雲九のもくもく覚書

2005年からだらだら今年も書いてます…

フランス映画2本立

2008年09月15日 | 購入品’(映画券)
今日び珍しい2本立てをやってた…訳ではなく単に2本続けて見たのです。
「ぼくの大切なともだち」パトリス・ルコント監督
「パリ、恋人たちの2日間」ジュリー・デルピー監督
どちらも2時間を切る映画で、1本目が面白かったので調子に乗りました。

2本まとめて見終わった感想は「フランス人ってこわい…」

1本目は自己チューな性格の主人公がヒトの葬式の参列者の少なさをわらったら、
一緒に夕食を共にしていた人たちから「君の葬式には誰もいかない」と言われて
親友がいる!と啖呵をきってしまった後のドタバタストーリー。

…仮にも一緒にごはん食べてる人に面と向かって真顔でそういうこと言う?
いくら相手がヤなヤツでもさぁ…。10人近くもいたのに誰もその場を繕わない。

そしてリストを作って必死で親友探しをする主人公がたどり着いた幼馴染み。
クラス全員から嫌われてた彼はやっぱりここでもすげなくされるのですが、
初対面であるはずの幼馴染みの奥さんが彼の背中に投げつける言葉が「ゲス野郎!」
字幕だけしか読めないですけど、原語もこの訳に相当するキツい言葉なんでしょう。
フランス映画を見ると「この社会で生き抜くストレスはさぞや…」といつも考えます。
みんなが本音で生きてる点ではラクなのかもしれないけど、
受け手としてそれをうまく消化できないでへこたれそう…。

あとD・オートゥイユの顔を見るといつも思うのが「この人の似顔絵なら描けそう」。
なんだか鼻も口も奇跡的なバランスのプロフィールです。

2本目のジュリーも眉を八の字にしてガハハと笑い、
あけすけなパリジェンヌを見事に演じていて面白いけどコワかった…。
実のご両親が映画でも両親役で出演したということですが、
あのキョーレツなパパに何としたことかジュリーは似ていた!
ママは1本目にもママ役で出演してたので本職の女優さん?

ニューヨーカーの彼氏も真剣に困れば困るほど面白い顔になる稀有な人でした。



映画を見に行くと他の用事もすませようとついでに何か買い物をしてしまう。
でも黒のパンツを探しに行って買ったのがTシャツなら用事が済んだことにはならない。



コメント (2)    この記事についてブログを書く
« 「陰日向に咲く」 | トップ | スリムアル木 »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
そういえば (夏衣)
2008-09-29 17:55:01
ちょっと前なにかで読んだんだけど
食事やお酒の席で失言があったら
日本人なら水に流して済ませちゃうけど
フランス人はその後一切つきあいをしてくれないとか。
本当にそんな感じなのね…
返信する
映画の中だけ (cloud9)
2008-09-30 20:12:38
実際のフランス人はそんなに知らないから
なんとも言えないけどさぁ。
家をシェアしてた女の子もすごく頑固なところがあって、
何事もなぁなぁでは済まされない雰囲気はあったかな。
返信する

コメントを投稿

購入品’(映画券)」カテゴリの最新記事