It Becomes Happy

幸せになるために。。思うこと。感じること。考えること。

記憶。

2007-02-16 15:50:03 | ひとりごと。

今日はちょっとまじめに。。。

私の母方の祖父母については、何度かこのブログでも触れてきました。
主に祖父が多いかな。

今日は、タイトルどおり「記憶」についてです。

私の母方の祖父母は、実家からも近いところにいてしょっちゅう遊びに行ったり
行事ごとには必ず親戚一同が祖父母の家に集まったりしていました。
祖父母の誕生日だとか、いろいろ。

おじいちゃんおばあちゃんっこだったわけではないのだけれど、祖父母の存在は我が家もそうだけれど親戚一同で大切に思っていて祖父母の存在が親戚を強く結び付けていた気がします。

おばあちゃんは、私が中学1年生の頃に他界しました。
おじいちゃんは私が短大の頃。

二人にはもう写真でしか会えません。

タイトルにした「記憶」ですが。

今日、ナナを連れてベビーカーでいつもの通りに近くのダイエーまで買い物にいきました。
地下が生鮮関係で、1階がレジです。
私は地下で買い物をして、いつもエレベーターで1階にあがります。
今日もいつものように買い物をしてエレベーターを待っていました。
扉がチンとあきました。
入って振り返ると、車椅子に乗ったおばあさんとそれを押しているおじいさんがいます。

「のりますー」だったかなんだか、なんせそんな感じのことをおっしゃいました。

なので、開くボタンを押して二人を待ちました。

おばあさんは結構ちゃきちゃきしてそうな人。
おじいさんは、もう背中も曲がっていて足もまっすぐ立つことは出来ないけれどおばあさんを車椅子に乗せることで、必然的に大変だけど車椅子を押して買い物にきたのでしょう。
おばあさんを乗せた車椅子をエレベーターに乗せるのも大変そう。
ガツンと車輪をぶつけてしまったり・・・。
二人とも私に「すみませんねぇ。ありがとう。」なんて優しくお礼を言ってくれました。

その二人の服装も、色合いも、私の祖父母に似ていたんです。
おじいさんは茶色っぽいジャケットをきていて、めがねをかけて。
おばあさんは赤だとか紫だとかの色が混じったような色のお洋服。

私の祖母は私が物心ついた頃には既に車椅子でした。
若い頃にお仕事を頑張りすぎて、足を悪くした・・・と聞いたことがあります。
祖父は祖母を本当に心から愛していて、いつも大切に思っていて、それが孫の私達にも無条件に伝わってきていました。

どこにいくにも祖父が祖母の車椅子を押していました。

そんな二人の姿がふっとよみがえったんです。
シルエットだとか、おばあちゃんの顔だとか、おじいちゃんの手だとか声だとか・・・。

本当にこの祖父母の存在はいつまでも私には大きくてかけがえの無いもので、大切な思い出ばかりです。

こうやって思い出しては、良く涙が出たりします。
会いたいなぁって思います。

今日も色々と記憶がよみがえってきて、たまたまエレベーターで一緒になった赤の他人の私が彼女達の買い物する姿を何故か気にしつつじぃんと涙ぐんでたりしました。

勝手に。笑

でも、老夫婦を見ると「いいなぁ」って思いませんか??
単純だけど、とっても理想的な将来の姿だったりしませんか??

記憶って、月日と共に薄れてしまうものですよね。
忘れたくないって思うのに、なんだかぼんやりかすんでしまったり。

今日はでも、何だか色鮮やかな二人の姿を思い出しました。

ナナを抱く私の姿を、祖父母にも見せたかったなぁ。って思います。

天国があるのなら、きっとそこから見てくれているでしょうか。
そう願いたいものです。