれとなく社会になじんできたかなぁってときに
妊娠が発覚して、嬉しいよりもまずドキドキがいっぱいだったのを覚えている。
何度も妊娠検査薬の陽性反応を見ていた。
しばらく捨てれずにいた。笑
記念すべき陽性反応を、携帯でパシャリパシャリ。
妊娠してるだろうなぁ・・・なんて、ほぼ90%の自信みたいなのはあったはずなのに
いざ陽性反応を目の当たりにしたら、正直ドキドキしただけだった。
嬉しいっ!って、思うのが普通の感覚なのだとしたら私の場合は一体・・・。
でも、今でもこうして私が母親になっていることを不思議に思う。
でもでも、ナナには私が必要であり私無しには生きていけないという現実がある。
親になる自覚・・・。そんなものはとうていなかったし、今でもまだまだ全然。
子供を持つ事の責任。そんなことも、とうていきれいごとしか頭に無かった。
いざ、お腹にナナがいることが分かってもやっぱりずっと信じられずにいた。
お腹にいるとはいえ、動きもしないしお腹も膨らんでないし自分の何が変わったのか?!って感じで。
でも、確実につわりらしきものだけは立派にあったしそれがあるから自分のお腹にナナがいることを身体で理解していたんだと思う。
初期の初期なんて、毎日が不安でいっぱい。
ちゃんと生きてるだろうか。とか、ちゃんと育ってるだろうか・・・?とかね。。
そうやって過ごしても、平気で朝の電車に乗り遅れそうになって走ってみたり・・・。
意外に平気なもんだから、どうしようもなかった。笑
遅刻はイヤ!って必死で。笑
でも、今まで履いていたヒールの靴を4ヶ月あたりまで履いていたけれどローヒールにチェンジした。
歩くのも、ゆっくり目を心がけた。
気がつくと、いつもお腹に手をあてていた。
そうやって、過ごしていくうちに心なしかお腹の下のほうが膨らみ始めてきた。
そうやって、私はナナを迎え入れる心の準備を確実にしていったんだなぁと思う。
去年の今日、1日経ってから母親に連絡した。
電話で一言。
「私、妊娠したみたい。」
悪い事をしたわけでもないのに、何故かドキドキした。
正直言うと、喜んでくれるだろうか??って気持ちだったから。
「そうなん?よかったね!おめでとう!!」
母親が喜んでくれているのが、声色からも伝わってきた。
何故か身体が震えていたなー、私。
緊張してたんだなー。笑
そんな今、私がPCに向かっているそばにナナがいる。
昼寝から覚めて、機嫌も良い。
1年前には、想像もつかなかった私の赤ちゃん。
今こうして、私にすべてをあずけて生きている。
毎日毎日、たくさんの笑顔をくれて私をしあわせにしてくれる。
かけがえのない大切な大切な私の赤ちゃん。
菜夏。
産まれてきてくれて本当にありがとう。
出会えて本当に良かった。
そう思ったのでした。